アドラー心理学で有名な岸見一郎さんの「幸福の哲学」を読みました。
「本当の幸福」とは何かについての本です。
幸福論に関する書籍はたくさんありますが、
ほとんどの書籍の出発点は「今、不幸せである。さて、どうしたら、幸せになれるのか?」
というものです。
しかし、本書はこれと全く異なる出発点から書かれています。
それは、「今、あなたはすでに幸せである」という点です。
確かに、「幸せとは何か?」と大げさに考えるからわからなくなってしまうのかもしれません。
毎日の日常の中にたくさんの幸せがあります。
家族や自分の誕生日が迎えられたこと、病気が回復したこと、
美味しいものを食べたこと、コンサートに行って感動したこと。
これらのひとつひとつの日常の中の些細なことの中に本当の幸せがあるのかもしれません。
これらの些細な幸せを噛みしめることが本当の幸せなのかもしれません。