CFPとはどんな資格?難易度は?CFPとAFPとFP1級の違いは何?

CFPとはどんな資格?難易度は?CFPとAFPとFP1級の違いは何?

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CFPとはどんな資格?FP1級との違いは何?

CFPとはどんな資格?FP1級との違いは何?

CFPとは、FP1級と並ぶFPの最高ランクの資格となります。「サーティファイド ファイナンシャル プランナー(Certified Financial Planner; 認定ファイナンシャルプランナー)」というのがCFPの正式名称であり、その頭文字をとって「CFP」と呼んでいます。

FP1級との違いは、国際資格であるということです。FP1級は日本の資格ですが、CFPは欧米やオセアニアを中心に世界24カ国・地域(2018年5月現在)でも広く認知されています。

CFPの資格を持っていれば、海外においても金融のプロとして認められ、仕事をすることができす。またグローバル化が進んだ現代では、外国人顧客が来日して、金融に関する相談を望むケースも少なくありません。そうした場合、CFPを所持していれば、外国人顧客からも信頼を得ることができます。

CFPに実務経験は必要か?

CFPには実務経験が求められます。しかし実務経験については、その下のランクであるAFPもしくはFP2級の段階から必要です。FP3級は、FPの資格試験において実務経験が必要ない唯一の資格となります。

具体的には、CFPには通算で3年以上の実務経験が必要となります。しかし、CFPを受けるためにはまず、AFPを取得していなければいけません。AFPを取得するためには2年以上の実務経験が必要です。

まず2年の実務経験を積んでAFPを受け、資格を取得してからさらに実務経験を積み、CFP受験という流れとなります。この中に、AFP、CFPそれぞれの試験に合格するための勉強時間は含まれていません。したがって、実際にはCFP資格取得に至るまでには多くの年月がかかると考えておいた方が良いでしょう。

実務経験のための時間を少しでも短くしたいときは?

勉強時間を除き、実務経験だけで何年もかかるというのは、かなりの長さです。できるだけ資格取得にかかる期間を少なくして、FPとしての仕事を始めたいですよね。そのようなときに活用したいのが、「AFP認定研修」というシステムです。

CFPを受験するための実務経験の3年間、これは変えられません。しかし、AFPの受験資格である実務経験2年間というのは、「AFP認定研修」を受けることで代替できます。これで、かなり道のりは近くなります。ちなみに「AFP認定研修」の目安は3カ月です。

「AFP認定研修」というと、仰々しく聞こえますが、実際にはFPのための通信教育や通学の対象講座を受けることを言います。仕事を休んで研修センターのような場所にこもる、というわけではないのでご安心ください。

「AFP認定研修」は、FPの仕事に欠かせない提案書の作成方法をマスターするなど、きわめて実践的な内容となります。

CFPとAFPとFP1級の違いは?

CFPとAFPとFP1級の違いは?

FPの資格取得を考えるときに、わいてくるのが「AFP・CFPと、FP技能士1~3級との違いって何だろう?」という疑問です。同じFPの資格なのに、これだけいろいろな資格があるのは不思議ですよね。

一番わかりやすい言い方をすると、「FP技能士1~3級」は国家資格であり、「AFP・CFP」は国家資格ではありません。でも、それ以外にも違いがあります。

このような違いは、FPという資格が、複数の運営団体によって構成されている事情と関係しています。複数の団体があり、それぞれの担当する領域が異なるため、見方によってはどのようにもカテゴリわけできてしまうのがややこしいところです。まずは、順番に整理していきましょう。

きんざいと日本FP協会で受験できる資格が異なります。

日本国内におけるFPの指定試験機関は、一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)とNPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)の2つです。先に挙げたFP技能士2~3級とAFPは、きんざいと日本FP協会のどちらで受験しても、取得することができます。CFPは日本FP協会でしか受けることができません。

FP技能士1級は、学科試験はきんざいのみ、実技試験はきんざいと日本FP協会のどちらでも受けることができます。つまり、日本FP協会経由では、FP1級の受験を完結することはできません。

そのため、FP1級を目指すのなら、きんざいで受けるのがスムーズといえます。どうしてもFP協会をからめて受験したいのであれば、まずきんざいで学科をパスしてから、日本FP協会で実務試験を受ける、という流れになります。

国内資格と国際資格

いろいろあるFPの資格で、CFPはFPSB(Financial Planning Standards Board Ltd.)という国際CFP組織により導入されている資格で、日本FP協会が業務提携し、国内受験者の対応をしています。こうしたわけで、CFPを受けるのなら日本FP協会で受けるという事情になっています。

冒頭にも書きましたが、CFPは欧米をはじめさまざまな国で認知されている資格なので、国際的にFPとして活躍したいと考えている方には取得をおすすめします。

FP開業を目指すのなら、CFPもしくはFP1級の取得は必須と言われています。

CFPとAFPとで迷ったら?

FPとして活躍したい。将来は独立も考えている。だからCFP取得を目指したい。でも、いきなりCFPを取得するのは難しいのではないか。AFPからまずは目指してみようか。

FPの資格について、そのように考えた方も多いと思います。しかし、いきなりCFPを取得することは不可能です。システム上、AFPに受かってからでないとCFPを受けられないからです。

システム上の理由がなくても、AFPとCFPでは難易度が大きく異なります。書店に行ってCFPの試験問題を見てみれば分かりますが、AFPのテキストと、CFPのテキストの難易度は雲泥の差です。

AFPも、実務レベルとして認められた資格であり、決して簡単に取れる資格ではありませんが、「AFP認定研修」の制度を活用することで、取得がしやすくなります。最終目標はCFPでも、まずAFPを取得しつつ実務経験を積み、スキルを高めることが重要です。それからCFPにチャレンジすれば、無理なく資格取得を目指せます。

CFPの難易度・合格率や試験内容

CFPの難易度・合格率や試験内容

CFPは、以下6課目をすべてに合格しないと取得することができません。

①金融資産運用設計

②不動産運用設計

③ライフプランニング・リタイアメントプランニング

④リスクと保険

⑤タックスプランニング

⑥相続・事業承継設計

2018年6月に、日本FP協会で行われたCFPの試験の難易度・合格率は、それぞれの課目で35%ほどとなっており、課目単位で見るとそれほどCFPの難易度は高いわけではありません。

課目名 合格率
金融資産運用設計 36.8%
不動産運用設計 37.7%
ライフプランニング・リタイアメントプランニング 38.1%
リスクと保険 36.9%
タックスプランニング 35.9%
相続・事業承継 38.7%

しかし6課目全てに合格した人の割合で言うと、合格者は7.8%(前回試験は8.6%)であり、非常に低い数値となっています。つまり、課目ごとに受かるのはそう難しくないけれど、6課目すべてを一度に合格しようと思うと、狭く高き門になるということです。

課目を分けて受験すれば楽勝!?

課目ごとの合格率を見ていくと、当然の思いが湧いてきます。それなら、1課目ずつ順番に受けていければ、簡単に合格できるのではないか?1課目ずつ受けたほうが、それぞれじっくり勉強できるから受かりやすいだろう!

……たしかにそう思えるかもしれません。しかし、1課目ずつ受けるというやり方は、メリットよりもはるかにデメリットの方が大きいので、おすすめできません。時間的、内容的なデメリットがあります。

時間的なデメリットについてはすぐわかると思いますが、分割して受けると、それぞれの試験日までの期間が空くため、6課目すべて受験し終わるまでの期間が長くなります。よって、資格を取得するまでに時間がかかってしまいます。

内容的なデメリットについては、税制というものは毎年変わるものであり、それに合わせて問題も変更されるので、分けて受験すると、それぞれの回でまた一から勉強しなおさないといけなくなってしまいます。前回の試験では正解だった答えが、次の回では不正解になる。それがFP試験のこわいところです。したがって、大変かもしれませんが、一度に6課目すべて受験するのがベストなやりかたです。

CFPの試験内容

FPの試験では学科試験と実技試験の2種類を受けますが、CFPに関しては1つの試験しかありません。6課目すべてについて、それぞれ2時間かけて受けます。あまりに長くなってしまうので、2日に分けて行います。タイムテーブルは以下の通りです(公式HPより)。

試験時間 試験期間
試験第1日目 9:30~11:30 金融資産運用設計
12:30~14:30 不動産運用設計
15:30~17:30 ライフプランニング・リタイアメントプランニング
試験第2日目 9:30~11:30 リスクと保険
12:30~14:30 タックスプランニング
15:30~17:30 相続・事業承継設計

1日がかりの試験が、2週にわたって行われます。CFPの試験が近づいたら、くれぐれも体調管理には気をつけてください。

気になる合格基準については、非公表です。合格ラインは毎回、試験終了後翌営業日に試験問題と模範解答と共に公式HPで公開されますが、その都度合格ラインが異なります。主催側は、試験を行ってみて、その回の難易度や正答率などを勘案して決めているようです。ただ、いずれにしても50問中30問程度を合格ラインとなることが多いようです。