受験生サポートブログ

さまざまな感覚を使って勉強し、記憶力を高めよう

本、映像、音声、多くの感覚を使って記憶しよう

 一説によれば、人間は情報の取得の8割を視覚によって行っているそうです。それくらい、人間の目は発達した便利な器官ということになるのでしょう。
 しかし、視覚が便利であることと、視覚の利用が効果的であることとは別問題です。

 テキサス大学のヴァーノン・マグネセン博士は、学習記憶の定着率を調べて、ただ本を読んだときでは、学習したことの10%しか記憶に定着しないけれども、人から同じ内容を聴いたときには20%が記憶に残り、その内容を実際に見たときには30%が記憶に残ると発表しました。
 この調査結果から、読書は情報の取得方法としては便利なものですが、便利すぎるがために、記憶に刻み込むにはあまり効率がよくないことがわかります。視覚だけを通して入ってきた抽象情報は、情報量が多すぎるために、無意識に取捨選択されてしまうのです。
 つまり、読書よりも、耳で聞いて覚えたこと、あるいは生の情報を目でみたことの方が、後々まで覚えておけるのです。

 マグネセン博士の調査結果には、まだ続きがあります。
 ただ、生の情報を見るだけでなく、同時に解説も聞いた場合、つまり、見ることと聞くこととを同時に行った場合には、その内容の50%を覚えておけることがわかりました。
 これを資格試験の勉強に応用すると、次のことが言えます。
 勉強は、文字テキストだけに頼るのではなく、CDなどの音声テキスト、DVDなどの映像テキストも併用して駆使したほうが、効率よく記憶ができます。
 特に映像テキストは、見ることと聞くこととを同時に行うことができるので、最も頭に入りやすい情報媒体だと言えるでしょう。
 ITが進歩して、どこでも映像が簡単に見られるようになった現在、映像テキストを利用しないのはもったいないと言えるでしょう。

 マグネセン博士の調査結果には、まだまだ続きがあります。
 これらの学習した情報を、忘れないうちに他人に話して聞かせたときには、なんとその内容の70%を覚えていられるそうです。これはアウトプットの効果として、繰り返し述べてきたとおりです。
 さらに、話すだけでなく、その内容を実際に自分の身体で行動して確かめてみたときには、その90%が記憶として定着したそうです。これは「知識記憶」を「方法記憶、「経験記憶」とすることで、定着率が上がると説明したこととつながります。

 記憶力を高めるためには、まずインプットの時点で、テキストを読むばかりでなく、視聴覚教材を利用することが大切です。
 このインプットよりも重要なのがアウトプットです。
ノートに書いたり、他人に話したり、問題を解いたりのアウトプットを繰り返していくなかで、あなたの学習した知識は、確実に記憶として定着していくことでしょう。

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