証券外務員試験は独学でも合格できる?効率的な勉強方法は?

目次

独学で証券外務員を目指すコツ

証券外務員試験はそこまで難易度の高い試験ではありません。もちろん個人差はありますが、それでも多くの方が独学で挑戦できるレベルの資格といわれています。

特に大学で経済学部だった方、経済学を専攻された方などは、基礎的な知識がありますので、独学でも十分に対応できる試験です。一方特に経済学などを学んだ経験がない方にとっては、かなりしっかり対策を練る必要があります。

しっかりと対策を練る上で知っておきたいのが勉強のコツです。ここでは個人差は考慮せず、独学において誰にでも実行可能なコツに関して紹介していきたいと思います。

試験の難易度はさほど高くない

繰り返しになりますが、証券外務員試験は、そこまで難易度の高い試験ではありません。ほかの資格試験と比較しても難易度は高くなく、必要な勉強時間は50~100時間程度といわれています。

必要な勉強時間に大きな幅があるのは、受験者の経済に関する知識の差や、一種・二種試験の差を考慮しているから。つまりまったく経済的知識がないという方でも、100時間ほど勉強時間を確保できれば、十分に合格を目指すことができる試験ということになります。

100時間の勉強時間と考えると、平日毎日1時間、週末に3時間ずつ勉強時間を確保できれば3ヶ月以内に合格できる試験ということになります。独学でも十分対応可能な試験と考えていいでしょう。

いつ受験するかを決めておく

証券外務員試験は、CBT方式を採用しています。CBT方式とは、すべての試験工程をパソコンでできるタイプの試験。試験日はあらかじめ決まっておらず、受験申し込みの際に、希望の日時・希望の受験会場を受験者が指定し受験することができます。

CBT方式を採用しているということは、自分の都合で受験日を決められるということ。つまり、もっともいいタイミングで受験ができるということになります。また、自分で受験日を決めることができるということは、受験日から逆算して勉強計画を立てることができるということでもあります。

独学で資格取得を目指す場合の問題点の一つとして、勉強計画を立てる難しさが挙げられます。勉強計画を立てるのが難しい理由に、受験日までどのように勉強をすればいいのかを考える必要があるからです。

しかしCBT方式により、自分で受験日を決められるとなると話は違います。自分なりに勉強計画を立て、その結果となる日を受験日に設定すれば、無駄なく勉強の成果を発揮することができるはず。

受験日を決める際のワンポイントアドバイスとしては、自分で想定した日を受験日にする、もしくはそれよりも早い日程で挑戦するのがおすすめということです。勉強計画は立てたものの、予備として数日余裕を持ってから受験と考える方もいるかもしれません。しかし、これは証券外務員試験に関してはマイナスに働く可能性があります。

証券外務員試験はそこまで難易度の高い試験ではありません。予定より早く勉強が終わった場合、勉強してから受験まで日数が開いてしまう可能性があります。

また、この後解説しますが、証券外務員試験は短期間に勉強し、一気に取得するのがおすすめ。そう考えると、余分な日程を考えず、むしろ前倒しで受験するくらいの気持ちで受験するのがいいでしょう。だらだらと勉強期間を引き延ばすのは、かえって集中力が落ちる原因にもなりかねませんので注意しましょう。

短期間で一気に学ぶ

証券外務員試験の特徴として、各種法令や規則、金融商品取引に関する手続きなど、とにかく暗記する項目が多いということが挙げられます。こうした暗記項目の多い勉強は短期間の勉強期間で一気に学ぶのがおすすめです。

人間の脳は、一度学んだことを、脳内に一次記憶として保管します、この一次記憶は脳内に保管されている期間が短く、長期記憶に移行しない限り、脳内に定着することはありません。

そこでおすすめしたいのが短期集中の勉強方法です。証券外務員試験で覚えるべき項目は、基本的に関連付けて覚えることができます。つまり新しい知識を暗記する際、以前に記憶した知識を経由して覚えることになります。

脳内に一次記憶として残っている知識は、その知識を利用・活用することで長期記憶へと移行されることになります。短期間にどんどん新しい知識を入れる、その新しい知識を脳内に入れる際、その前に記憶した知識を刺激することで、以前記憶した知識が長期記憶に定着していきます。

こういった勉強方法は、期間をあけて続けようとすると、以前記憶し一次記憶にしか残っていなかった知識がすでに脳内から消えており、改めて復習し覚えなおすという形になってしまいます。

いたずらに時間をかけて勉強をするより、勉強をすると決めたら一気に進めるのが得策。短期間で一気に勉強をするつもりで試験対策に挑みましょう。

二種外務員試験を目指すなら

ここからは一種試験・二種試験それぞれの勉強方法、受験対策について考えてみましょう。まずは二種試験です。二種試験は、現物取引の金融商品を取り扱える資格。デリバティブ取引などは担当できませんが、金融機関によっては十分に活用できる資格です。

二級試験の特徴は、デリバティブ取引に関する出題がないこと、そして出題される問題の多くは、金融商品取引の基本的な問題となっています。一種試験よりも試験範囲がやや狭いため、独学でも2ヶ月程度の勉強期間でも十分合格が目指せるでしょう。

これらの特徴をもとに、二種試験を独学で目指す際に注意すべきポイントを紹介しましょう。

インプットとアウトプットの繰り返し

特に暗記科目の勉強で効果的な方法が、インプットとアウトプットの繰り返しです。インプットとは新たな知識を記憶すること、アウトプットは脳内にある知識を使うこととなります。

人間の脳の記憶は、一度覚えただけではなかなか定着しません。これを一次記憶といい、一次記憶のまま放置すると、比較的短い期間で記憶は薄まり、身に付くことはありません。

一次記憶を長期記憶として定着させるには、一次記憶にある知識を使用することが重要になります。自分の脳にある知識を使うこと、つまりアウトプットです。

例えば足し算や引き算。これは多くの方が問題なくできる計算方法です。この足し算や引き算といった計算方法のルールは、脳内に長期記憶として定着しているため、多くの方がいつでも問題なく使用できるわけです。

ここで小学校の時に足し算や引き算でどのような勉強をしたか思い出してみましょう。多くの方が計算ドリルなど、多くの計算問題を解いてきた記憶があるかと思います。つまり足し算や引き算の計算方法を授業で習い(インプット)、習った計算方法を計算問題で使用する(アウトプット)ことを繰り返したために、多くの方の長期記憶に計算方法が残っているということになります。

インプットとアウトプットを繰り返すのは、勉強方法において基礎中の基礎です。まずはこの勉強方法を意識し、テキストで得た知識は繰り返し演習問題などでアウトプットし、記憶に定着させるようにしましょう。

問題集でしっかり対策

証券外務員試験では、過去に全く同じ問題が出題されたことがあるなど、問題集対策が非常に有効な試験といわれています。この特徴を活かさない手はありません。

アウトプットの方法はいろいろと考えられます。単純に一度覚えたことを音読するだけでもアウトプットになりますし、文字にして自分で書き出すのもひとつの方法です。さらに、誰かに理論的に説明するのも有効なアウトプット方法と言われています。

そんなアウトプット方法の中で、独学で勉強している場合に有効な方法が演習問題に挑戦することです。覚えた知識を問われるような問題に挑戦することで、効率的にアウトプットが可能となります。

これらのことを考えると、証券外務員試験対策におけるアウトプットには、問題集対策が非常に有効であると考えることができます。証券外務員試験は〇×方式の問題と、五肢選択方式の問題のみが出題されますので、演習問題としても手軽に挑戦できるのもおすすめポイントとなります。

また、問題集でアウトプットを行うことはもうひとつのメリットにもつながります。最初に解説した通り、証券外務員試験は問題集が繰り返し出題されるなど、問題集対策が非常に有効な試験と言われています。

問題集対策を行うことで、証券外務員試験の出題傾向が見えてくるというメリットが考えられます。出題傾向が見えてくれば、よりどの部分に力を入れて勉強すべきか分かるようになります。これが分かると、より効率的な勉強ができることになりますので、この点でも問題集対策はおすすめとなります。

一種外務員試験を目指すなら

続いて一種試験に独学で挑戦する際の対策方法です。一種試験では二種試験の試験範囲に加え、デリバティブ取引に関する問題も出題されます。さらに出題される問題数が多く、出題される問題のレベルもやや高くなります。

二種試験に出題されるのが、金融商品取り扱いの基礎的な知識とすれば、より実務的な問題が出題されるのが一種試験。その分より深く勉強を進めることがポイントとなります。

一種試験に独学で挑戦するのであれば、目安となる勉強期間は3ヶ月。3ヶ月かけて勉強するというよりは、3ヶ月以内の取得を目指すつもりで進めるのがおすすめの勉強計画の立て方となります。

聞きなれない分野の用語や法令を中心に学ぶ

どの分野でも同じですが、より深く学ぼうとすると問題となってくるのが、各分野における専門知識や専門用語です。金融商品の取り扱いに関しても、専門知識を必要とする部分や、専門用語がたくさん登場しますので、これらの言葉をしっかりと理解していくことが、特に一種試験では重要になります。

聞きなれない専門用語などについて、一つ一つ細かく学ぶのも、将来的には必要となりますが、取り急ぎ一種試験に合格するという目標を達成するためには、より出題されやすい分野、項目、専門用語などをピックアップし、重点的に学んでいくのが得策でしょう。

基本はインプットとアウトプット

二種試験対策と比較しても、より多くの専門用語や専門知識を学ぶ必要がある一種試験対策。それでも基本的な勉強方法は二種試験対策と同じで、やはりインプットとアウトプットをバランスよく取り入れた勉強方法がおすすめとなります。

一種試験は二種試験と比較しても出題範囲が広く、また出題される問題もより難易度が高くなります。そのためより重要になるのが、基礎的な部分の知識を確実に頭に入れておくことです。

難易度が高い問題といっても、ベースとなる法令や規則は変わりません。こういった基礎的な部分を、より正確に理論的に把握していれば、少々難易度の高い応用問題が出題されても対応できるはずです。

そう考えると二種試験対策と同様、インプットとアウトプットをバランスよく取り入れ、より確実に基礎的な知識を身に付けることをイメージするといいでしょう。

また、聞いたことがないような専門用語も、しっかりと記憶するにはやはりインプットとアウトプットを繰り返し、長期記憶に定着させる必要があります。一種試験対策でも勉強方法の基本はこの方法ですので、焦らずしっかりと頭に入れていきましょう。

同じ問題を何度も繰り返そう

アウトプットの演習問題は、やはり問題集が最適です。とはいえある程度勉強すると問題集も一通り終わらせてしまうことにもなります。

しかし、問題集は同じ問題を繰り返し解くことがより効果的といわれております。それこそ問題を読んでいる途中で答えが想像できるレベルになるまで同じ問題を解いていきましょう。

証券外務員試験の問題は、〇×方式か、五肢選択方式かいずれかの出題になります。同じ問題を解いていると、最初は〇か×かのみ頭に入るようになりますが、そのうち「~~だから〇」、「……だから×」というように、その正解にたどり着くための理論も自然と記憶されていきます。ここまでくれば、同じような問題が本番で出題されてもまず間違えません。

しっかりと同じ問題を絶対に間違わないようになるまで解く練習を続けることをおすすめします。

効率的に学ぶポイント

証券外務員試験の対策を行うには、基本的に短期間で一気に勉強を終わらせるのがおすすめ。短期間で勉強をするには、やはり効率的に学んでいく必要があります。

短期間で一気に学ぶとなると、一気にインプットをしてしまうというイメージがあるかもしれませんが、それではかえって効率が悪いという点は、ここまでで紹介してきたとおりです。より効率的に知識を身に付けるには、インプットとアウトプットを繰り返すのが効果的です。

さらに効率的に勉強をするには、勉強方法だけではなく、その他の環境などにも気を払う必要があります。テレビを見ながら勉強する1時間と、脇目もふらず勉強をする1時間では、勉強効率が違います。

勉強には適した環境や、適した時間帯があるものです。ここでは効率的に勉強できる環境などについて紹介していきましょう。

集中できる環境で勉強

独学で勉強をするという方にとって重要になるのが「集中できる環境」を用意できるかどうかです。独学での勉強というと、自宅での勉強が思い浮かびますが、それが本当に集中できる環境かどうかを考えておく必要があります。

例えば学生の方で、家族と一緒に実家に住んでいるという場合。両親に用事を頼まれたり、隣の部屋の兄弟がゲームをしたりテレビを見て騒ぐなどの可能性は十分に考えられます。

実家暮らしではなくても自分の部屋に問題があるケースも多々あります。自分の部屋には自分の好きなものがたくさん並んでいるかと思います。パソコン、テレビ、ゲーム、楽器、本など、趣味のものや娯楽で利用するものが多々あるかと思います。

こうした物が勉強の邪魔になる可能性は十分にあります。集中して勉強をしようとしても、日本代表のサッカーの試合が始まる、好きなYouTuberが新たな動画をアップする、読みかけの小説を見つけるなど、気になるものを見つけてしまうとなかなか集中できません。

そこで、自宅以外で集中して勉強できる場所をいくつかご紹介しましょう。ひとつは図書館の自習室です。図書館の自習室は基本的に勉強をするか、読書をするためのスペースであり、非常に静かな環境です。もちろん手の届く範囲に趣味のものもありませんし、集中して勉強するには最適の場所です。

静かすぎると反対に集中できないという方も多いかと思いますので、もうひとつおすすめするのであれば、カフェやファミレスがおすすめです。カフェやファミレスはある程度の騒音はありますが、自分に直接話しかけてくるような騒音はありません。

カフェやファミレスを利用する際は、実際に勉強などで長時間利用できるかどうかをチェック。店によっては、勉強目的の入店を断っているケースもあります。もうひとつは必ず1品は注文し、極端に長時間滞在しないことです。

いくら勉強を認めているカフェでも、一日中コーヒー1杯で席を占領されては経営が成り立ちません。ほどほどに節度を持って利用しましょう。

時間に合わせて効果的に勉強する

勉強にはインプット、アウトプットがありますが、それぞれに適した時間帯があると言われています。

人間の脳は起きてから1日の行動の中で多くの情報をインプットします。つまり夜寝る前の段階では、新しく蓄積した知識が脳内に詰め込まれている状態です。この詰め込まれた知識を、脳は人間が寝ている間に整理整頓し、翌朝起きた時には新たな知識を受け入れるように準備するわけです。

つまり寝ている間に古くなった一次記憶を消され、寝る直前など、新しく身に付けた知識が翌朝まで残るということ。この脳の仕組みを理解しておくと、いつどんな勉強をすべきかが理解しやすくなるでしょう。

脳内に新たな知識をインプットするのは、寝る直前がベスト。同じ一次記憶でも、新しい記憶ほど消去されるのは後回しになります。朝起き抜けに得た知識などは、その夜寝ている間に消去されてしまう可能性が高く、長期記憶になりにくいということになります。

そして朝起きて行うべきなのがアウトプット。前夜記憶した知識を使ってアウトプットを行うことで、前夜新たに得た知識を長期記憶に移行しやすくします。

証券外務員資格など、資格取得を目指すには、朝勉強するのがいいのか、夜勉強するのがいいのかという話題がありますが、正解は両方勉強すること。1日の勉強時間が2時間であれば、夜1時間勉強し、朝普段より1時間早く起きて、出かける前に1時間の勉強をするというのがおすすめ。

この際、夜の勉強時間は参考書やテキストを使って新たな知識を覚える時間に、朝の勉強時間は問題集など演習問題に挑戦する時間にすることがおすすめの勉強方法ということになります。

フォーサイトを利用して短期合格を目指そう

証券外務員試験は、ほかの資格試験と比較しても、さほど高難易度の試験ではありません。特に大学などで経済学を専攻していた方などは、その時学んだ知識をベースにすれば、独学でも十分に目指すことができる資格です。

もちろん経済学というベースの知識がなくても、効率的に勉強することができれば、独学での合格は難しいことではないでしょう。

ただし独学で目指す場合には、当然ながらデメリットもあります。まずは常に一人で勉強をするため、モチベーションの維持が難しいという点。特に理解しにくい問題などに当たった時は、自分一人の力で解決する必要があり、解決に時間がかかると徐々にモチベーションは下がっていきます。

もうひとつ言えるのは、完全に独学で目指すとなると、どうしても時間がかかるという点です。ひとつひとつ自分で調べて、自分で学んで、自分で理解するということの繰り返しになりますので、この点は避けようがありません。

こういったデメリットを考えると、同じ独学でも、通信講座を受講しながらの独学がおすすめとなります。通信講座を受講していれば、勉強計画を立てる必要がありませんし、テストを自分で探して見極める必要もなくなります。

通信講座の中ではフォーサイトがおすすめ。フォーサイトには見やすく頭の中にインプットしやすい講義動画やオリジナルテキストがあり、さらに演習問題や問題集解説なども充実しています。

特におすすめなのが忙しい朝の時間でも手軽に利用できるeラーニング教材です。eラーニング教材は、スマホなどを使いどこでも勉強できる教材。フォーサイトのeラーニング教材には演習問題も搭載されているため、朝の支度をしながらなどでも手軽にアウトプットが可能です。

フォーサイトの教材はいろいろな勉強方法に対応しているため、特に勉強時間の確保が難しい社会人の方、就活中で忙しい学生の方におすすめとなります。

まとめ

証券外務員試験は、そこまで難しい試験ではありません。しかも正答率70%で合格という絶対評価の試験となりますので、ほかのライバルたちのレベルに関係なく、自分自身の対策がしっかりできていれば合格できる試験となります。

その対策は、独学でも十分対応可能なレベル。特に経済学などの下地がある方であれば、短期間でも対策可能な試験と言われています。

しかし完全に独学で挑戦するにはデメリットも多く、より短期間で、より確実に合格を目指すのであれば、通信講座を利用するのがおすすめ。数多い通信講座の中では、いろいろな勉強方法に対応可能なフォーサイトがおすすめです。

受験者のライフスタイルに合わせて勉強できるフォーサイトの講座で、短期間での合格を目指しましょう。