外貨預金とは?|わかりやすくFP解説

外貨預金とは?
目次

外貨預金とは

外貨預金は、外貨建てで預け入れる預金で、米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、オーストラリアドル、カナダドルなど、様々な通貨の種類があります。国内の銀行・信用金庫、外国銀行の日本支店等で取り扱っており、普通預金と定期預金があります。

外貨預金の特徴とは

  • 海外の高金利を国内で享受することができます。
  • 為替リスクがあり、元本部分について、預入時より払出し時の為替レートが円安になれば為替差益が得られますが、逆に預入時より払出し時の為替レートが円高になれば為替差損が生じ、利息と合算しても円ベースで元本割れする場合があります。
  • 定期預金の預入期間は、1・3・6カ月、1年が主流で、一般的に途中解約はできません。
  • 普通預金は変動金利、定期預金は固定金利です。
  • 金利と為替手数料は、通貨の種類や取り扱い金融機関、預入金額等によって異なります。
  • 預金保険制度の対象ではありません。

外貨預金の税金とは

外貨預金に係る利息は、20%(所得税15%、住民税5%、別途復興特別所得税0.315%)です。これは源泉分離課税です。元金部分の為替差益は、雑所得として総合課税です。

為替予約をした場合、利息と為替差損益を含めて20%(所得税15%、住民税5%、別途復興特別所得税0.315%)です。これは源泉分離課税です。マル優制度の利用は不可です。

外貨預金の税金とは

為替予約とは

為替リスクを回避するため、定期預金の満期時の為替レートを預入時に確定させる方法です。コストがかかるため、その分実質利回りは低下します。

円ベースでの実質利回りの計算の具体例

円ベースでの実質利回りの計算の具体例を下記に示します。このとき、復興特別所得税は考慮しないものとします。

<設定>

預入額:1万米ドル

期間:1年

金利:3%

預入時のTTS:$1=¥111

満期時のTTB:$1=¥119

預入額=1万米ドル×¥111=111万円

満期時の元本=1万米ドル×¥119=119万円

利息=1万米ドル×3%×¥119=3万5,700円

利息に関する税金=3万5,700円×20%=7,140円

手取額=119万円+3万5,700円-7,140円=121万8,560円

実質利回り=(121万8,560円-111万)÷111万円=9.78…%

外貨預金に関するよくある質問

外貨預金の金利について教えてください。

外貨預金に関しましては普通預金は変動金利、定期預金は固定金利です。

外貨預金をする場合、金利の高い国で行うことになると思います。国によって金利の差が違うのはなぜでしょうか。具体的には、なぜ発展途上国の金利は高くて、スイスなどの先進国の金利は低いのでしょうか。

国によって金利に差があるのは、財政状況の違いや、金融政策の違いからです。発展途上国は、外貨を積極的に取り入れ、国内の発展のために役立てたい一方、先進国はその必要性があまりない上、安定していてリスクが低いことから金利は低くなっております。

外貨預金の為替・利子について、総合課税になりますか?利子所得になりますか?また、その課税タイミングについて。

定期預金の場合、外貨→日本円(その時のレート)で振り込まれるかと思いますが、満期時の課税方法について教えてください。

外貨預金の利息は、「利子所得」となります。

受け取った金額の20%が差し引かれた状態で振り込みがなされますので、課税のタイミングとしては、振り込み前となります。

満期時の課税につきましても、上記同様に源泉徴収にて清算されます。具体的には、元本+(年数分の利息-利息×20%)が支払われます。