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僕たちは世界を変えることができない。But, We wanna build a school in Cambodia.

僕たちは世界を変えることができない。But, We wanna build a school in Cambodia.

フィクションとドキュメンタリーが融合実話に根付いた青春ストーリー

『僕たちは世界を変えることができない。But, We wanna build a school in Cambodia.』。タイトル通り、「カンボジアに小学校を建てる」という目的に向かって、主人公たちが奮闘する映画です。現役大学生たちがカンボジアに小学校を建てるため、2005年に募金プロジェクトを立ち上げた実話に基づいています。

原作は、同名の『僕たちは世界を変えることができない。』(葉田甲太著)、2008年に自費出版されています。(その後、小学館文庫より出版)プロジェクトリーダーである“甲太”を演じるのは、エランドール賞、橋田賞、ヨコハマ映画祭等、2011年に多くの新人賞を受賞した向井理。(ちなみに、彼は、この映画の公開後、外務省公認の日本・カンボジア親善大使に就任しています。)

監督は、深作欣二にかわり、『バトル・ロワイヤルⅡ【鎮魂歌】』の作品を仕上げた深作健太。銀杏BOYZやTHE BLUE HEARTSの歌に彩られた、甘酸っぱい青春物語です。

『ネガティブ』からスタートしたプロジェクトそれが、『ポジティブ』なモチベーションに変わるまで

きっかけは、郵便局に置かれた海外支援案内の冊子。誰もが、きっと一度は目にしたことのあるパンフレット。そこには、「あなたの150万円の寄付で、カンボジアに屋根のある小学校が建ちます」という文字。

バイトして、コンパして、毎日をやりすごすフツーの大学生・甲太の生活は、パンフレットに載っていた少年の笑顔を目にした瞬間、一変します。そして、「カンボジアに小学校を建てよう!」と、号令をかけ、仲間を募り、サークルを結成し、イベントを開催。さらに、現地視察のため、カンボジアへ。

そこで出会ったのは、甲太たちの想像をはるかに超えた現実…。東南アジア最貧国で生活する人たちの姿、悲しい歴史の遺物を目の当たりにして、甲太たちの思いは揺らぎます。

帰国後。再び日常生活に戻った甲太たち。ボランティアだけでなく、何一つまともにやりきれていない自分のふがいなさを実感します。

「ホントは何がやりたかったんだろう?」「真のボランティアとは何か?」、「コレって、ただの偽善じゃないの?」追い詰められた甲太は自問の末、自分なりの答えを見つけます。

「だから、みんなで笑顔をつくった。」“笑顔のチカラ”と“言葉のチカラ”が生みだすパワー

ポル・ポト政権の深い傷跡が残るツールスレン博物館、キリングフィールド、エイズ(HIV)感染者の病棟があるシェムリアップ州立病院、地雷の眠る村、そこに住む人々…。観客も思わず言葉を失ってしまうほどの厳しい現実が描かれています。

慣れない日本語で訥々と語る観光ガイド役をしているのは、原作者とも親交のある現役の観光ガイド。彼の言葉と涙は、スクリーンを越えて訴えかけるものがありました。

宣伝コピーには、『僕たちは世界を変えることができない。』ということばの後に、『だから、みんなで笑顔をつくった。』という表記。

そして、フィクションとドキュメンタリーの狭間に立ったこの映画には、マザー・テレサをはじめ、多くの名言が引用されています。自分のキャパシティ以上のものに向けて、一歩踏み出したとき。“笑顔のチカラ”と、“コトバのチカラ”が生みだすパワーによって、大きな壁を乗り越えられるのかもしれません。

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