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くじけないで

くじけないで

99歳のアマチュア詩人の処女詩集!

産経新聞の一面に毎日掲載されている「朝の詩」。詩人の新川和江さんが選んだアマチュア詩人による作品が掲載されています。

そこで注目を集めていたのが、90 歳を過ぎて詩を書き始めた柴田トヨさんの詩。トヨさんのみずみずしい感性と凛とした生き方に、心を動かされた読者も多かったといいます。

新聞に掲載された作品はもちろん、未発表の作品も集めて刊行された詩集「くじけないで」は、異例の大ベストセラーに。今年3月の出版以来、全国で大きな反響を呼び、「プロでも数千部」といわれる詩の世界で23万部を突破したそうです。

明治・大正・昭和・平成
紆余曲折を経て存在する、今のトヨさん

冒頭には、「今の私」として98歳の著者近影が掲載されています。90を過ぎて詩を書き始めた柴田トヨさんの人生は決して平たんなものではなかったそうです。プロフィールには、明治44年に栃木市で生まれ、裕福な米穀商の一人娘だったが、十代の頃に家が傾き、奉公に出たと記載されています。

辛い少女時代を過ごし、戦争を生き抜き、人生の伴侶を得て、子どもを育てたトヨさんの詩は、数行でありながらも、深い世界観が感じられます。

詩作で得た、気づき「朝はかならずやってくる」

巻末には『私の軌跡』として、文章とともに数点の写真が掲載されています。「イジメやうらぎり、さびしさなどから死のうと思ったこともありました」。そう、正直に綴られています。

しかし、90歳を過ぎて出会った試作で、気づいたことがあるとも書かれています。「どんなに辛いこと、悲しいことがあっても、私は両親や夫、倅、嫁、親戚、知人、そして多くの縁ある方々の愛情に支えられて、今の自分があるんだということです」。人生辛くて悲しいことばかりではない。そう、わかったそうです。

トヨさんの詩は、一作品づつ見開きで収載されています。勉強、人間関係、仕事に疲れたとき。ひとつひとつの詩を噛みしめながら、読んでみてはいかがでしょうか?

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