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謎解きはディナーのあとで

謎解きはディナーのあとで

2011年「本屋大賞」を受賞したライトノベル感覚で読めるミステリー

「売り場からベストセラーをつくる!」そんな発想から生まれた「本屋大賞」。全国の書店員がいちばん売りたい本を、投票によって選ぶ賞として創設された賞です。

今年の本屋大賞を受賞したのが、「謎解きはディナーのあとで」。2010年9月の発売以降、売り上げを伸ばし、半年ほどで累計75万部を発行したベストセラー。読みやすさもさることながら、人気イラストレーターによる表紙イラストもヒット要因のひとつ。4月からは少女向けの雑誌で漫画化されるという人気ぶり。

「失礼ながら〜」で繰り出す執事の暴言
主従逆転のギャップにみる痛快さ

この物語には、いわゆる「普通の人」は登場しません。財閥令嬢の新米美人刑事、その上司にはジャガーで現場にかけつける中堅企業の御曹司。彼らの務める国立署に発生する事件を裏側で解決するのは、財閥令嬢の執事。毒舌を浴びせながらも、令嬢が解けない事件の謎を難なく解いてみせます。

事件の当事者たちも、ひと癖もふた癖もある人たちばかり。「令嬢なのに、刑事」というのは、「水戸黄門」、「暴れん坊将軍」等をはじめ、高貴な身分の人が身をやつして悪事を裁くという日本人に親しまれてきたストーリー。

さらにスパイスとして、「執事なのに、毒舌家」という主従のギャップを加えることで、著者は新しいユーモア・ミステリーの世界を確立しています。

推理をしながら、コーヒーブレイク
サスペンスドラマで気分転換

この本は、6つのストーリーからなる短編集。1話完結、テレビドラマをみる感覚で、あまり深く考えることなく楽しめて読後もスッキリ。

4月には本屋大賞が発表。参考書の代わりに、書店員が勧めるユニークな表紙を手にとってみてはいかがでしょう?

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