司法書士講座の講師ブログ

民法と不動産登記法

皆さん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の中村篤史です。

今回は、勉強する上での民法と不動産登記法の違いについて、お話ししたいと思います。

民法は、総則、物権、担保物権、債権総論、債権各論、親族・相続のうち、いずれか1つだけを勉強しても、ある程度は理解することができます。
ところが、不動産登記法は、全体に通じる考え方がありますので、すべてを勉強して初めて全体を把握することができます。
司法書士試験においても、民法の問題は、その問題が総則、物権、担保物権、債権総論、債権各論、親族・相続のいずれに該当するのかを分類することが可能です。
これに対し、不動産登記法の問題は、分類が難しく、総合問題として過去問題集に掲載しているものが多いです。

ですから、不動産登記法の勉強においては、まずは、全体を把握することを意識するようにしてください。