皆さん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の中村篤史です。
今回は、売買による所有権移転登記の際に、申請を代理する司法書士がどのようにして決まるかについて、お話ししたいと思います。
通常は、買主側の不動産仲介業者が司法書士を指定しますが、売買契約時の取り決めにより、売主側の不動産仲介業者が司法書士を指定することもあります。
また、抵当権設定登記も併せて申請する場合には、抵当権設定登記については、融資を行う金融機関が指定します。
この場合でも、不動産仲介業者が指定した司法書士が、抵当権設定登記を担当することもあります。
金融機関が司法書士を指定した場合、その司法書士が所有権移転登記も担当することもあれば、不動産仲介業者が指定した別の司法書士が所有権移転登記を担当することもあります。
このように、どの司法書士が登記申請を担当するかは場合によって異なりますので、その都度確認する必要があります。
いすれにしても、不動産登記を業務とする場合には、不動産仲介業者や金融機関とのつながりが重要です。
