キャリアコンサルタントの資格に加えFP資格に挑戦

試験の種類2級
性別男性
年代50代
試験年度2級試験2020年(令和2年度)9月
エリア千葉県
勉強時間500時間
勉強期間6ヶ月間
職業無職
勉強法選択肢,過去問,提案書
商品DVD,テキスト,講義動画,サポート
受験回数初学者(1回目)
試験科目ライフプランニングと資金計画
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
■早期退職し新たな学びの機会を得る

 私は33年勤めたIT企業を2019年に早期退職しました。ちょうど子供も社会人となりこれまでの仕事とは違うことにチャレンジしようと考えました。退職前に自分のキャリアについて遅まきながら考えたこともあり、キャリアコンサルタントの資格取得を目指すことにしました。2019年6月からWebにて基礎理論、9月からは集合にて応用を学び、2020年3月の試験に無事合格することができました。ただ、ちょうどコロナ禍となり資格を活かした仕事に就く状況ではありませんでした。



■FP資格に挑戦

 そんな中、人のキャリアについて考える際に、「お金」のことにも真剣に向き合うことが必要であることに改めて気づきました。自分自身、早期退職時の退職金や年金のこと、健康保険や生命保険のことなど、ちゃんと考えたことがなく、知識もほとんどないことで手続きを含めていろいろと困った場面もありました。もう少し若い時から知識を得ていれば、と思うこともしばしばありました。そこでFP資格について調べ、せっかくなので2級に挑戦することとしました。通信教育の資料をいくつも取り寄せ、サンプルDVDやテキストがわかりやすかったフォーサイトに決めました。価格もリーズナブルに感じました。私はバリューセット2を申し込みました。



■早い段階から学習を開始

 3月中旬には教材が届きました。9月の試験まで充分な時間があります。また無職の身ですから日々の学習時間にも余裕があります。3月中旬からDVDやWebで講義動画を見始めました。入門やFP総論、提案書作成サポートガイドブックまで視聴が完了した段階で提案書作成に着手しました。合格体験記の中で早めに提案書作成に取りかかるべきだった、というお話しがあったためです。ただ、今思うと着手が早すぎました。ガイドブックやWebで検索した情報のみでどこまで作成できるか試したかったのですが、結果的には試行錯誤するかたちになり、1週間近くの時間を費やすことになりました。どうにか完成した後に次の講義動画であるライフプランニングと資金計画を視聴したところ、いろいろと悩んだことが嘘のように腑に落ちたことを思い出します。やはり一通りの講義は見た上で提案書に着手することがおすすめです。



■過去問がやはり重要

 講義は3月末までに視聴を終えることができました。内容は概ね理解できたつもりでしたが記憶すべきことも多くあり、内容の範囲も幅が広く、大丈夫かなと少し不安な思いになりました。特に年金や税金関係、贈与や相続などの特例など、似たような数字(年齢や、金額等)に混乱していました。ここまででは特にノートを作成したり、テキストに書き込みをしたりは実施しませんでした。

 2週間ほど学習をしないまま、4月の中旬から過去問に取りかかりました。まずは学科の過去問です。同様の問題を連続して解くことになりますので、問題の傾向や自分が正しく理解できていないところに気づくことができ、大変役に立ちました。5月の中旬までに学科の過去問を終え、その後は実技の過去問を10日間ほどで終わらせました。実技は計算ミスや解答の記入ミス、例えば単位など、に注意すればなんとかなりそうな感触でした。

 過去問を終えた段階では、再現問題や模擬試験の教材は届いていませんし、5月のFP試験も中止となっていました。過去問を終えた後、しばらくは中だるみの状態でした。



■過去問の振り返りとノート作成

 これまでの学習からはペースダウンしましたが、過去問の間違えた部分を中心に見直しを行いました。該当するテキストとセットで再度理解と記憶に努めました。若い頃と違い、記憶力の低下は否めないところです。繰り返して定着させるしか無いと思い、特に記憶すべき事項のノートを作成し始めました。最初は手書きのメモにしていましたが繰り返し参照するには不便でもあったので、パソコンで作成し、少しずつ追記していくようにしました。印刷した紙やスマホでも参照できるため、ふとした時に確認することができるようになり、効果的でした。過去問やテキストの振り返り、ノートの作成と見直しで7月末までの2か月を費やしました。



■直前対策講座、再現問題、模擬試験で最終確認

 私は直前対策講座も含まれるコースでしたので8月に入ってから着手しました。直前対策講座の問題は過去問とは異なり、やや難易度は高く設定されているのか、勘違いや記憶抜け漏れでいくつも不正解でした。やや焦りつつ再度、テキストやノートなどで確認を繰り返しました。再現問題や模擬試験では時間を測り問題を解きました。学科は時間に余裕がありましたが実技はあまり余裕がなく、解答をゆっくり見直すことは難しいと感じました。このため、過去の試験問題でも時間を測って解く練習を、とも思いましたが結果として面倒になり、実施はしませんでした。

また、過去の資格試験でも同様に、正しいものを選ぶのか、誤っているものを選ぶのか、を取り違える不安がありましたので、自分なりに問題文の最後に記号(○や△など)をつけ、選択肢を選ぶ場合にも同じ記号をつけることでケアレスミスを減らす工夫をしました。



■9月の試験で合格

9/13の試験で無事合格できました。当日は自分の作成したノートのみを持参しました。

 実技試験は予想どおり、ゆっくり見直す時間はありませんでしたので、計算ミスが無いことの検算程度となりました。

 私の場合は学習期間、時間がありすぎて中だるみをしたり、学習上で細かいことが気になってしまったりもしましたので、あまり他の人に参考にならないかもしれませんが、結果としては学科、実技ともに8割以上の得点でした。フォーサイトの教材のみの学習でしたが無事合格でき、安堵しています。資格を今後の生活や仕事に活かしていきたいと思います。

以上
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