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具体的な学習計画が合格までの道のりの8割

具体的な学習計画をつくれば勉強時間のつくり方も分かる

 勉強しようと思っても、なかなか勉強ができない人の多くは、「やる気」を出して「完璧」に勉強をすることにこだわりすぎています。
 もちろん、少年マンガのように情熱を燃やして完璧な勉強を行えるのであれば、それに越したことはありません。
 しかし、私たちの多くは、100%の「やる気」も100%の「完璧さ」も、もっていません。
 100%の勉強ができないからといって、何もせずに0%でいることを自分に許していたら、いつまでたっても勉強なんかはじめられません。

 試験勉強を継続的に行っていくためには、「やる気」や「完璧主義」に対する、ある種の割り切りが必要です。
 つまり、やる気がなくても、体調が悪くても、時間になったらとりあえず勉強をするという態度が必要になります。
 仮に、頭が50%しか働かなかったとしても、2時間勉強すれば、少なくとも1時間分の効果はあります。
「やる気」が出ようが出なかろうが、時間になったら淡々と、機械的に勉強に取り組むやり方のほうが、長い目で見れば効果的なのです。

 日本の大工には「段取り八分の仕事二分」という格言があります。
 大工さんの仕事の八割は、設計などの計画作りの段階で終わっていて、後の二割は、淡々と設計通りに、部材を切って削って組み立てていくだけという意味です。
 この言葉は計画作りの大切さをよく表しています。
 たしかに、大工仕事において、最も大切なのは設計です。
 設計ができていなければ作業に取り掛かれませんし、設計が間違っていれば家は完成しません。
 逆に言えば、設計(計画)さえうまくできていれば、実際の作業で少しくらい間違えても何とかなってしまうものです。

 これを試験勉強に置き換えて考えてみましょう。
 試験勉強において、何よりも大切なのは学習計画の策定です。
 試験の範囲はあらかじめ決まっていますから、試験日までに勉強しなければならない量もおのずと決まってきます。
 学習計画をたてなければ、試験日までにすべての勉強を終わらせることができない可能性があり、そうなれば合格は難しくなるでしょう。
 逆に、試験日までにすべての学習が終わるような計画をたてて、その計画を淡々と遂行していけば、最後には合格できるだけの実力がついています。

 学習計画とは、いつ、何を、どこで、どれだけやるのかを時間単位で細かく定めたものです。
 具体的にいえば、“月曜日は朝5時に起きて1時間、自宅で問題集を5ページ行う”、あるいは“7時から通勤電車内で重要単語を30語暗記する”など、自分の行動を細かく律していくものです。
 もちろん、人間、計画通りにいかないこともありますから、そのための余裕もあらかじめ計画に組み込んでおきます。
 多少、計画がずれることがあっても、その週のうちに後れを取り戻せれば、問題はありません。
 計画自体は細かいほうがよいのですが、遂行においては完璧を求めすぎず、あくまでもおおざっぱにこなしていくことが大切です。

 重要なのは、学習計画に定められた時間が来たら、そのときに何をしていても、どんなに「やる気」がなくても、とりあえず勉強をはじめることです。
「やる気」なんてものは、やっているうちに生まれてきます。
 何よりも、最初に決めた学習計画に従っていれば、勉強時間がどんどんと積み上がっていきます。そして勉強時間の量は、あなたの実力になり、自信になります。

 よく言い訳として口にされる“勉強時間がない”という言葉を、私は信用していません。勉強時間なんて、作ろうと思えばいくらでも作れるものです。
 たとえば、ちょっと早起きしたり、飲み会を断ったり、趣味の時間を削ったりするだけで、空き時間が生み出されます。
“勉強時間がない”は、“勉強してもいい時間はたくさんあるのだけど勉強していない”が本当のところでしょう。
 学習計画とは、空き時間を見つけて勉強時間にしていくものではありません。
 試験合格に必要な勉強量が先にあって、それに合わせてむりやりに勉強時間をつくりだしていくのが、学習計画のたてかたになります。

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