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解答速報・試験講評

令和6年度 通関士試験の解答速報・試験講評

解答速報

10月6日(日)に実施されました、令和6年度 通関士の解答速報と試験講評を公開いたします。自己採点も公開いたしますので、是非ご活用ください。

通関業法
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関税法等
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通関実務
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f1359000
g0906000
h0815400
i0302000
j0271800
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0245400
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6234000
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試験講評

10月6日(日)に、「令和6年(第58回)通関士試験」が実施されました。受験された皆さま、お疲れ様でした。

今回の試験について科目ごとに分析すると、「通関業法」は過去問をマスターできていれば合格基準を超えることは比較的容易で、満点を獲得した受験者も多かったと思われます。一方で「関税法等」は、これまでの傾向と少しことなる問題が散見され、難易度が高いものとなりました。さらに「通関実務」は、近年の出題傾向から若干の変更がみられたことから、苦戦した受験者が多かったと思われますが、全体的には標準的な難易度となりました。

また、「合格基準」については、標準的な基準である「(各科目)満点の60%以上」と予想されます。 ただし、「関税法等」の難易度の高さにより、試験委員会が想定した得点状況が全体的に下回る場合は、「関税法等」の合格基準については「満点の60%以上」との基準が緩和される可能性があります。

「通関業法」について

まず、【(語句)選択式】については、例年並みの難易度でした。過去問をマスターしていることで、満点も狙える内容でした。

【(多肢)選択式】及び【択一式】については、判断に迷う肢は若干あったものの、過去問をマスターできていれば合格レベルでした。判断に迷う肢があった問題としては、「第15問(通関業の許可に基づく地位の承継)」「第18問(通関業者の記帳、届出、報告等)」がありました。

「関税法等」について

まず、【(語句)選択式】については、過去問ベースの出題ではあったものの、「第3問(輸入の許可前における貨物の引取り)」については、近年出題実績がなかった切り口での空欄があり、選択に迷う方も多かったと思われる出題であり、難問に分類されると考えられます。

【(多肢)選択式】及び【択一式】については例年どおり、過去問ベースの肢と新作の肢が混在する問題構成でした。 「新傾向で過去問対策だけでは合格できないのでは?」といった感想を抱く受験者もいらっしゃいますが、選択肢をしっかりと検証すると、過去問演習で取り組むことがなかった知識を論点とする問題肢を含む問題であっても、過去問の知識を元に他の肢の比較によって正解を導ける問題もありました。また、難問ではあるものの、合格基準を逆手にとり、「全体の4割が不正解でも合格レベル」と捉えると、「正解できなくても合否に影響しない問題」と言えるものもありました。

正解することが難しかった問題としては、「第8問(関税の納税申告、修正申告、更正の請求、更正及び決定)」「第18問(輸出通関)」「第19問(輸入通関)」「第26問(不服申立て)」「第29問(輸出してはならない貨物)」がありました。

「通関実務」について

まず、【輸出申告】については、オーソドックスな問題でした。そして、問題「記7」に掲げられた「当該仕入書の品名に特に記載のあるものを除き、西暦2000年以降に製作されたものとする。」との記述および仕入書に「(Mede in ●●●●)」と製作年が記述されている貨物について、当該記述を貨物分類にどのように反映させるべきかの判断がポイントとなりました。

一方、【輸入申告】については、問題「記3」の指示を忠実に実行できたこと、「記8」「記9」「記10」に記載された貨物の特徴を踏まえた貨物分類、さらには「記11」に記載された状況を正確に理解した上で処理できたことがポイントとなりました。

以上から、【輸出申告】および【輸入申告】のいずれも、過去問演習を通じた申告価格の算出方法と貨物分類方法の正確な理解、という基礎を確実に習得できているかが試された出題と言えます。

次に、【(多肢)選択式】及び【択一式】については、近年出題されていた、問題文に示された規則等の「あてはめ」を求める出題はありませんでした。この「あてはめ」問題は、手順さえマスターすれば容易に正解できる問題であったため、得点を獲得しそこねた格好となりました。

正解することが難しかった問題としては、「第4問(「貨物を輸入しようとする者」の意義)」「第9問(関税額の計算)」「第16問(EU協定)」「第17問(締約国原産品であることを申告する書類)」でした。

以上

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