8か月で行政書士にスピード合格! テキストを使い尽くす勉強法とは?
約8か月の学習期間のあいだ、平日は4時間、休日は6時間の勉強を続けた眞家さん。インプットをしっかりしてからアウトプットへ移ったそうです。不動産関係のお仕事をされていることから、今後は管理業務主任者などの資格も考えているとか。真摯に勉強と向き合った姿が印象的でした。
法律の勉強は初めてでしたか。
学生のころ、宅建に合格しました。
大学生のころ、独学で宅建に合格しました。とはいえ、随分前のことなので民法などもすっかり抜けていましたね……。行政書士は独学だと不安で、通信教育にしました。
業務のなかで契約書などを見る機会があるので、法律に対する取っつきにくさのようなものはなかったです。六法を読んでみたら、意外とかみ砕いて書いてあるんだなと思いました。
行政書士に合格することで、仕事で出てくる事柄もさらに理解しやすくなったように思います。
勉強を始めたとき、不安だったことはありますか。
もっと参考書を買った方がいいのかな、と考えていました。
勉強を始めた頃は、フォーサイトの教材以外にもいろいろな参考書を買った方がいいのかなと思っていました。
ただ、いざ勉強を始めてみると、例えば行政法でいえば判例なんていくらでもあって、これは沼にはまりやすいなと。いろいろ手を出すんじゃなくて、フォーサイトの教材に集中したほうがいいと実感しました。「合格点主義」といいつつも、思ったより量があって手厚いなと感じました。
講義の中で福澤先生が「100%やらなくていいんだよ」とおっしゃっていて、それもありがたい言葉だなと感じました。
学習スケジュールは立てていましたか。
eラーニングのスケジュール機能をペースメーカーにしていました。
eラーニングが提案してくれるスケジュールを参考にしました。
何月までにテキストを読んで、何月からは過去問を解いてくださいと教えてくれるので、そこから遅れないようにと意識していました。
勉強方法で工夫したことはありますか。
テキストを自分仕様にカスタマイズしていきました。
私の場合はまとめノートなどは作らずに、テキストにどんどん書き込んでいきました。テキストに用意してあるメモ欄をパンパンに使って、講義で知ったことや判例を書いていって。
あとは重要なところに緑や青のマーカーを引いて、赤シートで隠して覚えました。昔からそのやり方が自分にあっていたんです。
苦手分野はふせんに書いて、部屋にぺたぺたと貼っていきました。仕事で疲れたときなど、テキストを見る余裕がないときはそのふせんを全部見続けました。
いつごろアウトプットする勉強に切り替えましたか。
テキストを3周したあたりです。
一度テキストを読んで確認テストを解いただけでは過去問は解けないなと思っていたので、ある程度テキストを読み込みました。フルカラーのテキストは印象に残りやすかったです。特に自分が覚えづらいと感じているところは黄色っぽいところだな、とか、イラストのイメージと一緒に暗記できました。
テキストを2、3周くらいして判例も読んで、確認テストをeラーニングでも解いて「よしいける!」となってから過去問に取り組みました。過去問に入れたのは勉強を始めてからだいたい3か月くらい経ったころでしたね。
過去問を解いているときも、間違えた箇所はテキストに戻ってまた過去問を解いてを繰り返しました。何十問という単位で時間を計りながら、10周くらいはしたと思います。
モチベーションの源を教えてください。
早く資格を取りたい気持ちです。
一日何時間という勉強をずっと続けるのも大変ですし、早く合格したい気持ちで頑張りました。合格するイメージを持って、それをモチベーションに変えていました。
教材でいうと、eラーニングを開いたときに「現在何人が勉強しています」と表示されて、私もがんばらなきゃと思ったり、「今日のひとこと」を読んで気持ちを奮い立たせていました。確認テストのゲーム版は、相撲の決まり手を集めるのも楽しいし、ランキングを見るとやる気が出たりして楽しみながら勉強できました。
あとは教材の一つである合格20か条を勉強机の前に貼って、つらくなったらそれを見ることもありました。
苦労したことはありますか。
一般知識の対策が不十分だと感じていたことです。
直前期に一般知識の勉強があまりできなかったことです。
過去問を解いても合格点ギリギリしかとれなかったんです。新聞は読むようにしていたんですけど、どこが出るのかはわかりませんし……。だんだん足切りになる恐怖で気持ち的につらくなってしまいました。
本番では無事に点数をとれたので、ほっとしました。
直前期はどのような勉強をしましたか。
苦手なところを見直していました。
直前期に届いた一問一答集を解いて、間違えたところは見直してつぶしていきました。あとは判例の多肢選択が苦手だったので判例をひたすら読んでいました。
六法は直前期には法律ごとに破って、持ち歩きやすくしていました。日頃から苦手なところにマーカーを引いていたので、そこを中心に見直しました。試験会場にも一問一答とバラバラにした六法を持っていきました。
試験前日は友人の結婚式があったので、幸せオーラをもらいつつ気持ちの整理もできて、いい意味で緊張を当日に持ちこさず試験に臨めてよかったです。