ITパスポート講座の講師ブログ

無線LANの暗号化方式

先日、親戚の家から古い無線LANが出てきました。
調べてみると、暗号化方式がWEPで驚きました。

WEPとは無線LAN(Wi-fi)の初期の暗号化方式です。1999年に策定されたものです。
当初は、WEPはWi-fiの標準の暗号化方式として採用され、いろいろな場所で利用されていました。しかし、数分で暗号化鍵が解読できてしまうなど様々な脆弱性が発見されました。
そのため、今では安全性が十分ではないため、使われることはほぼありません。

現在は、2002年に発表されたWPAや2004年に発表されたWPA2が暗号化方式として使われています。WPAとWPA2はWEPの解読攻撃の耐性を高めたものになります。

さらに、次世代規格のWPA3もあります。WPA3はセキュリティを強化しただけではなく、IoT機器と簡単に接続する機能も搭載されています。
今後は、WPA3が一般的な方式になることでしょう。