社会保険とは?
更新日:2019年9月27日
社会保険とは
社会保険とは、「健康で文化的な最低限度の生活」を営むことができるように、国の責任で、保険の仕組みを利用し実現しようとする社会保障制度の一環で、強制加入を原則としています。
社会保険の定義
- 広義の社会保険の定義としては、狭義の社会保険+労働保険です。
- 狭義の社会保険の定義は、公的医療保険+公的年金+介護保険です。
- 労働保険の定義は、労災保険(労働者災害補償保険)+雇用保険です。
社会保険の特色
社会保険は国が運営主体となっています。補足として、介護保険の保険者は市町村です。
強制加入が原則です。社会保険は世代間扶養、相互補助の考え方が基礎となります。
また、対象者によって加入する保険が異なります。
社会保険の役割
老後・障害・遺族の所得保障……年金各法により定められます。
疾病の保障……医療保険各法・労災保険法により定められます。
失業保障……雇用保険法により定められます。
要介護・要支援者の援護……介護保険法・育児介護休業法により定められます。
マイナンバー制度
マイナンバー制度とは、平成27年10月から、国民ひとりひとりに住民票がある市町村から12桁の個人番号が通知カードにより通知され、平成28年1月から、様々な社会保障分野における行政手続き、災害対策分野で必要となります。
マイナンバー制度が利用される範囲
マイナンバー制度が利用される範囲を一部抜粋すると、以下の通りとなります。
社会保障分野
- 健康保険、国民健康保険等の保険給付を受ける際
- 年金の資格取得・確認・給付を受ける際
- 確定給付企業年金、確定拠出年金による給付を受ける際
- 雇用保険の失業給付等の資格取得・確認、給付を受ける際
税分野
- 確定申告書類、法定調書等、源泉徴収票等に記載
社会保険に関するよくある質問
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個人年金保険は社会保険の一部ですか?
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個人年金保険は公的年金ではありませんので、社会保険ではありません。 社会保険は、国民年金保険や厚生年金保険などを指します。
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年金を払っても、将来確実にもらえないのであれば、払っても損をするだけなのではないでしょうか。
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年金制度は、相互扶助の考え方をベースとしています。つまり、お年寄りを働き盛りの世代が支えてゆき、働き盛りの世代がお年寄りになったときには、その下の世代に支えてもらう、といった考え方です。したがって、年金には損得といった考え方は当てはまらず、世代間で助け合って制度を維持していく必要があります。
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マイナンバーカードを紛失した場合はどうなりますか?
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まずは警察へ紛失届を提出します。マイナンバーカード専用のコールセンターが設営されていますので、その後コールセンターへ連絡し、再発行の手続きをとります。再発行には約3~4週間かかると言われています。
この記事の監修者は
金山浩晃(かなやま ひろあき)
金山浩晃(かなやま ひろあき)
合格の先をイメージして!
【出身】埼玉県
【趣味】NFL(アメフト)観戦、カフェ巡り
【座右の銘】雲外蒼天