令和4年度 通関士試験の解答速報・試験講評

2022/10/04

解答速報

10月2日(日)に実施されました、令和4年度 通関士の解答速報を公開いたします。

通関業法

第1問 13
8
11
14
4
第2問 12
1
14
7
2
第3問 2
14
9
10
4
第4問 2
4
11
9
10
第5問 5
7
9
1
13
第6問 1,2,4
第7問 1,3,4
第8問 2,4
第9問 2,3,4
第10問 4,5
第11問 3
第12問 4
第13問 4
第14問 1
第15問 2
第16問 1
第17問 0
第18問 3
第19問 5
第20問 3

関税法等

第1問 4
8
13
2
15
第2問 6
11
12
15
4
第3問 2
15
7
4
9
第4問 7
3
5
9
11
第5問 15
3
9
11
1
第6問 3,4,5
第7問 1,2,4
第8問 1,4,5
第9問 3,5
第10問 1,3
第11問 1,3
第12問 2,4
第13問 1,4,5
第14問 1,3
第15問 1,3,5
第16問 2
第17問 2
第18問 4
第19問 5
第20問 3
第21問 5
第22問 5
第23問 4
第24問 3
第25問 2
第26問 3
第27問 4
第28問 4
第29問 2
第30問 4

通関実務

第1問 a 3
b 9
c 14
d 11
e 6
第2問 a 9
b 4
c 15
d 1
e 11
f 8300000
g 5200000
h 2090000
i 1560000
j 0221000
第3問 1,5
第4問 1,3
第5問 1,2,5
第6問 1,4,5
第7問 1,3,4
第8問 1873400
第9問 2529200
第10問 5430000
第11問 7490000
第12問 4500000
第13問 1
第14問 4
第15問 4
第16問 3
第17問 3

試験講評

10月2日(日)に、令和4年(第56回)通関士試験が実施されました。受験された皆さま、お疲れ様でした。

今回の試験について、総じて見ると、「通関業法」および「関税法等」は、正解肢を特定するのは困難な問題もありましたが、過去問をマスターできていれば合格基準を超えることは可能な内容でした。一方で 「通関実務」は、申告書の問題は近年と比して大幅な傾向変化は見られなかったものの、提示された規則を「あてはめ」と正解を求める問題および計算式の問題については、難易度が高い内容でした。

また、「合格基準」について、「通関業法」、「関税法等」および「通関実務」は、極端な難易度ではなかったため、合格基準は標準的な基準である「(各科目)満点の60%以上」と予想されます。

「通関業法」について

まず、【(語句)選択式】については、例年並みの難易度でした。過去問をマスターしていることで、満点も狙える内容でした。

【(多肢)選択式】及び【択ー式】については、判断に迷う肢が数肢あったものの、例年通り、過去問をマスターし、しっかり得点できれば合格レベルでした。正解することが比較的難しかった問題としては、「第7問(通関業者の許可に基づく地位の承継)」「第14問(通関士の設置)」「第17問(通関業者の記帳、届出、報告等)」がありました。

「関税法等」について

まず、【(語句)選択式】については、過去問ベースの出題ではあったものの、「第2問(関税の納期限)」については、出題実績がなかった切り口での空欄があり、選択に迷う方も多かったと思われる出題でした。

【(多肢)選択式】及び【択ー式】については例年どおり、過去問ベースの肢と新作の肢が混在する問題構成でした。 過去問演習でフォローできない知識であっても、各制度内容の概要から推測して正解できる肢もありましたので、そうした意味では、「現場思考」で正解できたかどうかが合否を分けると推測します。

正解することが難しかった問題としては、「第6問(関税の確定及び納付)」「第7問(関税(附帯税を除く。)の延滞税)」「第10問(保税地域)」「第13問(課税価格の計算方法)」「第25問(特恵関税制度)」がありました。

「通関実務」について

まず、【輸出申告の作成】については、オーソドックスな問題でした。そして、問題「記6」に掲げられた各運賃や費用等を申告価格にどのように反映させるべきかの判断、さらに問題「記7」および「記8」を念頭においた正確な分類がポイントとなりました。

一方、【輸入申告の作成】については、問題「記7」の貨物特徴の理解、「記8」~「記11」に記載された状況を正確に理解した上で処理できたことがポイントとなりました。

以上から、【輸出申告の作成】及び【輸入申告の作成】のいずれも過去問演習から申告価格の算出方法と貨物分類方法の正確な理解、さらに情報整理力が試された出題といえます。

次に、【(多肢)選択式】及び【択ー式】については、近年出題されるようになった、問題文に示された規則等の「あてはめ」する能力を試す出題がありました。いわゆる「法的思考力」を試そうとする出題者の意図が読み取れます。

正解することが難しかった問題としては、「第6問(原産品の判断)」「第7問(原産品の判断)」第12問(課税価格の算出)」「第16問(関税率表における物品の所属)」でした。

以上

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