自制心があれば宅建は受験1回で合格できる資格ですね

私は消費生活センターで働いていますが、近年の消費生活に関する苦情は複雑化、多様化、深刻化、高額化、国際化しており、解決までの期間も長期化する傾向にあります。

アダルトサイトのワンクリック請求、海外事業者の金融商品トラブル、美容医療トラブル、インターネット通販でのトラブル等々の相談の他、アパートの賃貸借契約、不動産の売買契約、住宅のリフォームの苦情から原野商法の二次被害まで幅広い相談が寄せられます。

消費生活センターで扱う法律は主に特定商取引法、消費者契約法、割賦販売法、民法、金融商品販売法、電気通信事業法、食品表示法等ですが、宅建業法、建築基準法、借地借家法等の知識も必要不可欠です。

私は消費生活アドバイザーと消費生活相談員資格を有していますが、不動産業者の方や建築関係者の方と交渉をする際に、宅地建物取引士の資格を有していたらもっとよい交渉ができるのではないかと常々考えておりました。

子どもも大学院、大学生になり親元を離れましたので自分の時間はたっぷりあります。「よし、今、しっかり勉強して宅地建物取引士の資格を取得しよう!」と決意しました。

決意したのは12月。
以前、「深夜12時過ぎまで働くサラリーマンでも難関資格が取れる勉強法」を読んで感激したことを思い出し、その本の作者がフォーサイトの設立者でしたので、迷わずフォーサイトに決めました。

ガイダンスをしっかり読み、学習20カ条を壁に張り、あとはひたすらスケジュールに従って勉強しました。

私の場合は平日は仕事だけで疲れてしまい、資格のための勉強まで体力がありませんでしたので、ゴールデンウィークや夏季休暇、土、日、祝日は10時間以上集中して勉強しました。

人間の能力に大差はないと思います。試験に「合格」するか「不合格」になるかは「自制心」ではないかと思います。

自制心とは「将来のより大きな成果のために自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する能力」だと言われますが、「今、遊びに行くか、今、勉強するか」。

ややもすると安易な方、楽しい方、楽な方に流されてしまう自分の感情をコントロールし、自分の目標の実現のために気持ちの舵を切る。その繰り返しではないかと思います。

ちょうど1年前、届いたばかりのフォーサイトの教材を前に「絶対に1回で合格する」と心に決めました。孤独になりがちな受験勉強ですが、フォーサイトさんにいつも寄り添って頂いたので、孤独感を味わうことなく最後まで完走することができました。

おかげさまで目標通り「1回で合格」することができました。ありがとうございました。宅地建物取引士試験に「合格」したことで、自信をもって仕事に励むことができます。