2019年度 管理業務主任者試験の講評

試験講評

令和元年度 管理業務主任者試験 講評

2019/12/01

窪田講師による令和元年度管理業務主任者試験 講評動画

管理業務主任者試験の講評担当講師:「マンション管理士・管理業務主任者」 窪田義幸

全体講評

令和元年12月1日(日)に、令和元年度管理業務主任者試験が実施されました。 受験されたみなさま、お疲れさまでした。

今年の試験について、合格点が33点であった昨年の試験と比較して、全体的な難易度は、「やや易しい」という印象でした。

基礎的な問題や過去に出題された問題も出題されていましたが、過去問対策だけでは、正解を絞り込めない問題も少なからずあり、典型論点を着実に得点し、ケアレスミスを防ぐ必要があったように思われます。

形式面の分析

年度 個数問題 ページ数 合格点
平成26年度 6 34 35
平成27年度 2 32 34
平成28年度 2 34 35
平成29年度 3 32 36
平成30年度 4 37 33
令和元年度 4 32 ?

個数問題4題(民法1題、規約1題、委託契約書1題、適正化指針1題)の他、組合せ問題2題(規約1題、委託契約書1題)となっており個数問題、組合せ問題とも昨年の試験と出題数は同じとなっています。

内容面の分析

科目 【主要科目】
フォーサイトテキスト01・02
適正化法・指針、区分所有法、規約、委託契約書、民法
出題数 *昨年度同じ、50問中30問
目標得点 8割
出題内容の分析

適正化法

今年は指針からの出題がありました。昨年と比較して個数問題が1問減ったことで、得点しやすい内容でした。

区分所有法

専有部分の修繕、罰則、専有部分の用途、規約で別段の定め、管理組合法人などの典型論点をはじめ、判決文(問39)も出題形式としては、目新しいですが、国語の読解問題のような解き方でも、正解にたどり着けたのではないかと思います。

規約

団地型及び複合用途型からの出題がありました。そして、単棟型からは、管理費及び修繕積立金、監事、共用部分、理事長の利益相反、役員の任期の典型論点をはじめ、標準的な問題が目立ちました。

委託契約書

問7、問8、問9の定位置からの出題は、例年と変わりなく、基本的な知識が問われていたため、高得点を狙いたいところです。

民法

相続、贈与、不法行為、留置権、保証、同時履行の抗弁権、時効といった頻出分野とマイナー分野からの混在した出題だったため、民法の学習経験がある受験生にとっては、得点しやすかったのではないでしょうか。

科目 【マイナー科目】
フォーサイトテキスト03・04
その他の法令、建物・設備、出納・会計
出題数 *昨年度と同じ、50問中20問
目標得点 6~7割
出題内容の分析

その他の法令

昨年から建築基準法が1問増え3題出題された他、借地借家法、宅建業法等からの出題でした。マイナーな法令(特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律)からの出題もあり、それほど高得点を望むことはできない内容でした。

建物・設備

その他の法令と同様、構造・部材、雨水排水設備、消防用設備といった典型的なテーマから、建築士法、LEDランプといった多岐にわたる出題でした。長期修繕計画作成ガイドラインからの出題が2題あったことは受験された方は少し驚かれたのではないでしょうか。

出納・会計

税務からの出題はなく、仕訳問題2題の出題でした、少なくとも1題は、確実に得点したいところでした。

合格予想ライン
36点または37点