学生を使って、姿勢に気をつけるグループと何でも記録するグループと
精神状態を変えるグループで比較した結果、最も成績が向上したのは、
姿勢を正そうとしたグループでした。
記録も成績向上に役立ちます。
これは、日頃、無意識に行っている行為を
「やらないようにすること」は強い意志力を必要とするからです。
無意識の行動に「はっ」と気づき、改めるという行動を繰り返せば繰り返すほど
ウィルパワーを鍛えることができます。
意志力強化のためには、背筋を伸ばすエクササイスをしてもいいし、
他のエクササイスをしてもかまいません。
ふだん何気なくしている作業を利き手ではない方の手でやってみる、
また、話し方を変えてみるのも効果的です。
以上を読んでいただくとわかりますが、自制心も精神論ではなく、
きちんとしたロジックの上に成り立っているということがわかります。