2019年(平成31年)1月27日(日) 実施 2級FP技能検定内容の講評

試験講評

2019年1月27日(日) 実施 2級FP技能検定内容の講評

2019/01/28

平成31年1月27日(日)に、FP技能検定 2級試験が実施されました。受検されたみなさま、お疲れさまでした。

今回の試験は、基礎的な論点でありながらも、従来とは少し違った角度からの出題があったため、全体的な難易度としては、「標準からやや難」という印象でした。

難問の部類に入る問題も数問あり、試験時間との関係でそのような問題を後回しにするなど、現場での冷静な対応力が求められたと思います。

学科試験について

分野ごと、正解肢にたどり着くために必要となる正誤を判断するポイントをおさえられていたのかが重要であったといえます。

ライフプランニングと資金計画

職業倫理や関連法規の他、社会保険や年金の分野からの出題が目立ちました。難易度が高い問題もあり、問1から解いた方は、気持ちのあせりがあったかもしれません。他の科目から解くという選択もあったのではないでしょうか。

リスク管理

生命保険と損害保険から幅広く出題されましたが、いずれも、保険の一般的な商品性について、正確に、正誤を判断できたのかがポイントであったといえます。やや細かな内容を問う問題もありましたが、得点を積み重ねていきたいところです。

金融資産運用

投資信託、債券、株式をはじめ、基本的な問題が出題されました。最終利回りやシャープレシオの値について、正確に、計算することができたのかがポイントであったといえます。

タックスプランニング

所得税を中心に、法人税、消費税からも複数題という従来の傾向は変わりませんでした。
典型的な論点を正確に把握できていたのかが重要であったといえます。

不動産

不動産登記法、民法、借地借家法、都市計画法、建築基準法、税法など、取り扱う法律は多岐にわたりますが、各論点とも、基礎レベルであったこともあり、得点源にしたいところです。

相続・事業承継

民法についての条文知識の他、タックスプランニング分野と同様、贈与税、相続税について、課税の計算過程を正確に把握できていたのかが重要であったといえます。不動産と同様に得点しやすい問題が多かったのではないでしょうか。

実技試験の分析

まず、出題内容ですが、頻出論点以外からの出題も多少見られましたが、基本的な論点を取りこぼさなければ、合格点を十分に確保できる内容であったかと思います。

そして、本試験の時間制約のもと、解答するためには、やはり、実技試験対策として、資料の読み取り計算を速く、正確に実行する準備ができていたか否かが重要であったといえます。

以下、今回の出題内容(テーマ)について、資料の読み取り問題計算問題を赤字で列挙します。

【第1問】FP総論

関連業法、個人情報保護法

【第2問】金融資産運用

株式外貨定期預金、iDeCo

【第3問】不動産

登記事項証明書建蔽率と容積率、固定資産税、3,000万円の特別控除

【第4問】リスク管理

保険証券、ガン保険、生命保険料控除額普通傷害保険証券

【第5問】タックスプランニング

退職所得事業所得損益通算総所得金額

【第6問】相続・事業承継

法定相続分、相続放棄と相続税、直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税、贈与税の配偶者控除

【第7問】【第8問】ライフプランニングと資金計画

キャッシュフロー表、日本学生支援機構の奨学金、6つの係数

【第9問】総合問題①

土地の価格、財形住宅貯蓄、公募投資信託等、所得税、健康保険料、遺族給付、基本手当の受給

【第10問】総合問題②

バランスシート、配偶者控除等、相続税、小規模宅地等の評価減特例、協会けんぽの被保険者、国民年金の任意加入


最後に

FP試験の学習経験を生かし、みなさまが、益々、ステップアップされることをお祈り申し上げます。