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心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣

心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣

日本代表プロサッカー選手が提唱
勝利を引き寄せる「心の整理術」

プロのサッカー選手というと、一度は誰もが憧れる人気職業。試合になると神業のようなプレーを披露し、メディアを通じてコメントを伝える、いわば「雲の世界の人」。そんなプロサッカー選手のサクセスストーリーはこれまでも数多く世に出ていますが、今回取り上げる本はちょっとテイストが違います。

プロサッカー選手初の自己啓発本。2011年5月現在、累計売り上げ31万8000部を突破(5月16日付のオリコン週間本ランキングより)。元プロ野球選手の清原和博さんの著書「男道」(27万3000部)を上回り、スポーツ関連本歴代1位になるほどの売れ行きです。

大事なのは、「心を鎮めて、自分を見つめる」こと。
“チームの成功”がひいては、“自分の成功”に。

この本の著者は、日本代表MFとして活躍した長谷部誠選手。2002年に浦和レッズに加入してJリーガーとして活躍後、2008年にドイツのヴォルフスブルグに移籍。2010年のFIFAワールドカップではゲームキャプテンとして、4試合すべてに先発出場し、ベスト16に進出。2011年AFCアジアカップではキャプテンとしてチームを優勝に導く。

そんな華々しい経歴の持ち主である割には、とても謙虚。「サッカー選手として、自分には一目で分かるような突出した武器がない、ということは自分でもよく分かっている。」と本文中にも記されています。

「中学、高校と各年代の日本代表に選ばれなかった僕が、なぜ日本代表に選ばれるのか」ということを考え、自分自身の結論を出しています。レベルの高いチームで生き残るためには、ストロングポイント(強み)を示さなければなりません。

長谷部選手にとって、最大の強みは<組織に足りないものを補う>能力。「すぐに評価を上げようと思ったら、目立つプレーをした方が手っ取り早い。だけれど、組織に成功がもたらされたときには、必ずチームプレーをしている選手の評価も上がるはずだ。」と書いています。

エゴが強く生き馬の目を抜く世界で、あえてチームの目標と自分の目標を同じくする。個人技も必要ですが、何よりもチームプレーが重要なサッカーというスポーツにおいて、長谷部選手の強みは最大限に発揮されています。

「当たり前のことを当然として為す」
日本のカンバンを背負った好青年の人生哲学

長谷部選手がこの本を書いたきっかけは、南アフリカで開催されたワールドカップ出場だったといいます。

選手とファンやサポーターの間にメディアが介在することで、自分の考えや思いが意図したことと違う形で報道されてしまいことがあり、違和感があったそうです。ワールドカップの盛り上がり方をみて、長谷部選手は、自分といわゆる世間の人たちとの間に大きな隔たりを感じたことも、きっかけのひとつだったとか。「選手たちの気持ちを直に伝えることによって、サッカーのまた違う楽しみ方を感じて欲しいと思った」と書かれています。

本書の中には“上から目線”にならないよう、最大限の配慮がされており、27歳にして、すでに大成している感があります。その一方で、読書ノート、ミスターチルドレンの楽曲のこと、またチームメイトとの交流が書かれているため、長谷部選手の温かい人間味も感じられます。<著者の印税は全額、ユニセフを通じて「東日本大震災」支援のために寄付させていただきます。>という本の帯からも、長谷部選手の好青年ぶりが分かります。

「近頃の若者は…」というフレーズがよくありふれたものになっていますが、長谷部選手を見ていると、「日本もまだまだ捨てたものではない。」と思わずにはいられません。ちょっと疲れたとき、自分を見失いそうなとき、重圧を感じたとき。日本を背負った若者の姿勢から、何かの「気づき」が得られるかもしれません。

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