
海外在住でも通関士に一発合格できました
【通関士】
2019年(平成31年度)合格
- 勉強期間
- 11ヶ月間(11月〜)
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 30代
- 性別
- 男性
現在、専門商社のタイ支店にて海外駐在員として勤務しております。
仕事がら貿易に関する知識が必要なのと、まだ社内で誰も通関士を取得していないということもあり、一念発起しました。
去年の12月頃から教材選びをスタートしました。
様々な通信教育があるなか口コミとサンプルテキストを見比べて、全カラーで見やすそうなフォーサイトのテキストに魅力を感じ、また専用アプリ「道場破り」を通して疑問に思ったことを海外にいながらでも問い合わせることができる点も決め手となりフォーサイトにしました。
すぐに教材を購入して実家宛に送ってもらい、帰国した際に全テキストをスーツケースに積め込んでタイに持っていき、今年の1月から本格的に勉強をスタートしました。勉強時間は朝通勤前に30分~1時間、仕事終わりに2時間ほど、夜寝る前にテキストを読んで、翌朝読んだ部分を見て覚えなおすというルーティーンに加え、土日祝日は問題集を何度も繰り返し解きました。どうしてもわからないところは道場破りを通して何度か質問をさせて頂きました。すぐに回答を頂き、また解説もわかりやすかったので知識固めに非常に役立ちました。
あまりの覚える量の多さと、根っからの三日坊主な性格のため何度も何度も挫折しかけましたが、社内で1番最初に、しかもタイにいながらにして合格してやるぞ!というモチベーションのもとなんとか継続して勉強することができました。
試験2日前の日本行きの飛行機の中でテキストを読み込み、前日には通関実務の間違えやすいポイントを最終確認して試験に臨みました。
試験終了後は今までにない手ごたえを感じたことを覚えています。一度も制限時間内に解くことができなかった通関実務が時間内に解くことができてしかも見直す時間まであったからです。その時間内にケアレスミスを見つけ、諦めていた問題を再度落ち着いて解くことができたことが大きかったと思います。
通関士試験は毎年一定の割合で自分が勉強した範囲外の問題が出題されます。それらは正解していればラッキーくらいの「捨て問」として割り切り、基本問題・過去問題をいかに正確に解くことができるかがポイントになると思います。
特に通関業法・関税法は最初の用語選択問題で多く得点できるかにかかってくると思います。試験当日は焦ってパニックになり、回答と間違えて選択番号をマークしてしまうなどのケアレスミスが起こりがちです。(例:①-1 ②-3 ③-5 「3」が答えだから②をマークしなければならないのに③をマークしてしまう)
なので全問解き終わった後も終了間際の最後の最後まで回答を見直すことが大切だと思います。
また通関実務は輸出入申告と関税額計算でいかに得点できるかがカギなります。その為には回答する順序も選択問題から解くなど自分のやりやすい順に回答していくことも有効な手だと思います。
また、試験前までに行うイメージトレーニングが特に大事だと思います。7月に税関から発せられる試験公告をみて試験会場がどこなのかを確認したらその会場のウェブサイトを見て自分が試験を受ける会場がどんな雰囲気なのかを予めイメージすると当日過度な緊張をせず試験に臨めると思います。(実際のところ試験当日は予想以上に前の席との距離が近く、前の受験者の方の後頭部が目の前に来るので少し動揺しましたが。。)
結果としてタイにいながら会社で最初に通関士資格を取得するという目標を達成することができました。これもフォーサイトの見やすく、わかりやすいテキストのお陰です。確かなテキストと問題集、そしてそれを何度も何度も解き続ける地道な頑張りが合格への近道だと思います。