行政書士の勉強内容を時間ごとに、科目ごとに振り返ります

性別男性
年代40代
試験年度2015年(27年度)
エリア千葉県
勉強時間900時間
勉強期間1年間
職業正社員(サラリーマン)
勉強法記述式,過去問,模試
商品DVD,テキスト,費用
受験回数4回目
試験科目憲法,民法,行政法,商法,基礎法学,一般知識,会社法
学習スタイル通信講座
私は会社員で、法務部門に所属していたため、法律的な見識を高めようと、行政書士試験合格を目指したのがきっかけでした。

当初、別の通信講座で勉強しておりましたが、残念な結果に終わり、再起をかけて、合格率が高いと評判のフォーサイトの行政書士講座に申込みました。

評判通り、わかりやすいテキストと福澤先生の硬軟織り交ぜた講義で、飽きずに勉強に取り組むことができました。

会社員であるため、時間的な制約もあり、平日は朝4:30に起床して会社に行くまでの時間勉強し、後は通勤電車の中での勉強が中心でした。土日は多少時間も取れたので、纏まった時間、勉強をしました。

4月から勉強を開始し、基礎講座のDVDを全て2回ずつ見た後、7月の終わりからひたすら過去問演習の日々が始まりました。過去問演習は結局3回転し、その後は重点科目のみ繰り返しました。

また模擬試験は、自分のレベル感・不足しているところ、を見るうえで非常に大切であると考えます。

私は、フォーサイトさんには申し訳ないのですが、緊張感を体感しておくために、フォーサイトの模試ではなく、会場で受験できる外部の模試に参加したのですが、おかげで本番も緊張することなく、入ることができました。

これまでの結果が出る怖さもあるのですが、たとえ悪い結果だとしても、最終的には、本番でなくて良かった!と思えますので、是非模試は受けておくべきと考えます。

また模試については、3時間の長丁場の試験で疲れているということも十分わかりますが、そこは体に鞭を打って、その日の内に復習(課題を良く認識できている内に・・・。)するということが、一番力が付きますし、効果的と考えます。

直前期は、個人的な事由(会社の部署異動)で、勉強時間を割くのにかなり苦労した時期でしたが「後1ヶ月!」と歯を食いしばり、よく頑張ったと思います。(今思い出しても、あまり記憶に残っていないのですが・・・。)

そのような中迎えた試験前日、フォーサイトから送られてきた福澤先生からのメッセージを見たときは、これまでの時間が走馬燈のように蘇り、胸が熱くなりました。

試験当日は、万全の体調で迎えることができ、これまでやってきたことを出すだけという気持ちで臨めました。

結果として、試験に合格することができ、合格通知を受け取った際には本当にうれしく、また「ようやく終わった・・・」とも思いましたが、今振り返ると、私がこの試験を経て得た一番大きなものは、「これだけの量の勉強(努力)をすれば、結果が出る。」ということを体感できたということで、これは今後の人生の中でどのような形でも生かしていくことができるであろうと考えています。

福澤先生をはじめ、フォーサイトの関係者の方々、本当にありがとうございました。

以下に、科目毎の所感記載致します。

○基礎法学

一通りテキストを読んだ上で、2~3回過去問をやっておけば十分でしょう。 この科目を重視しても、全く傾向と異なる難問・奇問が出ることもあり、あまり効果は上がらないと思います。

○憲法

行政法・民法の次に大事な科目で、選挙制度等、一般知識にも応用できる問題もあるかと思いますので、侮れない科目かと思います。

○行政法・地方自治法

 点数配分もそうですが、最重要科目と思います。努力が点に繋がりやすい科目ということも言え、ここを得点源にしないと、合格は見えてきません。過去問演習は3回行ったと書きましたが、行政法・地方自治法については、重点的にそれ以上の回数取組みました。

 繰り返し行うことで、徐々に取りこぼしも減ってくるかと思います。

○民法

 非常に重要な科目だと思いますが、総則・物権法・債権法は、特に理解するまでに相当な時間を要すると思いますので、早めにやっておくことが肝心です。(間違っても直前期に理解しているようなことはないようにした方が賢明です。)

 難問が出ることもあり、全てが結果に結びつくとは思えませんが、理解しておけば記述式での部分点を拾えることもあるかと思います。

○商法・会社法

 正直やった勉強に対する費用対効果が最も小さな科目と考えます。理解するにも時間がかかるものの、難問・奇問がでることも多く、ここにあまり力をかけても、時間がもったいないと思います。

○一般知識

 政治・経済・社会等は、一通りテキスト・過去問をやっておいただけで、後は時事問題対策として新聞を欠かさず読んでいました。
情報通信・個人情報保護は、テキスト・過去問を繰り返しやった上で、専門用語対策として、総務省の「国民のための情報セキュリティサイト」の用語集を使いました。

 また文章理解については、特に対策は取りませんでしたが、問題が58~60問目ということもあり、最後の疲れきった頭で読んでもわかりずらいと考え、フレッシュな状態で臨めるよう、試験の最初に解くよう心掛けました。
0おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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