通関士講座の講師ブログ

成田空港の輸出額 10兆円上回る

みなさん、こんにちは。
講師の神田です。

2017年1年間の成田空港での輸出額は、11兆円余りと7年ぶりに
10兆円を上回りました。半導体や液晶パネルの好調が主な要因です。

また、東京税関によると、2017年1年間に成田空港で扱われた航空貨物の
輸出入額は合わせて23兆4,000億円と、前の年に比べて15%増えました。
このうち輸出額は前の年に比べて23.6%増えて11兆1700億円となり、
7年ぶりに10兆円の大台を超えました。

これは、高機能で部品数も多い最新のスマートフォンの需要が
海外で高まっていることを受け、中国向けの半導体の製造装置や
液晶パネルなどが伸びたのに加え、アメリカ向けの自動車部品が
好調だったためです。

また輸入額は12兆2300億円と、8.1%増加して2年ぶりに
前の年を上回りました。中国やタイなどの工場で組み立てられた
スマートフォンの製品の輸入が6年連続で最多でした。

輸出内容を分析すると、その年前後のモノのトレンドがわかりやすいですね。