2級FP技能検定内容の講評 【2020年1月26日実施】

試験講評

2020年1月26日(日) 実施 2級FP技能検定内容の講評・自己採点

2020/01/26

2020年1月26日(日)に、2級FP技能検定試験が実施されました。受検されたみなさま、お疲れさまでした。

※講評ライブ動画はアーカイブでご覧いただけます。

今回の試験は、基礎的な問題や過去に出題された類題が出題されていたため、全体的な難易度としては、「標準的~やや難」という印象でしたが、問題の量が増えたと感じた受検生の方も多かったのではないでしょうか。

難問の部類に入る問題も数問ありましたが、「後回し問題」や「捨て問題」にするといった試験対策さえできていれば、過去問を中心に学習していた受検生にとっては、普段どおりに、得点を1点、1点積み上げていけたかと思います。

学科試験の分析

分野ごと、正解肢にたどり着くために必要となる正誤を判断する知識が正確に覚えられていたかが重要であったといえます。

ライフプランニングと資金計画

FPの顧客に対する行為、ライフプランニング、公的介護保険、雇用保険、公的年金、確定拠出年金、住宅ローンの借換え、奨学金および教育ローン、貸借対照表に関する出題がなされました。概ね基礎知識の理解を問う設問群であったのではないでしょうか。

リスク管理

生命保険・個人年金保険の一般的な商品性、生命保険料控除、終身保険の経理処理、地震保険、傷害保険、損害保険(課税関係、保険料の経理処理、事業活動のリスク管理)、第三分野の保険の商品性に関する出題がなされました。
いずれも、知識を正確に、正誤を判断できたかがポイントであったといえます。

金融資産運用

経済指標、投資信託、各種債券の一般的な特徴、株式の信用取引、株式の投資指標、外貨預金の仕組み、ポートフォリオ理論、NISA、金融商品取引に係るセーフティネット、金融商品の取引に係る各種法令に関する出題がなされました。

タックスプランニング

所得税に関する設問(原則的な仕組み・各種所得・損益通算・所得控除・住宅借入金等特別控除・申告)、法人税、消費税、会社・役員間の取引に関する税、法人の決算書に関する出題がなされました。

不動産

不動産の登記、土地の価格に関する知識問題、借地借家法、都市計画法、建築基準法、区分所有法、不動産の取得に係る税金、固定資産税および都市計画税、3000万円特別控除、不動産の投資判断の手法に関する設問が出題されました。
比較的典型論点が多かったのではないでしょうか。

相続・事業承継

贈与税、民法上の相続、遺産分割、相続財産の価額から債務控除の可否と問う設問、個人間贈与、相続税の納税資金対策、民法上の遺言を問う設問が出題されました。
分野によっては、やや踏み込んだ出題がなされた印象で、難しく感じたかたも多かったのではないでしょうか。

実技試験の分析

まず、出題内容ですが、頻出論点からの出題が大半を占めていたため、学科試験対策の準備ができている受検生であれば、合格点を確保しやすい内容であったかと思います。

しかしながら、回答数が多い計算が多いなどの理由で面食らった方も多いと思います。
以下、今回の出題内容(テーマ)について、資料の読み取り問題計算問題を赤字で列挙します。

【第1問】FP総論

FP関連業法、特定商取引法

【第2問】金融資産運用

預金保険制度PBR(株価純資産倍率)・株式配当利回り投資信託債券

【第3問】不動産

課税長期譲渡所得、不動産取引に係る消費税、登記事項証明書建築面積の最高限度

【第4問】リスク管理

保険証券の読み取り生命保険の保障開始日、自賠責保険、火災保険および地震保険

【第5問】タックスプランニング

生命保険料控除の金額所得税における総所得金額、住宅借入金等特別控除、配偶者控除または配偶者特別控除の金額

【第6問】相続・事業承継

相続開始後の手続き、贈与税額の計算住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税路線価方式による相続税評価額の計算式

【第7問】【第8問】ライフプランニングと資金計画

キャッシュフロー表住宅ローン6つの係数

【第9問】総合問題①

外貨定期預金の計算、日本学生支援機構の貸与型奨学金・国の教育ローン、定期保険、つみたてNISAとiDeCo、健康保険料老齢基礎年金の額の計算

【第10問】総合問題②

バランスシート相続税贈与税額公的年金の遺族給付、雇用保険、後期高齢者医療制度


最後に

FP試験の学習経験を生かし、みなさまが、益々、ステップアップされることをお祈り申し上げます。