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試験講評

2019年9月8日(日) 実施 2級FP技能検定内容の講評・自己採点

2019/09/08

2019年9月8日(日)に、2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 (FP)試験が実施されました。受検されたみなさま、お疲れさまでした。

※講評ライブ動画はアーカイブでご覧いただけます。

今回の試験は、学科試験が比較的標準的な問題が多かったのに対し、実技試験では計算問題が多く出題されたため全体的な難易度としては、「標準的~やや難」という印象でした。

限られた時間の中で、冷静な判断が求められたと思いますが、合格基準点に達することは、なんとか可能だったのではないでしょうか。

学科試験の分析

前回の試験に比べて、標準的な内容を問う問題が多かったため、従来の過去問をベースに対策を積み重ねてきた方であれば、なんとか合格を狙えたと思います。

ライフプランニングと資金計画

各種年金制度などのリタイアメントプランニングの分野が中心的な出題でしたが、基礎知識の理解だけでなく、問題文で問われている数字・知識について、正確に、正誤を判断できたのかがポイントであったといえます。また、決算書に基づく経営分析指導といった財務会計に関する問題も近年では、ある程度、問われるようになってきました。

リスク管理

生命保険と損害保険からバランスよく出題されましたが、いずれも、保険の一般的な商品性について、正確に、正誤を判断できたのかがポイントであったといえます。また、保険契約の経理処理の問題も、定番の問題として出題されており、例年通りの内容でした。

金融資産運用

いつも通り、幅広く出題されていましたが、前回の試験とは異なり、標準的な問題が多く出題されました。シャープレシオについては、グラフの形で問われる目新しさはありましたが、基礎的な理解ができていれば、対応できたのではないでしょうか。

タックスプランニング

所得税を中心に、法人税、消費税からも複数題、出題されましたが、基本的な論点を問う問題が多く、高得点を狙いところです。

不動産

不動産に関連する法律は多岐にわたりますが、例年通り、過去問を中心に学習する姿勢が重要であったといえます。タックスプランニング同様、比較的、得点しやすかったのではないでしょうか。

相続・事業承継

民法のルールの他、タックスプランニング分野と同様、贈与税、相続税について、基本的事項を正確に把握できていたのかが重要であったといえます。内容としては標準的な問題が多く、取り組みやすかったのではないでしょうか。

実技試験の分析

まず、出題内容ですが、頻出論点からの出題が大半を占めていましたが、今までに比べて計算問題が多く、あせりを感じた方もいたかと思います。

そして、本試験の時間制約のもと、解答するためには、やはり、実技試験対策として、資料の読み取りや計算を速く、正確に実行する準備ができていたか否かが重要であったといえます。学科試験と比べ、従来とは異なり、やや時間がかかる問題が多く、解く順番1問当たりにかける時間について現場判断が必要だったのではないでしょうか。以下、今回の出題内容(テーマ)について、資料の読み取り問題計算問題を赤字で列挙します。

【第1問】FP総論

関連業法、6つのプロセス

【第2問】金融資産運用

NISA等、収益分配後の個別元本、財形貯蓄制度、PER(株価収益率)と配当利回り

【第3問】不動産

不動産取得税、実質利回り(年利)建築面積の最高限度課税長期譲渡所得

【第4問】リスク管理

保険証券生命保険料控除入金給付金の日数損害保険金の額

【第5問】タックスプランニング

退職所得減価償却費損益通算総所得金額

【第6問】相続・事業承継

法定相続分、債務控除、配偶者に対する相続税額の軽減、贈与税額

【第7問】【第8問】ライフプランニングと資金計画

キャッシュフロー表、消費者金融、6つの係数

【第9問】総合問題①

外貨定期預金、住宅ローン控除、所得税の仕組み、収入保障保険の保障額、傷病手当金、雇用保険の基本手当

【第10問】総合問題②

バランスシート相続税の課税価格に算入すべき価額譲渡所得の金額相続税の課税遺産総額老齢基礎年金、公的介護保険制度の介護サービス


最後に

FP試験の学習経験を生かし、みなさまが、益々、ステップアップされることをお祈り申し上げます。