社労士試験に、簿記を挟んで14ヶ月で合格できた秘密

性別男性
年代30代
職業正社員(サラリーマン)
2回目の受験で合格しました。

1回目の試験後の秋から翌年にかけて日商簿記3級、2級を取得するために一時期学習を休止していたので、学習期間は実質14ヶ月くらいです。

初年度、2年度とも試験まで1,000時間勉強する、これを学習時間の目標としました。

ちなみに合格までにはおよそ1,800時間勉強しました。毎月、毎日の計画を立てて、勉強時間と内容を日記につけました。初年度も、2年度も2月頃から学習を始めたので、ひと月平均では150時間の勉強です。

春は平日4時間、休日6時間。夏からの直前期は平日6時間、休日8時間でした。直前期は、朝5時起床で7時半まで勉強、お昼に30分、夕方帰宅してから3時間勉強し、夜11時には就寝です。ちなみに、まわりが静かな早朝学習は集中力が高まります、私のペースにも合っていたと思います。

職場や友人に試験勉強していることは話していませんでしたから、断れない飲み会などで学習が予定通りに進まないことがストレスになることもありました。友人や会社に試験勉強中であることを話せる場合は、理解してもらって、飲み会などは断ったほうがよいと思います。

教材はできるだけ同じ会社のものを揃え、その教材だけを繰り返すことが必要です。私は最低でも3回以上読まないと頭に入りませんでした。

いろいろな問題集を購入しましたが、自分に合わない、やりにくいものは10ページほど読んで捨てました。もったいないと思うかもしれませんが、捨てるくらいの覚悟がないと、直前期に多くの参考書や問題集に埋もれてしまい混乱をまねくだけです。

結果として、本番で自信を持って解答できる問題が少なくなってしまうはずです。とにかく絞り込んだ教科書、問題集を繰り返すことです。


フォーサイトの教材は2年目の受験から使用したので、おもにDVDと問題集を中心に活用しました。とくにDVDは集中力が切れたときや、体が疲れているときに活用していました。加藤先生の熱のこもった語り口には、ついつい引き込まれ、やる気が引き起こされます。

社労士の試験には必ず法改正の問題が含まれます。また、試験がほかの試験と大きく違うところは、法律改正が頻繁にあり、前年の知識が邪魔になることがあげられます。ですので、2年以上の受験者には不利になりがちな資格試験だといえます。この法改正には注意が必要です。

社労士試験は暗記試験だともいえます。

簿記試験は計算があったり、会計士や司法試験には小論文がありますが、社労士はマークシート試験です。文章力や計算能力に長けた人でも、一からコツコツと法律を記憶しなければ得点できません。

その問題について確実な知識があれば、100%得点できますが、あいまいな記憶では得点できる確率が下がります。ですので、教材のところで書いたように、しつこく問題を繰り返し解いて、問題文と解答文を丸暗記するくらいやってもいいのではないかと思います。

試験では満遍なく得点しなければなりません。試験科目中、基準点未満の科目がひとつでもあると、合計点がいくら高くても合格できません。毎年この基準点未満で不合格になる人が多数います。

これが一番心配で、十分な学習時間をこなしていても、もしかしたら自分の勉強に穴があるのではと不安になり、試験問題を見るまでずっと不安でした。

他社の模擬試験は4回受験しましたが、試験1ヶ月前の直前の模試まで合格圏内にありませんでした。しかし、最後まで「自分は合格する」と心に言い聞かせることで、途中であきらめることなく試験に臨めたと思います。


あきらめたら絶対に合格しません。あきらめず、絶対に合格するという自信が合格に導いてくれます。試験のときに体調も精神状態も最高の状態で臨んでください。
2おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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