資格試験合格の鍵は勉強時間と暗記の勉強法
資格試験の勉強において、最も大切なことは、膨大な量の知識を正確に覚えることです。
もちろん、効率よく記憶するためには、ある程度の理解が必要になります。意味もわからずに丸暗記してもなかなか頭には入りませんし、よほどの才能がない限り覚えたそばから忘れていってしまうでしょう。
試験勉強とは、結局、記憶力が勝負という面もあります。
しかし、人間が覚えておいて、自由自在に引き出せる知識の量には、限界があります。
あなたが高校受験や大学受験で覚えたはずの数学の公式や歴史の年号は、いま思い出そうとしてもまったく出てこないことでしょう。知識とは、どんなにしっかり記憶したつもりでも、長いこと使わなければ忘却の淵に沈んでしまうものです。
何年も試験に挑戦しているのに、一向に合格できない人がいるのはそのためです。
普通に考えれば、長年勉強している人は、知識や経験が積み重なるので、試験に合格する確率が高くなるはずです。
しかし、だらだらと勉強しているだけでは、せっかく試験前に頭に詰め込んだ知識も、一年後の試験までに抜け出ていってしまいます。新しい知識を覚えても、古い知識が抜けていってしまうのだとしたら、必ずしも長年勉強している人が有利とはいえない理由もよくわかるでしょう。
では、どうすればいいのでしょうか。
最短の期間で、どうしても必要なことだけを、できるだけ効率よく覚えることです。
よほどの難関試験を除けば、資格試験の勉強には1年半以上かけるべきではありません。毎日1時間の勉強を3年続けるより、毎日3時間の勉強を1年間のほうが、記憶しておける知識の総量は圧倒的に多くなります。
そのために必要なのが、試験合格までのスケジュールの作成です。
まず、次の試験日が半年以上先であれば、その試験を受験して合格してやるという気概を持ちましょう。
そして、試験までの期間、毎日できるだけ多くの時間を試験勉強にあてましょう。
資格試験で合格するのは、試験日までの期間、より密度の濃い勉強をした人です。極端なことを言えば、毎日15時間集中して勉強できるのであれば、多くの資格試験は3ヶ月で合格できます。
そこまでは無理だとしても、毎日6時間集中して勉強できれば、1年以内での合格は決して夢ではありません。
資格試験の合格率は、勉強時間に比例して高くなります。どれだけの時間を集中して勉強したかで、合格が決まるといっても過言ではありません。
裏を返せば、資格試験には、きちんと勉強さえすれば誰でも合格できるとも言えます。
なぜなら、試験勉強とは、かなりの部分が暗記だからです。頭の良し悪しよりも、勉強時間の密度と長さが合否を決めるからです。
そして、一日24時間は、誰にでも平等に与えられています。
もし、あなたが本気で試験に合格したいと思うのであれば、今日から毎日、試験勉強に励んででください。積み重ねた勉強時間は、あなたを裏切ることなく、合格へと導いてくれるでしょう。