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インビクタス/負けざる者たち

インビクタス/負けざる者たち

「ピンチはチャンス!」ドン底からの挑戦

「ひとつの願いが、ほんとうに世界を変えた物語」―。そう称される『インビクタス/負けざる者たち』。映画のタイトルからも、そこはかとない奮起を感じさせます。
米アカデミー賞(『許されざる者』(02)作品賞・監督賞、『ミリオンダラー・ベイビー』作品賞・監督賞)を4度獲得したクリント・イーストウッドが監督を手掛け、同じくアカデミー賞俳優モーガン・フリーマン(『ミリオンダラー・ベイビー』『ダークナイト』)とマット・デイモン(『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』、『ボーン』シリーズ)が主演を務めた大物揃いの傑作です。
舞台は、1994年の南アフリカ共和国。初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラが主人公。
1990年代初めまで、南アフリカの黒人は政治や公共の場から締め出されていたのです。一部の白人が黒人たちを抑圧する“アパルトヘイト”は「人類に対する犯罪」といわれていましたが、アパルトヘイト廃止後も国家の課題は山積み。
(受験生の皆さんに与えられた課題より、相当多いはず。)

不況、失業、犯罪増加―それらに立ち向かうため、対立する黒人と白人をひとつにする。
マンデラはその願いを、あるスポーツの力によって叶えようと試みます。

“国の恥”を“国の光”にするターニングポイント

1994年当時の南アフリカにおいて、ラグビーは白人が愛好するスポーツで、黒人にとっては“アパルトヘイト”の象徴。制裁措置として、国際試合からも追放されていました。黒人たちは、“国の恥”と言われるほど弱体化したチームよりも、対戦相手を応援するほど。「“過去は過去”だ。我々が努力すれば、我が国は世界を導く光となるだろう」と語るマンデラは、白人たちの愛好するスポーツによって、敵対するふたつの人種の心をまとめようと動き始めます。ここで忘れていけないポイントは、マンデラ自身獄中で生活してきたという点です。27年という長い歳月、監獄で過ごしてなお、ポジティブな精神を失っていません。獄中の中、彼を支えたのはひとつの詩「インビクタス」。

「門がいかに狭かろうと いかなる罰に苦しめられようと
私は我が運命の支配者 我が魂の指揮官なのだ」

この詩を、自国のラグビーチームの主将であるフランソワ・ピナ―ルに託します。
苦労の中から自分を鍛えてきた不屈の精神を持つネルソンのことばに、周囲の人々の心は動かされていくのです。

「諦めない」魂が奇跡を起こす

このストーリーはノンフィクション、実話です。
被支配され続けてきた黒人たちの国が、負け続けてきた白人チームと共にワールドカップに挑みます。
心がひとつになった時、ひとつの奇跡が起こります。

不可能を可能に導く物語は、きっと皆さんの心を勇気づけてくれるでしょう。

2010年6月より南アフリカでワールドカップが開かれますが、テレビの見過ぎで勉強がおろそかにならないように。

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