DVDでインプット、過去問でアウトプットして宅建に一発合格

性別男性
年代40代
職業無職
3月までは仕事で毎日退社時刻が23〜24時でした。家に着いて晩飯や入浴して少しTVでニュ一スでも視れば、あっと言う間に24〜25時なります。

運良く、3月中で毎日5時間の残業生活から開放されて、4月中旬頃に考えて出した結論が、「退社し、宅建に一発で合格して宅地建物取引主任者になる」でした。

なので、1日の勉強時間は朝から晩までたっぷりありました。試験直前までの勉強の時間は、教材が届いた4月末の勉強を開始した頃とほとんど変化ありませんでした。

仕事との両立は難しいと判断したので、あえて仕事に就かず勉強時間を作ったということです。

なので、私の合格のコツはモチベーションの持続だったと思います。そのコツは、定期的に実施する確認テストの合否及びそのランキングです。それを励みに頑張りました。


学習計画は、1週間で完結する方式を取り、全科目の学習内容を月曜日から金曜日に割振ります。

週末は平日に終らなかった学習に当てました。一日の学習方法は、まず講義DVDを使用して、1科目のインプットをし、その学習内容に該当する『過去問』でアウトプットします。それを全科目に対して繰り返します。

1週間が経過すると、全科目の学習内容が完結したことになります。次の1週間も基本的に同じ学習内容、学習方法で、2週間で全学習内容を2回実施したことになります。

前の1週間を予習とみるか、後の1週間を復習と見るかは見方次第ですが、私の場合は予習・復習というよりは、全学習内容を1週間で完結させて、反復・継続、知識のインプット・アウトプットを1週間単位で繰り返す方法を採用しました。

半年だと約24週間なので、24回同じことを繰り返したことになります。その合間に、定期的に確認テストにトライしました。10月に入り、昨年の問題や模擬試験の問題を2時間で解く練習を実施しました。

講義DVDとテキストを使用して知識のインプット作業後、該当する『過去問』にトライして、知識のアウトプット作業をしました。『過去問』は、正解・不正解に関わらず全部の肢の解説を読んで、内容の理解に努めました。

内容の理解に努めないと、問題や肢の文言が少し変わっただけで全く理解できない、文言の一字一句が全く同じでなければ問題が解けないということになり、応用力が付きません。

本番の試験で全く同じ記述の問が出題されれば良いのですが、大体表現方法などを変えてくるので、暗記一辺倒に陥らないようにしていました。内容の理解に重点を置いて『過去問』を解いていくと、何が重要で何処を理解しなければいけないのかが把握できるようになります。

学習のポイントを押さえながら知識のインプットをするには、『過去問』によるアウトプットの作業が重要だと思います。

学習期間の大半がインプット、試験直前がアウトプットと分ける方法は得策ではないと思います。

『過去問』の教材を早めに有効活用する方法をお勧めします。テキスト、講義DVD、『過去問』を学習初日からやり、『過去問』の解説を読んで理解を深め、間違った肢を修正しておけば、より短時間で正解を見つけられるという、合格のための実力がつくと思います。


●精神面を維持するには

今後の自分にはこの資格が必要であるということを再認識することが、一番重要な気がします。私の場合は、年齢的にも一発で合格しないと資格を活用してられない状況になると自分に言い聞かせました。

定期的に実施する確認テストでは、自分はこの科目で合格レベルか、何位かを確認して成績が悪いと発奮材料にしていました。

また、挫折せずに学習を反復・継続できた大きな要因は、『過去問』でアウトプットすることにより、学習効果を実感でき、知識のインプット作業が間違っていないと確認でき、着実に合格レベルに近づいていると思えたことだと思います。

直前ダッシュの勉強方法で一番大事なことは、問題を解くスピード感覚を養うことです。

具体的には、模擬試験問題を2時間で全部解答すること、それも時間不足で適当に解答するのではなく、全部の問の全部の肢に目を通して、一番妥当な選択肢を解答するスピード感覚を養うことです。


●問題を解く順番は

権利関係は他の科目に比べると複雑なため、解答するのに予想以上に時間が掛かってしまう傾向があるので、一番後にやることをお勧めします。

権利関係以外の業法・法令上の制限・その他の法令の3分野の問題をなるべく試験時間の前半一時問で解答するくらいのペースが、余裕を持って権利関係の問題に当たれ、全問を吟味して解答することができるペースだと思います。

試験日前日までには、ともかく新たなことには着手せずに、今までにインプットしたこと、頭の中の整理・整頓に重きを置き、不得意な科目などの時間配分を増やし、アウトプットの練習をしておけば良いと思います。

学習初期の段階で、「権利関係は難しいけど業法は比較的簡単だ」、「法令上の制限とその他の法令は無味乾燥で暗記物が多い、反復・継続が大事だ」と気が付き、早期に分野別の攻略法や試験対策を確立できたのが、宅建試験合格の勝因ではないかと思います。

約半年間、宅建の学習に没頭できたのも、図解を多く用い、初めて宅建の学習をする人に敷居が高いと思わせない工夫のある教材のおかげでした。

フォーサイトのテキストや講義DVD、『過去問』の解説が、私の宅建試験一発合格に多大な貢献をしてくれました。有難うございました。
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