通関士講座の講師ブログ
リンゴ輸入量が最多で推移

こんにちは。
講師の神田です。

2019年上半期(1~6月)の輸入量は過去5年で最多ペースです。

輸入量は着実に増えている。財務省の貿易統計で上半期の輸入量は
3700トンで、前年1年分の輸入量の99%です。
中でも6月は2100トンと単月で統計開始(1988年)以来最多です。

都内のスーパーマーケットでは、国産の貯蔵物が1個298円(税別)なのに対し、
ニュージーランド産を1個98円(同)で販売するようです。
販売量は前年の1・5倍予定とのこと。
首都圏の高級スーパーは昨年初めてニュージーランド産の小玉果の販売を始めました。
ボトルに3個のリンゴを入れて1本598円(同)です。

リンゴは輸入量の9割をニュージーランド産が占める状況です。
同国産は環太平洋連携協定(TPP)で関税が17%から段階的に下がり、
現状は11・4%になるなど、輸入しやすくなっていることが一因となっています。

今年は例年以上にリンゴを手頃な価格で手にすることができるかも知れませんね。