診療報酬請求事務能力認定試験の過去問や傾向について

診療報酬請求事務能力認定試験の過去問や傾向について

「診療報酬請求事務能力認定」試験の受験を検討している方の中には、「試験の難易度はどのくらいなの?」「どういう問題が出題されるの?」「教材は何を用意すればいい?」と、お悩みの方もいるのではないでしょうか。特に社会人や主婦の方は、仕事や家事との両立も気になるところかと思います。

そこで今回は、診療報酬請求事務能力認定試験の試験勉強を始める前に、知っておきたいポイントをご紹介します。試験内容、合格ライン、難易度、必要なテキスト・問題集、直近の過去問など、効率的に勉強したいあなたに役立つ情報をお届けします。

目次

診療報酬請求事務能力認定試験に出る問題を過去問でチェック!

診療報酬請求事務能力認定試験では、以下のような問題が出題されます。

学科問題

1. 難易度:A 時間の目安:10秒 出題年H28夏
特定疾患療養管理料は、生活習慣病等の厚生労働大臣が別に定める疾患を主病とする患 者について、プライマリケア機能を担う地域のかかりつけ医師が計画的に療養上の管理を 行うことを評価したものであり、許可病床数が 200 床以上の病院においては算定できない。
答え:× 
解説:許可病床数が200床以上の病院では算定できません。

2. 難易度:A 時間の目安:10秒 出題年H29冬
往診を求められて患家へ赴いたが、既に他医に受診していたため、診察を行わないで帰った場合の往診料は、療養の給付の対象として扱うことができる。
答え:×
解説:この場合往診量は保険請求できないため、費用は患者負担となります。

3. 難易度:A 時間の目安:10秒 出題年H29冬
検査料について、2回目以降は所定点数の100分の90に相当する点数により算定することとされている場合における「所定点数」とは、当該項目に揚げられている点数及び当該注に揚げられている加算点数を合算した点数である。
答え:〇
解説:診療点数早見表 検査料の一般事項

実技試験

診療報酬請求事務能力認定の出題傾向を教えて!?

学科試験は、過去の試験問題から分析すると、医療保険制度・療養担当規制・基本診療料が大部分を占めています。

なかでも1回の試験で3~4問は出ている医療保険制度は、全体の概要をしっかりと理解しておくことが重要です。試験当日は、参考書などを会場に持ち込むことができますが、ある程度の知識はつけておくようにしましょう。

実技試験では、外来カルテ症例問題が少しずつ難しくなっています。傾向としては41~43回が病院、38~40・42・44~47回は診療所の症例が出題されています。外来レセプトも入院レセプトも、過去問をできるだけ多くこなし、時間配分や解答のコツを身につけておくことが大切です。

診療報酬請求事務能力認定試験、勉強に必要な教材は?

診療報酬請求事務能力認定の試験勉強に必要な教材は、テキスト・過去問題集・診療点数早見表の3点です。

もし、テキストを読んでいて専門用語がよくわからない場合は、医療事務の用語辞典も1冊用意しておくとよいでしょう。最近は、インターネットでわからない用語をすぐに調べることができますが、ネット上には正しい情報と誤った情報が入り混じっています。その点、用語辞典はわからない言葉と遭遇したときに、さっと正しい意味が確認でき、就職・転職したあとも役立つのでとても便利です。

どんな勉強法(独学・通信講座)があるの?

診療報酬請求事務能力認定試験に合格するためには、まず自分に合った勉強法を決めなければいけません。

これは、目的地に「歩いて行くか」「電車で行くか」「自家用車で行くか」を決めることと似ています。選ぶ手段によってかかる時間も労力も変わってくるので、自分にどの勉強法が向いているかを慎重に考えていきましょう。

ちなみに、試験の勉強法には「独学・通学講座・通信講座」の3タイプがあります。

ただ、全国的に見ると診療報酬請求事務能力認定の通学講座は少ないので、ここでは独学と通信講座の2タイプについてご紹介します。

診療報酬請求事務能力認定試験に「独学」で合格する!

独学は、自分のペースで経済的に学習ができる勉強法です。

テキスト・問題集を購入し、勉強計画を立て勉強を進めていきます。費用は教材費だけなので、通信講座と比べて格段に安く5,000~8,000円程度。ただ、医療事務は専門性の高い分野のため、未経験から合格を目指す方にとっては、長くつらい道のりになりそうです。

一方、医療事務の知識がある方にとっては、自由度が高くお財布にもうれしい魅力的な勉強法といえるでしょう。

独学のメリット 独学のデメリット
  • 自分のペースで試験勉強ができる。
  • 費用が安い。
  • 専門的な内容のため、医療事務未経験者は理解しづらい。
  • 挫折しやすい。
  • わからなくても質問ができない

診療報酬請求事務能力認定試験に「通信講座」で合格する!

通信講座は、自分のペースでいつでもどこでも試験勉強ができる勉強法です。

最近は、テキスト・DVD講義・eラーニングなどの教材が充実し、「勉強しやすく続けやすい通信講座」が増えています。通信講座に向いているタイプは、「仕事と家事をこなしながら、効率よく勉強したい」という方です。価格は、5~8万円。最近は、メールやSNSを使ったサポートも充実しているため、これまで通信講座の欠点だった「すぐに疑問点を解決できない」という問題も解消されてきました。

通信講座のメリット 通信講座のデメリット
  • いつでもどこでも受験勉強ができる。
  • テキスト・CD・DVD・eラーニングなど、自分に合ったコースが選べる。
  • メールや電話による質問受付、添削などのサポートが受けられる。
  • やり遂げる意思の強さが求められる。
  • 独学よりは費用がかかる。

まとめ

今回は、医療事務の最高峰資格「診療報酬請求事務能力認定」試験を受験する前に知っておきたい、試験内容・合格ライン・難易度・勉強時間などのポイントをご紹介しました。

診療報酬請求事務能力認定は、合格率30%と難易度の高い試験ですが、実務未経験者の就職に有利な資格として知られています。資格は、自分の市場価値を向上させる有力なツールです。現在、医療事務への就職・転職を検討している方は、これを機に取得を考えてみてはいかがでしょうか?