証券外務員の過去問の入手方法は?最短合格を目指す勉強法も紹介

更新日:2023年3月24日

金融商品を販売する以上、取得が必須となるのが証券外務員資格です。

証券会社はもちろん、保険会社や金融機関などで働く場合には、この資格が重要となるでしょう。

しかしこの証券外務員資格は、他に資格試験とは違うポイントがあります。それが「過去問」です。

この記事では証券外務員試験の過去問に関しての情報を紹介。同時に証券外務員資格を取得するために、おすすめの勉強法なども紹介していきます。

目次

証券外務員試験に過去問は存在しない

一般的な資格試験や入学試験には「過去問」というデータが存在し、対策の勉強の中でも非常に重要な演習問題となります。

しかし、証券外務員試験には過去問が存在しません。「存在しない」というと多少語弊があるかもしれませんが、一般に公開はされていません。

なぜ証券外務員試験には過去問が存在しないのか。その理由を紹介していきましょう。

過去問が存在しない理由

証券外務員試験ではCBT方式が採用されています。CBT方式とは、試験から採点、合否判定まですべてPC上で行う試験方式であり、近年では資格試験で採用されることも増えてきた方式です。

CBT方式の特徴として、すべてをPC上で行うことのほかに、受験者が希望した日時に受験できるという点が挙げられます。受験は指定された会場での受験となりますが、試験会場は各都道府県に多数設置されています。

受験者は受験申し込みの際、受験地、受験日、試験時間などを選択して出願。つまり自分で希望するタイミングで受験が可能な試験ということになります。

そのため、試験問題自体膨大な量の問題が用意され、その中からランダムで出題が行われます。

出題される問題の量が膨大な上、過去に出題された問題が現状でも出題されていることが多く、過去問として情報を公開できなくなっています。

過去問はなくとも出題傾向はある

証券外務員試験には過去問が存在しません。過去問が存在しないということは、どんな問題が出題されるのかが把握しにくいという事になります。

とはいえ、出題傾向まで全く不明ということではありません。

証券外務員試験にも、ほかの資格試験同様に出題されやすい問題、頻出する項目などはあります。出題傾向が存在している以上、個の出題傾向をしっかりと把握することが、証券外務員試験合格のためには重要になります。

出題範囲の中から頻出項目を重点的に学ぶのが効率的

証券外務員試験では、金融商品取引法などの法律問題が出題されます。とはいえこの法律に関して、隅々まで完璧に把握する必要はありません。頻出される分野を適切に見抜き、その分野を重点的に勉強することで、効率的な勉強ができるということになります。

もちろんこれは証券外務員試験に合格するためのポイント。実際に試験に合格し、資格を活かして働くという場合は、金融商品取引法などもしっかり隅々まで勉強していくことが重要ですので、まずは合格してからしっかりと学び直すようにしましょう。

出題傾向の特徴

証券外務員の出題傾向に関しては、テキストなどでしっかりチェックしていきましょう。そのうえで特徴として知っておくべきポイントを2つ厳選して紹介していきます。

計算問題に対する対応力をつける

証券外務員試験では、計算力が問われる問題もある程度出題されます。計算問題の中には、公式を暗記しておけば対応できるような問題もありますが、中にはある程度の応用力が問われる問題も出題されます。

他の資格試験と比較しても、この計算問題が重要なポイントとなることが多いので、計算問題に対する勉強をしっかりとしておきましょう。

金融商品に関する専門用語を叩きこむ

金融商品に関する問題では、多くの専門用語が使われます。勉強をするといっても、こうした専門用語の意味がハッキリ分かっていないと、勉強もスムーズには進みません。

勉強する中でどんどん新しい専門用語が出てきますが、一度出てきた用語は、別の問題でも登場することが多いので、しっかりと頭に叩き込んでいくようにしましょう。

証券外務員試験に合格するために必要なポイント

では、証券外務員試験合格に必要となるポイントを改めてまとめていきましょう。ここで紹介しているポイントを意識して、できれば一度の挑戦で合格できるように準備しましょう。

出題傾向をしっかりと把握する

まずは何より出題傾向の把握です。証券外務員試験では過去問を公表していませんので、特に初学者の方は、出題傾向がハッキリ分かるようなテキストを選んで勉強しましょう。

市販されているテキストは数多くありますので、その中から自分に合った1冊を選び出すのは大変ですが、時間がかかってもいいので一番使いやすいテキストを選ぶようにしてください。

例題や問題集などを多く解く

過去問による演習ができない以上、テキストにある例題や、問題集で補うしかありません。資格試験の勉強ではインプットとアウトプットをバランスよくこなしながら知識を身に着けるのが重要。

そのために、例題や問題集を使って、上手にアウトプットをしながら勉強を進めていきましょう。例題や問題集は、1度解けたら終わりではなく、何度も挑戦するのがおすすめ。解答を覚えてしまうのではなく、なぜその解答に辿り着くのか、しっかりと理屈を理解できるまで何度も挑戦しましょう。

できるだけ短期間での取得を目指す

証券外務員試験の難易度はそこまで高くありません。また、証券外務員資格がないと、特に金融機関などでは業務に差し障りが出る可能性もあります。

取得を目指した以上は、できるだけ短期間で取得し、その資格を実際の仕事の現場で活かしていくようにしましょう。

証券外務員試験はCBT方式を採用しています。受験日は受験者が希望する日程に設定できます。反対に言えば、自分で決めない限り、試験日はやってこないことに。自分であらかじめある程度の試験タイミングを想定し、そのタイミングまでに勉強を終わらせるように勉強計画を立てましょう。

証券外務員を目指すならフォーサイトがおすすめ

証券外務員試験に短期間の勉強期間で合格するのであれば、独学よりも通信講座の受講がおすすめです。

特におすすめしたいのがフォーサイトの通信講座。費用を抑えつつ効率的に学べるフォーサイトの講座の特徴を紹介していきましょう。

出題傾向を正確に把握したカリキュラム

証券外務員試験の対策で重要なポイントとなる出題傾向の把握ですが、フォーサイトなら安心です。

証券外務員試験に精通した専門の講師やスタッフが、定期的に出題傾向に関してしっかり議論し、最適なカリキュラムを提供できるように準備されています。

もちろんこうした方針はカリキュラムや講義動画だけではなく、テキストにもしっかり反映。独学では難しいテキスト選びも不要と、特に初学者の方におすすめとなっています。

豊富な問題集と模試でサポート

フォーサイトであれば、テキストだけではなく演習問題の数も充実。もちろん証券外務員試験対策の演習問題ですから、しっかり出題傾向を押さえた問題が多数用意されています。

さらに問題集だけでは不安な方には、模試の受験料もセットになっていますので、模試で自分の実力を試せる機会もあります。

適切にアウトプットしながら勉強を進めることで、短期間で合格できる可能性が高まるでしょう。

まとめ

証券外務員試験はCBT方式を採用していることもあり、過去問を公開していません。過去問がないということは、出題傾向を把握するのが難しいということ。

もちろん市販のテキストなどでもある程度出題傾向を加味した構成になっていますが、多数あるテキストの中からもっとも自分に合うテキストを探すのも簡単ではありません。

一般的な資格試験では、勉強の総仕上げなどで過去問対策を行いますが、証券外務員試験はこれができません。

そこでおすすめとなるのが、証券外務員試験の出題傾向をしっかりと把握し、十分な演習問題と、効率的な勉強カリキュラムが組まれているフォーサイトの通信講座です。

より短期間で合格を目指したい方はぜひ利用してみてください。気になる方はまず無料の資料請求をすることからおすすめします。

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