2013年(平成25年)宅建の「過去問」‐第12問(権利関係)

受講前のお問い合わせはこちら
0120-966-883
受付時間 11:00〜19:00(日曜・祝日・年末年始を除く)
平成25年度 問題一覧へ
平成25年

権利関係 > 賃貸借契約 > 借地借家法 > 借地の場合

難易度
解答時間
2
Q12

賃貸借契約に関する次の記述のうち、民法及び借地借家法の規定並びに判例によれば、正しいものはどれか。

ゴルフ場経営を目的とする土地賃貸借契約については、対象となる全ての土地について地代等の増減額請求に関する借地借家法第11条の規定が適用される。
借地権の存続期間が満了する際、借地権者の契約の更新請求に対し、借地権設定者が遅滞なく異議を述べた場合には、借地契約は当然に終了する。
二筆以上ある土地の借地権者が、そのうちの一筆の土地上に登記ある建物を所有し、登記ある建物がない他方の土地は庭として使用するために賃借しているにすぎない場合、登記ある建物がない土地には、借地借家法第10条第1項による対抗力は及ばない。
借地権の存続期間が満了する前に建物が滅失し、借地権者が残存期間を超えて存続すべき建物を建築した場合、借地権設定者が異議を述べない限り、借地権は建物が築造された日から当然に20 年間存続する。
選択肢 1 × 誤り
解説
ゴルフ場経営を目的とする土地賃貸借契約については、当該土地が建物の所有と関連するような態様で使用されていることもうかがわれない場合、地代等の増減額請求に関する借地借家法第11 条の規定は適用されません(最判平25.1.22)。借地借家法は、建物の所有を目的とする地上権および土地の賃借権について適用されるものであって、それ以外の利用目的には適用されないからです(借地借家法第1条)。
選択肢 2 × 誤り
解説
借地権の存続期間が満了する場合、借地権者が契約の更新を請求したときは、建物がある場合に限り、従前の契約と同一の条件で更新したものとみなされます。但し、借地権設定者が遅滞なく、正当事由がある異議を述べた場合は、更新されません(同法第5条第1 項、第6 条)。異議を述べるためには、正当事由が必要であって、単に異議を述べれば、借地契約が当然に終了するのではありません。
選択肢 3 ○ 正しい
解説
二筆ある土地の借地権者が、そのうちの一筆の土地上に登記ある建物を所有しているにすぎない場合は、登記ある建物がない土地には、借地借家法の賃借権の対抗力はおよびません(最判昭40.6.29)。
選択肢 4 × 誤り
解説
借地権の存続期間が満了する前に建物の滅失があった場合において、借地権者が残存期間を超えて存続すべき建物を築造したときは、その建物を築造するにつき借地権設定者の承諾がある場合に限り、借地権は、承諾があった日または建物が築造された日のいずれか早い日から20 年間存続します(同法第7 条第1項)。以上から、異議を述べない限りではなく、承諾が必要ですし、建物が築造された日からではなく、承諾があった日または建物が築造された日のいずれか早い日ですので、誤りとなります。
※掲載している問題および解説は、必ずしも最新の法改正に対応したものではありません。直近の試験に向けて法改正に対応している問題および解説については、フォーサイトの過去問講座(有料)にてご提供しております。

過去問TOPへ戻る