宅建を取得するメリット6選!就職や転職に有利?デメリットも紹介

更新日:2024年8月19日

宅建士は不動産業界だけではなく、他業種でも活かせる資格として人気があります。試験は民法や宅建業法などが出題され、全50問となっています。年齢や性別に関係なく誰でも受験できる点も魅力です。

しかし、受験を検討するにあたって「将来的なメリットには何があるか」「転職や就職に本当に有利なの?」と不安になるものです。

そこで、本記事では宅建を取得するメリットを解説します。デメリットや合格するためのポイントなども紹介します。これから宅建の勉強を始める方は、ぜひ参考にしてください。

  • 宅建の資格を取得することで、年収アップやキャリアアップ、不動産投資などの面で有利です。
  • 宅建の資格は女性の再就職にも有利になります。
  • 宅建の資格は合格者数の多さなどから希少性はありません。
  • 宅建の勉強をする際は通信講座がおすすめです。
  • 宅建資格の有無で年収に20万円から50万円ほどの差がつくことあります
  • 宅建の勉強で得た法律や経済の知識は、ビジネスシーンで幅広く活用できます
  • 宅建資格を持っていると家庭と仕事の両立がしやすくなるでしょう
  • 宅建資格を持つことで、金融機関や不動産業者からの信用も高まります
  • 宅建資格は、ダブルライセンス取得の足がかりの資格になります
  • 宅建資格に合格するためのポイントは、計画的な学習です

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目次

宅建の資格を取得するメリット

宅建の資格を取得するメリットは多岐にわたります。年収アップやキャリアアップ、女性の再就職などが挙げられます。仕事や資産形成において将来を見据える際には宅建の資格取得が有効です。さまざまなメリットについて、詳しく確認していきましょう。

年収アップに繋がる

宅建資格を取得すると、年収アップが期待できます。不動産業界では、宅建士に対して月額2万円から3万円の資格手当が支給される場合があります。年間で換算すると24万円から36万円の収入増加が見込めるでしょう。

また、宅建士の平均年収は400万円から600万円程度であり、企業の規模や個人の実力によって高収入を得ることも可能です。

加えて資格を持つことで、昇進や昇給のチャンスも増えます。実際に宅建資格を持つ人と持たない人では、年収に20万円から50万円ほどの差がつくことも珍しくありません。特に大規模企業では、宅建士の平均年収が600万円に達することもあります。

宅建士は不動産取引における重要な役割を担うため、会社内での評価も高まります。たとえば、重要事項説明や契約書への記名押印は宅建士の独占業務であり、責任ある仕事を任されることで、さらなるキャリアアップが期待できるでしょう。

就職・転職に強くキャリアアップに繋がる

宅建資格は、就職・転職市場で強い味方となります。不動産業界はもちろん、幅広い分野でキャリアアップのチャンスを広げてくれるのです。

不動産会社では宅建士の配置が法律で義務付けられています。そのため、資格保有者は即戦力として重宝されます。採用面でも優遇されやすく、昇進のチャンスも増えるでしょう。

さらに、宅建の知識は他業界でも活用できます。たとえば、金融機関では不動産担保ローンの審査に役立ちます。建設会社でも不動産取引をする際は、宅建士がいると一連の業務を任せられるため、重宝されます。

また、転職市場での宅建の資格を取得していると評価も高まります。宅建試験の合格率は15%程度と難関です。合格者は努力家で専門知識も豊富だと認識されるでしょう。そのため、さまざまな業界で歓迎されるのです。

このように宅建の勉強で得た法律や経済の知識は、ビジネスシーンで幅広く活用できます。これらの知識は、多くの業界で求められるスキルとなっているからです。資格を武器に、自分の可能性を最大限に引き出せるでしょう。

女性の再就職に非常に有利

宅建資格は、女性の再就職にも有利です。結婚や出産で一度職を離れた場合でも、宅建資格があれば再就職の際に武器となります。

また、宅建資格を持っているとパートタイムやフルタイムの柔軟な働き方が選べる点も魅力で、家庭と仕事の両立がしやすくなるでしょう。さらに、宅建士はデスクワークが中心であり、体力的な負担が少ないため、長く働き続けることが可能です。

先述のとおり、宅建の資格は不動産業界以外でも重宝されることから、より自分に合う業種や職場を選べるでしょう。いわゆる「手に職をつけている」のは女性にとっても武器になるわけです。

不動産購入・不動産投資に活用できる

宅建資格は不動産購入や不動産投資においても役立ちます。たとえば、物件の購入や投資を行う際に法的なトラブルを避けるためには、関連法規を正確に理解していることが大事です。宅建の資格を持つと物件の法規制や重要事項説明の内容を深く理解でき、リスクを最小限に抑えられるでしょう。

また、物件選びの判断力が向上します。不動産の価値を評価する際には、立地条件や市場の動向、建物の状態など多くの要素を考慮する必要があります。宅建の勉強で得た知識を活用すれば、これらの要素を総合的に判断し、最適な物件を選ぶことが可能です。

さらに、宅建資格を持つことで、金融機関や不動産業者からの信用も高まります。不動産購入や投資において金融機関からの融資を受ける際に、宅建資格保有者は一定の収入が見込めると見なされ、融資審査に有利になる場合もあります。

生涯資格を活用できる

宅建資格は、一度取得すれば生涯有効な資格です。しかし、宅地建物取引士証(宅建士証)は5年ごとに更新が必要です。更新手続きの流れは以下をご覧ください。

  1. 更新案内の受領
  2. 法定講習の予約
  3. 法定講習の受講
  4. 新しい宅建士証の受け取り

有効期限が近づくと、各都道府県の宅建協会から更新案内が届きます。この案内には、更新手続きに必要な情報や書類が含まれています。更新案内を受け取ったら、法定講習の予約をしてください。講習は各都道府県で定期的に開催されており、インターネットや電話で予約が可能です。

そして、予約した日に法定講習を受講します。講習内容は最新の法令や取引実務に関するもので、約6時間程度の講習を受ける必要があります。講習終了後、宅建士証を受け取れます。5年後には同様の手順を踏んで更新していくと一生涯にわたり宅建士として活動が可能です。

このように、更新手続きは決して難しくありませんが、法定講習の受講を忘れないように注意してください。

ダブルライセンスを目指せる

宅建資格は、ダブルライセンス取得の足がかりの資格になります。理由は他の資格と重複する学習分野が多いため、効率的に複数の資格を目指せるからです。

具体例を挙げると、管理業務主任者があります。宅建と管理業務主任者は、民法や建築基準法などの分野で重なる部分が多くあります。宅建の知識をベースに、マンション管理の専門性を加えられるのです。

また、ファイナンシャルプランナー(FP)も相性が良いでしょう。不動産に関する税金や資産運用の知識は、両資格で共通しています。宅建で学んだ不動産知識に、金融や保険の知識をプラスできます。

ダブルライセンスにおける就職活動では、幅広い知識を持つ即戦力として高く評価されるでしょう。また、職場でも重要な役割を任されたり給与アップを期待できたりします。

宅建の資格を取得するデメリット

宅建の資格を取得する際はメリットだけではなくデメリットも確認しておきましょう。主なデメリットとして、資格取得までの勉強時間の確保が必要な点や資格としての希少性がない点などが挙げられます。デメリットも考慮し、資格取得を目指すかどうかを判断しましょう。

勉強時間が300~600時間かかる

宅建試験の合格に必要な勉強時間は300〜600時間とされています。これは法律や不動産に関する予備知識がない初学者の場合です。

300〜600時間という勉強時間は、1日2時間の勉強を続けても約5〜10ヶ月かかる計算です。たとえば、平日に1〜2時間、休日に3〜4時間の勉強時間を確保することで、半年から1年以内に合格を目指せます。

独学で勉強する場合、教材の選定やスケジュール管理、疑問点の解消に多くの時間がかかります。そのため、独学では600時間以上の勉強時間が必要となることもあるでしょう。

一方、資格予備校や通信講座を利用すると講義やサポートが充実しているため、400時間程度で済むこともあります。

このように、宅建資格を取得するためには、相当な時間と労力が必要です。特に仕事や家庭の事情で忙しい方にとっては、勉強時間の確保が大きな課題となります。

なお、宅建士試験に合格するための勉強時間については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

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宅建士試験に合格するための勉強時間について詳細はこちら

資格として希少性はない

宅建資格は、取得者数の多さから希少性に乏しいといえるでしょう。毎年20万人以上が受験する人気資格であり、毎年3万〜4万人の合格者が存在します。たとえば、行政書士試験の合格者は例年4,000〜6,000人程度です。合格者数を比較してみても宅建の資格の希少性の乏しさが伺えます。

宅建の資格はさまざまな業種への就職に有利といっても、取得者が多ければ資格を持っているだけで転職市場で優位性を得られない可能性があります。

特に不動産業界では、宅建資格はほぼ必須とされています。そのため、不動産業界に就職や転職を考えている人にとっては、資格を持っていることが当たり前の状況なのです。結果として、資格の有無よりも実務経験や営業力などの他のスキルが重視されがちです。

また、他業界への転職を考えている場合も、宅建資格だけでは差別化が難しいでしょう。多くの企業が宅建資格保有者を募集していますが、それだけ応募者も多いということです。

登録・更新に費用がかかる

宅建資格を取得する際には、登録や更新にかかる費用がデメリットとなります。これらの費用は宅建士として活動するに必要不可欠です。

まず宅建資格を取得した後の初回登録費用が必要です。この登録は宅建士として正式に活動するために必要な手続きとなります。

次に宅地建物取引士証(宅建士証)の交付申請手数料もかかります。ただし、試験合格後1年以上経過している場合は、法定講習の受講が必要となり、その受講料もかかります。

さらに、宅建士証の更新は5年に一度行われ、その際にも費用が発生します。更新手数料と法定講習受講料が必要です。この講習は最新の法令や実務に関する知識を更新するためのもので、必須となっています。

これらの費用をまとめると、以下のようになります。

  • 資格登録手数料:37,000円
    (実務経験が2年未満の場合、登録実務講習の受講費(別途必要):約20,000円)
  • 宅建士証交付申請手数料:4,500円
    (試験合格後1年以上経過の場合は法定講習受講料12,000円を追加)
  • 宅建士証の更新手数料と法定講習受講料:16,500円(5年ごと)

以上のようにさまざまな費用がかかります。特に宅建士証の更新は5年ごとに必要であり、長期的に見れば費用が積み重なります。

ただし、実際に宅建士として活動しなければ、費用を負担する必要はありません。試験に合格すれば資格自体は一生涯にわたって有効なので、宅建士として活動する際に登録しても問題ありません。

宅建士試験に合格するためのポイント

宅建士試験の合格は決して簡単ではありません。先述のとおり、合格率が15%程度という数字が難易度を示しています。不動産関係の資格である不動産鑑定士試験の合格率が30%を超えているので、宅建士試験の難しさがわかるでしょう。

しかし、適切な戦略を立てれば、合格の可能性は大きく高まります。合格するためのポイントは、計画的な学習です。数百時間の学習時間が必要とされるため、余裕を持ったスケジュール設計がポイントになります。

次に過去問題の徹底的な分析が欠かせません。出題傾向を把握し、弱点を克服することで、効率的に得点力を上げられます。また、法改正にも注意が必要です。最新の法律知識を押さえることで、思わぬ失点を防げます。

過去問演習や模擬試験の受験など実践力を養う学習も取り入れて、合格ラインに持っていく必要があります。なお、宅建士試験の勉強方法については、以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

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宅建の勉強法とは?効率よく勉強する方法やコツなどはこちら

宅建士最短合格なら通信講座がベスト

宅建士試験合格を目指すなら、通信講座がおすすめです。その理由は、効率性、経済性、サポート体制の3点が挙げられます。

まずは通信講座の学習効率の高さです。
専門家が作成したカリキュラムに沿って勉強できるため、重要ポイントを逃さず、無駄なく学習を進められます。特に過去問題や頻出テーマに焦点を当てた教材は、試験対策として非常に効果的です。

次に通信講座は経済的にも優れています。
対面式の講座と比べると、受講料が比較的安く設定されていることが多いです。さらに、通学にかかる交通費や時間的コストも削減できます。自宅で学習できるため、仕事や家事の合間を縫って効率的に勉強時間を確保できるのも大きなメリットです。

最後に通信講座の充実したサポート体制も魅力です。
独学では解決が難しい疑問点も、質問対応サービスを利用することで迅速に解消できます。また、進捗管理ツールや模擬試験など、学習をサポートするさまざまな機能が用意されていることが多いです。これらを活用することで、モチベーションを維持しながら着実に学習を進められます。

宅建士試験は難易度が高く、独学での合格は容易ではありません。通信講座を利用することで、効率的かつ経済的に、そして十分なサポートを受けながら試験対策に取り組めます。

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宅建の資格は魅力的なメリットが豊富

宅建の資格を取得すると年収アップやキャリアアップ、不動産投資の優位性などさまざまなメリットがあります。合格すれば一生モノの資格として活かせる点も魅力です。

ただし、資格の希少性の乏しさや費用負担がある点などには注意しましょう。将来的なキャリアプランを考えつつ、宅建の資格取得を目指してみてください

この記事の監修者は
窪田義幸(くぼた よしゆき)

″栄光を掴む″ための講義、″強い意欲″を持ち続けるための講義をめざします
【出身】愛知県
【経歴】立命館大学文学部卒。宅建・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士。
【趣味】神社仏閣巡り
【受験歴】1999年宅建試験受験、合格
【講師歴】2001年よりフォーサイト宅建講座講師スタート
【刊行書籍】3ヵ月で宅建 本当は教えたくない究極の宅建合格メソッド (最短合格シリーズ)
【座右の銘】雨垂れ石を穿つ
フォーサイト公式Youtubeチャンネル「くぼたっけん」
フォーサイト講師ブログ

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