診療報酬請求事務能力認定試験の難易度

診療報酬請求事務能力認定試験の難易度

ここでは、診療報酬請求事務能力認定試験の難易度について、どれくらいの合格率なのか、何故他の資格よりも大幅に難易度が上なのか等を掘り下げてリサーチしてみました。

目次

診療報酬請求事務能力認定試験の難易度

診療報酬請求事務能力試験は医療事務資格試験の中でも最も難易度が高く、平均の合格率は全体の3割程度です。これはやや難しめの国家資格並みの合格率といえます。

また年に2回(7月・12月)しか受ける機会がなく、制限時間3時間の中で学科試験20問、実技試験2問を解かなければいけないため、時間配分に気をつけなければいけないことも難易度を高くさせている要因の1つです。

試験の難易度の理由

診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務の仕事の中でも重要度の高いレセプト(診療報酬明細書)の建設のための専門的な技術や知識を持っていることを保証する資格となります。 そのため、高いレベルでレセプト作成業務を理解し達成できる能力の証明ができなければいけません。

全ての区分から出題される学科試験に加え、実技試験の合格点も高めに設定されているのにはこういった背景があり、これが他の医療事務資格と比べ、難易度が高いといわれる所以です。但し、難しい試験に合格したからこそ、診療報酬請求事務能力認定資格の保有者は他の医療事務資格保有者よりも評価される傾向にあり、就職での有利さやキャリアの形成にも役立ちます。

他の資格と難易度を比較

ここでは医療事務資格の中でも代表的なもの5つをあげ、その資格の特徴と難易度を比較し、わかりやすく説明していきます。

診療報酬請求事務能力認定試験

難易度★★★★

医科と歯科に分類され、毎年6000人~8000人が受験し、医療機関等の現場で高く評価される資格です。合格率は医科・歯科共に30%~40%と医療事務関連の認定資格の中では最も難関であるといえます。けれど実務経験の無い人が医療事務の仕事に就職する場合、待遇面や専門職としてのキャリアアップを望む際、非常にメリットのある資格といえるでしょう。

医療事務管理士

難易度★★

日本で初めての医療事務資格に認定された試験で、診療に関わるカルテ作業や窓口業務をはじめとした事務業務全般に役立ちます。IBT試験(※IBTとはInternet Based Testingの略で、インターネット経由で行う試験のことを指す)を採用しているため、ネット環境下のどこでも受験ができます。

転職や再就職にも便宜の良い資格。近年合格率は、医科:65.4%、歯科:79.4%程となっています。

医療事務技能審査試験

難易度★★

メディカルクラークとも呼ばれる45年の実績で信頼のおける資格として知名度がある認定資格です。医療事務関係ではよく知られる標準的な資格であり、所持していることで適切な技術と専門知識が備わっていると評価されます。

窓口業務などでウェートを置く接遇についての技術点も加味された試験内容となっており、合格率は60%強となっています。

調剤事務管理士技能認定試験

難易度★★

調剤薬局の業務に就業希望者に相応な資格です。保険調剤薬局での会計や受付、レセプト業務(調剤報酬請求)に関する技術・知識が求められる試験で、合格率は60~70%です。介護職からの転身や再就職を目指すという人に人気の資格です。

ケアクラーク技能認定試験

難易度★★

1998年から実施されている資格で、介護報酬請求や介護事務の展開のために誕生した検定です。レセプト業務や介護専門分野からの出題もあり実技試験もあることから、現場での作業体験が生かされる検定内容であります。

介護施設での事務業務を目指す人に人気の資格であり、合格率は70%前後となっています。