平成30年度 宅地建物取引士資格試験の講評
2018/10/21
平成30年10月21日(日)に、平成30年度宅地建物取引士(宅建)資格試験が実施されました。
受験されたみなさま、お疲れさまでした。
今年の試験について、全体的な難易度は、
「昨年と同レベル~やや易しい」という印象でした。
特徴として、改正部分からの出題が目立ちました。
また、判断に迷う問題も散見されたため時間配分が大変だったかと思います。
宅建業法、法令上の制限、その他の法令でいかに得点できるかがカギ。
窪田講師による平成30年度宅地建物取引士試験 講評動画
平成30年度宅地建物取引士 試験講評
宅建業法について
【出題数】
*例年通り、50問中20問(問26から問45)
【出題内容の分析】
*個数問題が3問(前年は6問)、組合せ問題が1問(前年は0問)。
*全体としては「標準」レベルの問題となっています。
*改正部分からの出題が目立ちました(建物状況調査、報酬、IT重説)。
*媒介契約、8種規制、35条・37条書面、営業保証金・保証協会、業務に対する規制など
例年通りの重要テーマからの出題となっていましたが、
解答に時間がかかる問題が多かったと思います。
法令上の制限について
【出題数】
*例年通り、50問中8問(問15から問22)
【出題内容の分析】
*全体としては「標準」レベルの問題となっています。
*改正部分からの出題がありました(田園住居地域)。
*選択肢の中には細かい規定からの出題があったものの、消去法で対応できたかと思います。
その他の法令について
【出題数】
*例年通り、50問中8問(問23から問25、問46から問50)
【出題内容の分析】
*全体としては「標準」レベルの問題となっています。
*登録免許税は難しい問題ですので正解できなくても合否に影響はないものとなります。
*いわゆる5点免除の部分も基礎的な問題というのが印象でした。
権利関係について
【出題数】
*例年通り、50問中14問(問1から問14)
【出題内容の分析】
*最近の傾向であった「民法に規定されているもの」といった出題がありませんでした。
*難しい問題と解きやすい問題が混在していました。
合格ライン(予想)
36点(±1)