60過ぎからのFP。生涯学習のいい経験になりました

試験の種類2級
性別男性
年代60代
試験年度2級試験2015年(27年度)5月
エリア宮城県
勉強期間5ヶ月間
商品CD,問題集
受験回数初学者(1回目)
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
私は、教員として学校教育、社会教育に携わって来ました。

私の場合、教職・教育行政職に就いたこともあり、経理や経済に関することを落ち着いて学ぶ余裕も無く仕事に追われ、学校においては、事務職員任せ。
自分の生活の経済面については、家族や友人任せになって退職を迎えてしまいました。

退職して、確定申告や保険等、自分のことすら一人では何もできない自分に気づき愕然としました。
何とかしなければと思っていたところFPの技能検定が国家資格であることを知り、突然、学び直しをしたいという思いが湧いてきました。

私は、社会教育の分野で生涯学習を担当していたこともあり、自分が苦手だからと言って挑戦しないのは、まさにこれまで携わってきた生涯学習の理念に反するのではないかと反省しました。

そして退職した今こそ、自らの意志による学びの実践の機会ととらえることにしました。

友人に聞いたりインターネットで調べ、資料を取り寄せたりしましたが、一番、私の気に入った教材がフォーサイトのものでした。

申し込みをした直後、これまで苦手意識をもち避けてきた、経済や資産設計など本当に自分にできるのか不安になりました。

しかし、驚いたのは教材がすぐに届いたことです。
そして、私の心をとらえたのが、「はじめにお読みください」という添え書きでした。

「すぐに視聴をはじめてください。最初はわからないことだらけですが、やがて・・・・・確信に変わります。」

視聴すると確かにわからないことだらけです。
専門用語の一つ一つの意味が全く分かりません。

これまでの教育の仕事でしたら、その時点で理解できるまで調べようとし、思考停止に陥っていたと思います。

しかし、これは、未経験の学び、分からなくてもとにかくアドバイス通りに一通り進んでみようと気持ちを切り替えました。

自分にとっては、画期的なことで、これが良かったのだと思います。

講義の中でも、折にふれて学び方のアドバイスがあり、全部分かろうとしなくてよい。
解けない問題があってもよい。
捨てる問題を瞬時に判断することなど、私にとっては、とても新鮮な発想で、目的達成のための特化した学びに集中することができました。

非常勤職員として教育関係の仕事を続けていましたが、これも、アドバイスに沿って、
仕事に影響が無い範囲で、傍目を気にせず、細切れの時間を学習にあてることにしました。
通勤のCD、昼休みの単語カードなど、集中して取り組むことにしました。

何度も繰り返すうちに、先生が講義の中で言われた
「ああ、急に、雲が晴れたように、分かってきた」という瞬間がありました。

それからは、未知の学習がとても、楽しくなりました。

60歳を過ぎ、記憶力の衰え、思い込みによる読解力不足など自分の弱点を改めて自覚することになり、これも私にとってはこれからの人生を歩む上でありがたいことでした。

教材も問題集もフォーサイト以外のものは使用しませんでした。

正味4カ月弱の期間でしたが、分からなくても繰り返すことによって、繰り返すたびに新たな発見があり理解の深まりを感じることができたのは、教材の質と構成の良さ、そして安藤先生の指導力によるものと改めて感謝申し上げます。

この期間に、私なりに学ばせていただいことを今後の生涯学習に生かしていきたいと思います。

本当にありがとうございました。
0おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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