受験生サポートブログ

勉強そのものが好きだと、資格の試験に合格しにくい?

勉強が好きな人は合格への道を遠回りしやすい?

 このページを読んでいるあなたは、「勉強法」について熱心に調べる真面目な人だと思います。しかし、資格試験の世界では、真面目に勉強に取り組んでいるのに、なぜか、なかなか試験に合格しないという人が、たまにいます。
 その理由は、逆説的のようですが、“勉強が好き”すぎるからです。

“勉強が好き”な人は、できるだけ効率的に、完璧な「勉強」をしたいと考えがちです。
 そのため「勉強法」の本をたくさん買って読んだり、よりよい予備校やテキストを求めて研究したり、「勉強」の準備に時間をかけますが、そのために肝心の「勉強時間」が少なくなってしまいます。
 本人は「勉強」をしているつもりなのですが、実際にやっているのは、“試験に合格するための勉強”ではなく、“勉強のための勉強”でしかありません。勉強のノウハウには詳しくなっても、実際に試験を突破するための力はつかないのです。
 試験に合格したいのであれば「勉強のやり方」について考えるのはほどほどにして、実際の試験勉強に時間を使いましょう。

“勉強が好き”な人が陥りがちなもう一つの罠は、試験範囲を網羅的に、すべて「勉強」したいと考えることです。
 資格試験の試験範囲は膨大にあり、それらを完璧にマスターして満点を取ろうとすれば、いくら時間があっても足りません。
“勉強が好き”な人は、勉強があまり苦にならないので、時間をかけてもすべてを覚えたいと思うのですが、それでは合格が遠のくばかりです。

 試験というものは、100点であろうが、70点であろうが、合格しさえすればよいものです。70点で合格すればよいのに、あえて100点を目指そうとすれば、2倍や3倍の「勉強時間」が必要になります。
“勉強が好き”な人は、それでもよいと考えるのかもしれませんが、実際はまったくよくありません。
 効率よく勉強すれば1年で合格できるはずのところを、試験範囲をくまなく勉強しようとすると、受験までに2~3年かかってしまうからです。

 資格試験は、毎年、同じような人がつくっていますから、出やすい分野や出やすい問題があります。資格取得後の実務のために、どうしても外せない基本問題もあります。
 ですから、それらの頻出問題を効率良く勉強していけば、最少の努力と勉強時間で、効率よく試験に合格できます。
 たとえば、試験の合格ラインが100点満点中70点であるとすれば、30%は落としてもよい問題になります。実際の試験では回答時間が限られていますから、どの問題を捨てるかが合否を左右します。

“勉強が好き”な人は、ただ試験に合格するためだけの「勉強」は“邪道”ではないかと考えることがあります。
 試験の合格は最終的な目的ではなく、資格を取った後に役立つ知識を身につけることが本来の目的ではないか、と考えたりもします。
 その考えは、半分は正しいのですが、半分は間違いです。

 試験の合格が通過点に過ぎないというのは、たしかにそのとおりです。
 しかし、試験勉強で得た知識が、資格を取った後の実務で役立つかといえば、それほどでもないのです。
 合格ラインに達するために必要な基礎知識については、もちろん役に立ちますが、それ以上の点数を取るための知識は、実際の実務にはあまり使われないような枝葉末節が多いのです。
 ましてや、肝心の試験に受からなかったとしたら、どんな知識を身につけていようが、まったく意味がありません。実務の勉強がしたければ、試験に合格した後にじっくりと腰を据えてやればよいのです。

 あなたが“勉強が好き”であっても全然かまわないのですが、試験勉強をするときには“好き”なことをするのではなく、ただ「合格」だけを目指して、最も効率的なやり方に意識を集中しましょう。
 “好き”なことをしていると、人は時間を忘れて楽しんでしまいます。しかし、試験勉強とは楽しむものではなく、「合格」という目標に向けた「仕事」です。
試験に合格したいのであれば、必要なのは「勉強」に溺れることではなく、「合格」目指して確実に仕事を遂行することです。

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