私が実践した宅建の「ながら勉強」方法について

性別女性
年代50代
試験年度2015年(27年度)
エリア埼玉県
勉強時間300時間
勉強期間4ヶ月間
職業自営業・会社経営
受験回数初学者(1回目)
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
宅地建物取引士資格試験に合格出来て本当に嬉しいです。

証券アナリスト資格試験に合格した時やTOEIC960点を取った時より嬉しかった程です。あらためて窪田先生をはじめ、フォーサイトのスタッフの皆さまに心から御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

嬉しかった最大の理由は、勉強を計画的に進めることが出来ない状況下での合格だったからでした。

自営業なので土日祝祭日も無く働くことは当然ですし、勉強時間の確保が困難なのは当初から予想していました。

まとまった時間が取れるのは受注業務が無い時。それでも閑だと思っていても半日も経たないうちに急に忙しくなることも珍しくありません。

時間が取れそうだと思った時に動画で講義を聴き、忙しくなれば中断し、また時間が出来た時に再開するという具合でなかなか知識も定着しませんでした。

そんな勉強スタイルでとりあえずテキストは2巡したものの、年齢のせいもあって暗記はまだまだ不十分。さすがに8月に入ると気持ちにも焦りが出てきて勉強のルールを決めました。

1.寸暇を惜しんで勉強する

8~10月はまったく隙間の無いほどびっしり仕事が入り、10月18日の直前まで英文報告書の納品予定があった程です。ですので、「ながら勉強」出来る時間を徹底的に活用しました。

たとえば、移動中の電車の中、銀行のATMで並んで待っている時間、ランチを食べながら…等。単語カードをどこでも携行し、タブレット端末が使える時はそれを見ながら何度も復習しましたし、択一問題集も大きめの付箋を各ページに貼っておいてそこに回答記入しながらホームで電車を待ったりすることもよくありました。

さらに偶然にしてはタイミングが良すぎましたが、ビル購入の契約と決済に立ち会う機会が試験の直前にあったので、まさに35条書面や37条書面の実物を見ながら、そこでも気づくと頭の中は復習モードになっていました。


2.過去問をとことん解く

窪田先生からのご助言でもありましたが、最後の2ヵ月間はそれに集中しました。もちろんテキストにも戻りましたが、それは過去問で気になった記憶の曖昧なところを確認することが主な目的でした。

暗記もその都度気になったところを何度も見て覚えるようにし、結果的には4冊のテキストをランダムローテーションで見ていたと思います。

一年余りの間に解いた累計の過去問数は2,200問。最後の1ヵ月間はCとDは無視してAとBの問題に絞りました。

それに加え、択一問題集は5回解き、5回目の誤りは4セクションの合計で12問でしたが、それでも試験当日は不安で不安でたまらかなったことを今でも思い出します。


3.仮想ライバルをイメージする

特に勉強仲間がいたわけではありませんが、「この人には負けたくない」と思っていた人がおり、その人も将来的に不動産業務を視野に入れたビジネスプランを練っていたので、勝手ながら私の中で「仮想ライバル」になっていただきました。

勉強にくじけそうになると必ずこの人のことを思い出し、「負けたくない」という気持ちが勉強のモティベーションにつながり予想以上の効果がありました。

不動産関連の仕事には2年程前から関わっていましたが、資格試験に合格したことでこの分野できちんとした形でコミットメントを深めていきたいと強く思うようになりました。

クライアントさんにも今までより緊張感をもって接しなければと身が引き締まる思いです。新たな展開が開けそうで本当に感謝の一年です。
0おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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