通関士講座の講師ブログ

かつお節がEUへ

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

和食に欠かせないかつお節は、EU(ヨーロッパ連合)への輸出が
規制されていますが、静岡県の水産加工会社が、2月15日、
水産庁から全国で初めてEUへの輸出に必要な認定を受けました。

ヨーロッパでは和食が人気で、だしをとるのに欠かせないかつお節の需要が
高まっています。一方で、EUが定める衛生管理の基準が厳しく、
日本産のかつお節は輸出ができない状況が続いていました。
今回は、同社が静岡県などの協力も得ながら、EUの基準に適合するように
工場の改修などを進め、かつお節の工場として全国で初めて
認定を受けたということです。

EU向けのかつお節の製造は前月下旬ごろから始まり、来年度には
輸出に乗り出すということで、同企業の社長は「EUで流通するかつお節に
満足していない人たちは確実にいるので、そうした人たちに
日本産とわかってもらえる、よいかつお節を作りたい」と話しているそうです。

和食が世界的に注目されているとのことですので、かつお節も重用される日も
そう遠くはなさそうですね。