通関士スペシャリストによるこっそり裏講義

2016年11月に発表された中国メディアによると、
中国が高速鉄道の輸出攻勢を強めており、
輸出規模はすでに日本の新幹線を大きく上回っているとのことです。

日本の新幹線は1964年に世界初の超特急として登場して以来、
50年余りにわたって列車の衝突や脱線による死亡事故を一度も出しておらず、
定刻どおりの運行が確保され続けています。

安全性が高く優れた高速鉄道システムとして、日本の新幹線は中国でも知名度は高く、
誰もが知る存在となっています。

しかし、輸出規模という点においては、新幹線は中国の高速鉄道に遠く及びません。
中国の高速列車保有台数は世界最多で、営業距離数は16億キロに及びます。
後発国の強みも生かし、積極的に海外輸出を行っています。

鉄道建設を中心に金融サービスなども関連する巨大プロジェクトとして、投資は欠かせず、
中国は新興国への投資も積極的に行っています。
日本もその点は認識しているものの、国内の不安定な政局や経済環境から、
注力しにくい状況が続いていることが、日本と中国の差を大きくしました。

高速鉄道輸出における日中の差が生じた原因は、
その技術やコストが根本的な原因ではなく、国家レベルの戦略にあります。
輸出という点では日本の新幹線は中国に追いつくのは難しい状況にあるとのことです。

民間の力のみでの世界進出は、厳しいものがあるようです。



神田明

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