行政書士試験合格に模試・模擬試験は必要?その活用法を解説

行政書士試験合格に模試・模擬試験は必要?その活用法を解説
目次

行政書士試験の模試とは?

行政書士試験は年に1度しか実施されません。もしその試験で不合格となると、次の挑戦は1年後ということになります。特に仕事をしている社会人の方や、家事に追われている専業主婦(主夫)の方にとって、もう1年勉強と仕事、家事を両立する生活が続くことは、肉体的にも精神的にも厳しいところでしょう。

そんな行政書士試験に短期間で合格するためにも利用したいのが模試です。模試を受けることで、本番の試験に合格する可能性は間違いなく上がります。まずは行政書士試験の模試の基本について解説していきましょう。

模試の一般的な費用は?

行政書士試験の模試を受けることができるのは、資格取得の予備校や、資格取得の講座を解説している通信講座です。日本全国には多くの資格取得の講座を開設している予備校があり、こうした予備校では各資格試験の模試を実施しています。

同様に自宅にいながら試験対策勉強ができる通信講座でも、模試を実施しているところがほとんどです。

模試の費用は予備校や通信講座により様々ですが、3,000~5,000円程度の受験料が一般的です。

模試の内容は本番の行政書士試験に倣ったものがほとんどで、受験科目や試験時間は本番通りとなっています。出題される問題は各予備校や通信講座ごとに異なりますが、どの模試もその年の行政書士試験に出題されるであろう問題を予測して出題されています。

受験タイプは2種類

行政書士試験の受験は主に2つのタイプに分けられます。会場を設定し、その会場で行う会場試験と、自宅に問題用紙が送付され、自宅で受験する自宅試験です。

本番の対策、予行練習という意味では会場試験を受けるのがベストでしょう。自宅からの移動時間や、周囲にライバルがいる中で受験をする雰囲気、昼食の摂り方なども本番を想定して受験することが可能です。

とはいえ、模試の会場が全国どこの地域にもあるというわけではありません。資格取得の予備校の多くは都市部に集中しており、地方部などでは受験しに行ける範囲に模試会場がないということも少なくありません。

行政書士試験の模試に関しては、自宅試験でも十分に効果はありますので、無理して会場試験を受けるくらいあれば、自宅で受験することをおすすめします。

模試を受けるメリット

上でも紹介しましたが、模試を受験するには少なからず費用が必要です。また、模試を受けるということは、その日の予定を潰すことになります。社会人の方や専業主婦(主夫)の方にとって、休日の自由に使える時間は非常に貴重なもの。しかも行政書士試験を目指している方であれば、さらに時間は貴重なものです。

そんな大事な時間と費用をかけてまで模試を受験することにメリットはあるのでしょうか?まずは模試を受けることで得られるメリットについて考えていきたいと思います。

本番前に試験に慣れることができる

行政書士試験の模試の中でも、会場試験を受けられるという状況の方にとって大きなメリットが、本番同様の経験ができるということ。行政書士試験は決められた会場で受験するため、普段とは違う環境で、周囲にライバルがいる状況で試験を受けられる経験は大いにメリットとなります。

緊張感の中で実力を発揮するのが苦手な方や、一度試験の雰囲気を味わいたいという方は、模試を経験しておくことが、本番の時に活かせる可能性もあります。

本番のシミュレーションができる

会場試験でも自宅試験でもできるのが、本番当日のシミュレーションです。行政書士試験は例年、午後0時20分までに会場の教室に入り、0時30分から試験の説明、13時から試験開始というタイムスケジュールになります。試験時間は3時間。この間休憩時間はなく、一気にすべての問題を解く形になります。

そのため重要になるのが昼食のタイミングや量、さらに水分補給などになります。試験中は原則離席できませんので、トイレに行かずに3時間の試験を受けることになります。昼食を摂りすぎたり、水分補給が多すぎると、試験にも差し障りが出てしまう可能性があります。

こうしたミスがないように、模試当日は本番を想定し、何時ごろにどのくらいの食事をするのかをチェック。さらに3時間という長丁場の試験で、どの程度集中力が持続するのか、体力を消耗するのかなどを経験しておくには最適の機会となります。

試験問題に挑む中でのポイントとしては、試験時間の中で自身の集中力が高まるタイミングを知ることができるのもポイント。このタイミングで難問に挑戦するようにしておくことで、本番の試験での正答率も高まるでしょう。

自身の実力を把握できる

模試を受験する大きなメリットは、自身の現在位置を把握できるということです。模試を受けている方は、同じ年の行政書士試験に挑む方がほとんどです。こういった方々の中で、自分の現状の実力はどの程度なのか、何番目なのかを知っておくのは非常に重要です。

模試の時点で合格ラインに到達していなくても悲観することはありません。模試は模試であり本番ではありませんので、結果自体にこだわる必要はありません。

しかし結果を冷静に分析し、そこからどのような勉強をしていけば合格ラインに近づけるかを把握するのが重要です。

自分の実力を知り、今後の学習計画に役立てる。これが模試を受験する大きなメリットとなります。

自身の弱点を見つけることができる

上の項目に紐づく内容となりますが、自身の現在の学力を知るのと同時に、自分の苦手分野を見つけることができるのも模試の大きなメリットです。憲法の問題は良いが、行政法の部分が弱い、法令科目は順調だが、一般知識科目でケアレスミスがあるなど、自分の弱点を確認できるのが模試のメリットといえます。

自分の学力を知るのと同時に弱点を知ることで、模試以降の勉強計画を立て直し、苦手分野を克服するきっかけをつかみましょう。

また、苦手分野は科目に限りません。例えば記述式の問題に弱いですとか、多肢選択式の問題で苦戦しているなど、解答方法による得手不得手や、そもそも解答を間違えてしまった原因などを知ることで、より具体的な対策を練ることができるようになります。

単純に結果や特典だけに捕らわれるだけではなく、自身の傾向などを分析するようにすると、模試を受験した効果は大きくなるでしょう。

模試を有効に活用するには?

自分の学力や弱点を知ることができ、また本番に近い経験を積むことができる模試。これだけでもメリットは小さくありませんが、このメリットをより大きくするためにも、有効な活用方法を知っておきましょう。

模試を受けるタイミングや、模試を受ける際の準備などに関して、有効活用するために必要なことをまとめておきましょう。

インプットが完了してから受けよう

模試に挑戦する場合は、まずインプットが完了してから受験するようにしましょう。多くの予備校や通信講座でも、一通りインプットが終わった以降のタイミングで模試を実施しています。

模試を受験する大きなメリットは、自身の実力をチェックできることです。そのためにもまずはインプットの学習を終えてから受けるようにしてください。

インプットが完了していない時点で模試を受けてしまうと、「何が分からないのか分からない」という問題に当たってしまうかもしれません。こうなってしまうと、模試を受けて得られる「自分の弱点」がどこにあるのかも分かりにくくなってしまいます。

まずは一通りインプットを終えた状態で模試に挑みましょう。インプットが完了しているからこそ自身の弱点がハッキリ分かるようになりますので、まずは試験範囲の勉強を一通り終わらせてから模試を受けましょう。

本番を想定して受けよう

特に自宅試験で模試を受ける方は、本番を想定した模試を意識しておくといいでしょう。本番の試験が行われる13~16時に受験するのはもちろん、試験中は音楽などを聞かない、離席しないなど、本番同様の条件で受験しましょう。

可能であれば起床時間から考えておくのがおすすめ。自身が住む地域で、行政書士試験が行われる会場を想定し、何時に起きて何時に家を出ればいいのかをチェック。その時間に起床し、家を出るべき時間までに身支度を整えるようにします。

可能であれば会場までの移動時間の間は家の近所を散歩するなどしてから受験をすると、より本番に近い状態で受験が可能になります。

自身の実力を正確に知るには、本番に近い状況で受験するのが重要です。そのうえで自身の学力や苦手なポイントを把握するようにしましょう。

模試の活用方法

一通りの勉強を終え、本番を想定して模試を受験した場合、模試の結果から何を得て、どのように活用するのがベストかを考えておきましょう。

せっかく時間と費用を使って受験する模試です。その結果を最大限活用できるようにしておきましょう。

本番までの学習計画に生かす

模試を受ける最大の目的は、自分の現状の学力を知り、さらに苦手分野を知ることです。苦手な分野に関しては、なんとなく把握できるかもしれませんが、他者との学力差というのは独学で勉強していたり、予備校に通っているだけでは測ることができない部分です。この部分に関しては、模試を受けることで初めて分かる部分です。

これら知り得た情報を基に、模試後から本番までの学習計画をしっかりと立て直すことが重要です。行政書士試験には各科目ごとに合格基準点が設定されていますので、一部でも苦手分野があると、全体の得点が合格点をクリアしていても合格することはできません。

弱点をしっかりと補強しつつ、全受験科目において均等に得点できるように準備するのがポイント。それができるような学習計画を立て、本番を目指しましょう。

結果に一喜一憂しない

模試を受けると当たり前ですが結果が出ます。模試とは言え試験結果ですから、その結果自体に一喜一憂してしまう部分はあるかと思います。しかし模試に関しては結果に一喜一憂する必要はまったくありません。

模試でいくらいい点を取っても本番で合格できるとは限りませんし、模試の結果が芳しくなくても本番で結果を出せる人はいます。

模試で知ることができるのは、あくまでも現時点での実力であり、現時点での弱点です。模試は本番ではありませんので、自身の課題をしっかりと把握することを中心に考え、たとえ模試の結果が悪くても落ち込む必要はありません。

自分が行政書士試験に合格するために必要なことが判明し、合格までの道のりをハッキリ見えるようにするのが模試の大きな役割です。

会場受験にこだわる必要なし

本番のシミュレーションをするという点では確かに会場試験に分がありますが、自身の実力や弱点を把握するためと考えれば、自宅試験でも十分に課題は洗い出せます。会場試験にこだわることはありませんので、自宅受験でも積極的に受験するのがおすすめです。

会場試験で本番のシミュレーションをしないと不安という方もいるかとは思います。しかし本番の試験会場で、雰囲気に飲まれて実力を出し切れないという方は、そもそも勉強が足りていないともいえます。

自身がしっかりと自分の学力を把握し、行政書士試験に合格できるだけの勉強ができていれば、会場の雰囲気に飲まれてしまうことはありません。本番の雰囲気を体験するのも確かに必要かもしれませんが、それ以上に必要なのは十分な勉強で、しっかりと実力をつけること。

会場試験にこだわらず、自宅試験で模試を受け、自身の弱点や課題を知りそれを克服するように努力するのがおすすめです。

出題傾向に注目

模試を受験した後は、その試験問題にも注目しましょう。模試の試験問題は、その予備校や通信講座の講師陣が、その年の行政書士試験で出題されそうな部分を予想して出題しています。

行政書士試験は法令問題が中心であり、かかわる法令は法改正を繰り返していることがあります。法改正によりそれまでと変わった部分は、本番の試験でも出題されやすく、模試でも出題されやすくなります。

模試の問題を改めて確認し、どんな分野を勉強すべきかを確認しておくと、本番の結果に直結する可能性もありますので、大いに活用しましょう。

フォーサイトの模擬試験

行政書士試験を目指すのであれば、おすすめなのが通信講座のフォーサイトです。フォーサイトの行政書士試験講座の受講生は、合格率が高いことで知られています。

そんなフォーサイトでも模試を実施しており、この模試も本番へ向けての対策としては大きなポイントとなっています。

そこでフォーサイトの行政書士試験模試に関して簡単に紹介しておきましょう。

すべてのバリューセットに2回分の模試受験料が含まれる

フォーサイトでは行政書士講座を受講するにあたり、いろいろなコースがあります。特にお得な3つのバリューセットがあり、この3つのセットすべてに模試2回分の受験料が含まれていますので、どのバリューセットで受講しても模試を受験することが可能です。

コース 模試受験料 料金
基礎講座 ナシ 51,800円
過去問講座 2回分 51,800円
直前対策講座(記述問題対策編) ナシ 10,800円
直前対策講座(一般知識対策編) ナシ 10,800円
直前対策講座(択一対策編) ナシ 10,800円
直前対策講座(3編同時申し込み) ナシ 27,800円
ペースメーカー答練講座 ナシ 21,800円
バリューセット1(基礎講座+過去問講座) 2回分 54,800円
バリューセット2(基礎講座+過去問講座+直前対策講座) 2回分 76,800円
バリューセット3(基礎講座+過去問講座+直前対策講座+答練) 2回分 98,800円~
※価格はすべて税込。2021年5月現在。

フォーサイトは受講生の希望に合わせた多彩な講座、コースがありますが、行政書士試験に初めて挑戦する方を中心におすすめなのがバリューセット。そしてこのバリューセットには模試の受験料が含まれているということになります。

基礎レベルと本試験レベルを用意

フォーサイトでは2種類の模試を用意しています。ひとつは基礎レベル模試。本番よりもやや易しい問題が出題されますので、初めての模試など腕試しに最適なレベルの問題が中心になります。

もうひとつが本試験レベル模試。こちらはその名の通り、本試験に出題されてもおかしくないレベルの難問が出題される模試です。

例年行政書士試験の合格ラインは、6割に設定されています。合格ラインを確実に突破するには、基礎レベルで8割、本試験レベルで7割の得点が獲れるようにしましょう。

試験後にライブ講義を開催

フォーサイトは通信講座ですので、当然模試は自宅試験となります。それでも緊張感を感じたいという方には「ライブ講座」がおすすめです。

毎年日程を決め、本試験レベル模試を、全国の受講生で一斉に受験するライブ講座を開催。試験中はライブ配信画面に経過時間が表示され、試験時間終了後には、そのまま本試験レベル模試の答え合わせや解説が行われます。

もちろん自宅で1人で受験する形になりますが、同じ画面を見ている受講生が日本中にいると思えば緊張感も高まります。また、試験直後は一番頭に知識が入りやすいタイミング。このタイミングで講師の解説が聞けるのは大きなメリットといえるでしょう。

まとめ

行政書士試験は、ほかの士業の国家試験と比較すると、易しい部類に入る試験と言われています。とはいえ国家資格ですから、簡単な試験ではありません。しっかりと勉強し、対策をすることで、独学でも合格を目指せるレベルの試験になります。

そんな行政書士試験に挑戦するのであれば、事前に模試を受験するのがおすすめです。模試を受けることで、自身の学力や弱点を知り、模試受験後の学習計画に役立てることができます。

模試を受験する場合、会場で受けるケースと、自宅で受験するケースが考えられますが、双方に大きな違いはありません。もちろん会場で受けることで、行政書士試験本番に近い緊張感などは味わえます。しかし模試を受験する最大の目的は、自身の学力や弱点を把握することにあります。そう考えると、自宅での受験でも十分に効果は望めます。会場に行けなくても自宅で受けられる模試に挑戦するのがおすすめとなります。

模試を受験する場合、一通りインプットが完了したタイミングと、本番直前の2回程度受験するのがおすすめ。フォーサイトの通信講座であれば、お得なセットに模試2回分の受験料が含まれていますのでおすすめです。