建物とは?|わかりやすく宅建・宅地建物取引士の解説

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建物とは
目次

建築物の構造耐力

建築物は、自重・積載荷重・風圧・土圧および水圧並びに地震その他の振動及び衝撃に対して安全な構造でなければなりません。

下記の建築物については、その構造方法は、政令で定める基準に従った構造計算によって安全が確かめられたものでなければなりません。

  • 高さが60mを超える建築物
  • 高さが60m以下の建築物のうち、木造の大規模建築物、木造以外の大規模建築物
  • 高さが60m以下の建築物のうち、その主要構造部(床、屋根及び階段を除く)を石造、れんが造、コンクリートブロック造、無筋コンクリート造その他これらに類する構造とした建築物で高さが13メートル又は軒の高さが9メートルを超えるもの
建築物の構造耐力

建築物に関する規定

建築物にはさまざまな規定があります。

居室の天井の高さ

居室の天井の高さは、2.1m以上でなければいけません。

階段および踊り場の手すり

  • 階段およびその踊り場の両側に側壁またはこれに代わるものがない場合においては、手すりを設けなければいけません。
  • 階段が幅3mを超える場合においては、中間に手すりを設けなければいけません。

    ただし、蹴上げが15cm以下で、かつ、踏面が30cm以上のものにあっては、この限りではありません。

  • 上記の規定は、高さ1m以下の階段の部分には、適用されません。
建築物に関する規定

構造設計の原則

構造耐力上主要な部分は、建築物に作用する水平力に耐えるようつりあいよく配置しなければいけません。

木造建築物

木材

構造耐力上主要な部分に使用する木材の品質は、節、腐れ、繊維の傾斜、丸身等による耐力上欠点がないものでなければいけません。

土台および基礎

  1. 構造耐力上主要な部分である柱で、最下階の部分に使用するものの下部には、土台を設けなければいけません。

    ただし、当該柱を基礎に緊結した場合または平屋建ての建築物で足固めを使用した場合においては、この限りではありません。

  2. 土台は、一体の鉄筋コンクリート造または無筋コンクリート造の布基礎に緊結しなければいけません。

柱の小径

  1. 地階を除く階数が2を超える建築物の1階の構造耐力上主要な部分である柱のはり※1間方向及び、けた※2行方向の小径※3は13.5cmを下ってはいけません。
  2. 階数が2以上の建築物におけるすみ柱またはこれに準ずる柱は、通し柱としなければいけません。ただし、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合においては、この限りではありません。

※1:けたとは、棟木に平行している横架材をいい、その方向を「けた行方向」といいます。

※2:はりとは、上部の荷重を支える横架材をいい、はりの長さを「はり間」その方向を「はり間方向」といいます。

※3:小径とは、一般に柱材の断面は正方形であるが、長方形の断面の木材を柱に使用する場合は、その断面の小さい方の径で柱の太さを示すことから「小径」といいます。

はり等の横架材

はり、けたその他の横架材には、その中央部付近の下側に耐力上支障のある欠込みをしてはいけません。

>建築物に関する規定

筋かい

筋かいは、その端部を柱とはりその他の横架材と仕口に近接して、ボルト、かすがい、釘その他の金属で緊結しなければいけません。筋かいには、欠込みをしてはいけません。

ただし、筋かいをたすき掛けにするためにやむを得ない場合において、必要な補強を行ったときは、この限りではありません。

構造耐力上必要な軸組等

構造耐力上必要な部分である壁、柱および横架材を木造とした建築物にあっては、すべての方向の水平力に対して安全であるように、各階のはり間方向およびけた行方向に、それぞれ壁を設け、または、筋かいを入れた軸組をつり合いよく配置しなければいけません。

構造耐力上主要な部分である継手または仕口

構造耐力上必要な部分である継手または仕口は、ボルト締、かすがい打、込み栓打ちその他これらに類する構造方法により、その部分の存在応力を伝えるよう緊結しなければいけません。

ボルト締には、ボルトの径に応じ有効な大きさと厚さを有する座金を使用しなければいけません。

外壁内部等の防腐措置等

木造の外壁のうち、鉄鋼モルタル塗その他軸組が腐りやすい構造である部分の下地には、防水紙その他これに類するものを使用しなければいけません。

構造耐力上必要な部分である柱、筋かいおよび土台のうち、地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を講ずると共に、必要に応じて白蟻その他の虫による害を防ぐための措置を講じなければいけません。

木造建築物を耐震的にするための方法とは

木造建築物に関しても同様に、地震に耐えられるものでなければなりません。

屋根

屋根は軽い素材で、下地に緊結します。なお、耐風性にするには、重い材料で、屋根の形は簡単にします。

筋交いを均等に配置します。真壁造より大壁造の方が耐震上有利となります。

真壁造とは、柱型を外にあらわす壁の造り方です。主に和風住宅に用いられます。

大壁造とは、柱・間柱・筋交いなどを壁の仕上げで隠す造り方です。主に洋風建築に用いられます。

  1. 1階と2階は通し柱にします。
  2. ツーバイフォー工法(枠組壁工法)の場合は、箱を積み重ねるように2階を組み立てるので、通し柱でなくても良いです。
柱

土台

コンクリート造の布基礎にアンカーボルトで緊結します。

接合部

仕口・継手は金物で緊結します。

接合部

間取り

1階と2階はできるだけ同じ間仕切壁にします。
これにより、耐震性のある軸組を通じてしっかり組み立てることができます。
また、広い部屋はできるだけ2階にします。広い部屋は建物を支える壁面が少ないためです。

間取り

建物に関するよくある質問

構造上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分とは、どこですか。
構造耐力上主要な部分とは、基礎、壁、柱、土台、斜材(筋かいその他これらに類するものをいう。)、などで、建築物の自重若しくは積載荷重、積雪荷重、風圧、土圧若しくは水圧又は地震その他の震動若しくは衝撃を支えるものをいいます。
雨水の浸入を防止する部分とは具体的には、
  1. 住宅の屋根と外壁 (具体的には屋根・外壁の仕上げ・下地など)
  2. 住宅の屋根・外壁の開口部に設ける戸・枠その他の建具 (具体的にはサッシなど)
  3. 雨水を排除するため住宅に設ける排水管のうち、住宅の屋根もしくは外壁の内部または屋内にある部分  
が該当します。
間仕切り壁の位置ですが、耐力壁で無い間仕切り壁は壁量計算でも考慮に入れないのではないのでしょうか?
間仕切り壁は、構造的な役割をもつ耐力壁と区別して検討します。木造建築物においては、固定方法が不完全で抵抗力の低い壁(間仕切壁など)を準耐力壁とすることもあります。
棟木とは何ですか?
棟木とは、屋根の骨組みの頂部に用いられる水平材をいいます。