基本情報技術者試験の試験概要・勉強時間

社会全体のIT化が進む昨今。注目を集めている国家資格試験が「情報処理技術者試験」です。この試験はレベル別に細分化されており、近年人気のITパスポートもこの試験の一つの区分となります。

基本情報技術者試験も同様で、ITパスポートよりもひとつランクの高い試験。より深いIT関連知識を問われる試験であり、近年注目を集める試験でもあります。まずはこの試験の概要や試験科目、さらに必要な勉強時間などに触れていきたいと思います。

目次

基本情報技術者試験とは?

基本情報技術者試験とは、「情報処理の促進に関する法律」の第29条第1項に基づき、経済産業大臣が行う国家試験「情報処理技術者試験」の区分のひとつになります。

この試験の目的は、高度IT人材に必要な知識や技能を認定することであり、この資格を取得しているということは、実戦的にIT技術を活用できる能力を所有していると、経済産業大臣に認定されたということになります。

少々小難しい言葉が並びましたので、もう少しかみ砕いて、どのような人がどのような目的で取得する、どのような資格かということを解説していきましょう。

ITエンジニアに人気の国家試験

「情報処理技術者試験」は経済産業大臣が認定する資格ですので、当然国家資格ということになります。もちろんその試験の一つの区分でもある「基本情報技術者」も国家資格です。

主にIT系の業務に就く方、特にエンジニアやプログラマといった業種の方に人気の資格であり、すでにこういった業種で働いている方、または将来的にこういった業種に進みたいという学生の方などに人気の資格となっています。

後に詳しく解説しますが、基本情報技術者試験では、プログラムやアルゴリズムの科目も出題されますが、試験全体を見るとITに関する基礎知識を広く学習する必要があります。そのため実際にエンジニアやプログラマとして働いている方だけではなく、IT関連業界で働くすべての方にとって有用な資格といえるでしょう。

「情報処理技術者試験」の区分のひとつ

名前が似ていて紛らわしいですが、まずは「情報処理技術者試験」に関して簡単に説明しておきましょう。情報処理技術者試験は全部で12の試験に分類されており、基本情報技術者試験は下から3つ目に配置されている試験となります。

試験の種類としては「情報処理技術者」にカテゴライズされており、全部で4段階あるスキルレベルは2とされています。

つまり、情報処理技術者試験においては入門的な資格試験であり、そのため多くの受験者がいる人気の試験となっています。

区分 スキルレベル 資格名称 略号
ITを活用する者 1 ITパスポート IP
2 情報セキュリティマネジメント SG
情報処理技術者 基本情報技術者 FE
3 応用情報技術者 AP
高度情報処理技術者 4 ITストラテジスト ST
システムアーキテクト SA
プロジェクトマネージャ PM
ネットワークスペシャリスト NW
データベーススペシャリスト DB
エンベデッドシステムスペシャリスト ES
ITサービスマネージャ SM
システム監査技術者 AU

ITパスポート試験との違い

近年人気のIT系の資格というと「ITパスポート試験」がありますが、上の表を見ても分かる通り、ITパスポート試験も情報処理技術者試験のひとつの区分となっています。さらに細かく見ると、ITパスポート試験の区分は「ITを活用する者」、スキルレベルは1であることが分かるでしょう。

つまりITパスポート試験よりも、基本上表技術者試験の方が難易度が高く取得が難しい資格となります。出題範囲や出題科目は似ている部分がありますが、問題の難易度が違うと考えれば間違いないでしょう。

IT技術を活用するすべての方が対象になっているのがITパスポート試験であり、IT技術に関する仕事をする方が目指すのが基本情報技術者試験であるともいえます。簡単に言ってしまえば、社会人全員に必要な知識が問われるのがITパスポートで、IT業界で働く方に必要なのが基本情報技術者試験と考えればいいでしょう。

受験資格はなく誰でも挑戦可能

基本情報技術者試験に受験資格はありません。例年の受験生の年齢分布を見ると、小中学生の受験者がいることも珍しくありません。資格の特徴が「IT技術に関する基本的な知識を持っていることを認定する資格」ですから、IT業界で働くことを目指す学生が多く受験する試験でもあります。

また、工業高校や工業系学科に通う生徒を表彰する「ジュニアマイスター顕彰制度」の対象にもなっており、特に工業系の学生の方は、この資格を取得することで、将来亭に就職で非常に有利になるケースも。基本情報技術者試験合格で与えられるポイントは20ポイント。この資格を取得するだけでもジュニアマイスター・ブロンズの称号が与えられます。

基本情報技術者試験の歴史

現状の基本情報技術者試験の詳細を解説する前に、まずは過去の歴史を簡単に振り返ってみましょう。基本情報技術者試験の歴史は古く、IT系の資格試験としてはもっとも古い資格となっています。

基本情報技術者試験の前身ともいえる「第二種情報処理技術者認定試験」が始めて実施されたのは1969年(昭和44年)。まだインターネットもなく、コンピュータ自体の存在が珍しい時代まで遡ります。

1992年(平成4年)からはC言語が選択科目に加わるなど、IT技術の進化と共に試験も形を変えながら存続し、2000年(平成12年)に基本情報技術者試験と名前を変えました。

その後もIT技術の進化とともに試験の内容も進化を続けています。2019年には言語の選択問題からCOBOLが削除され、2020年からPythonが加わり、さらに2020年からはCBT方式も採用されています。

長い歴史のある試験ですが、その試験内容は時代とともに進化しており、今後もどんどん進化していくことが予想されている試験でもあります。

基本情報技術者試験の試験科目

では現状(2021年現在)の基本情報技術者試験の試験科目について解説していきましょう。基本情報技術者試験に関しては、実施する「独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)」から「シラバス」が公表されています。

シラバスとは試験科目をより細分化した資料のようなもの。特に独学などで基本情報処理試験を目指す方は、こうしたシラバスの内容なども勉強の計画を立てるのに有効になります。

では、基本情報技術者試験の出題科目を、シラバスの内容とともに紹介していきましょう。

試験は午前試験と午後試験

基本情報技術者試験は、「午前試験」と「午後試験」の2つに分かれています。それぞれの試験時間や出題方式などを紹介しておきましょう。

試験時間 解答方式 出題数
午前の試験 150分 多肢選択式(四肢択一) 80問
午後の試験 150分 多肢選択式 11問(5問)

かつて会場で試験が行われていた当時は、1日で両方の試験を受験する必要があり、1日で合計6時間という長丁場の試験時間でした。出題範囲の知識を十分に身に着けるのはもちろん、試験を乗り切る体力や集中力も問われた試験といってもいいでしょう。

しかし2020年度からはCBT方式が採用されています。詳細は別記事でまとめますが、午前試験と午後試験を別日に受験することも可能となっており、この点では改善されているといえます。

午前試験は150分で80問。しっかりと対策ができていれば問題ない試験時間ですが、ギリギリの知識で受験する方にとっては余裕のある時間ではありません。1問あたり2分以内で解答できるように、解答速度も鍛えておく必要があります。

午後試験は選択問題2問を含めた11問が出題され、ここから合計5問を解答します。長文問題が出題されるため、IT知識と同時に読解力や専門用語の理解も深めておく必要があります。

午前試験の問題

午前試験で問われるのはIT全般における基礎的な知識。出題範囲は大きく「テクノロジ系」、「マネジメント系」、「ストラテジ系」に分類されます。

各分野から均等に出題され、さらに配点の面でも大きな差がないため、苦手分野があるとなかなか合格点を取得するのは難しいというのが特徴として挙げられます。出題範囲は広いものの、シラバスが策定・公表されていますので、比較的対策は立てやすいといえるでしょう。

テクノロジ系

大分類 中分類 小分類
基礎理論 基礎理論 離散数学/応用数学/情報に関する理論/通信に関する理論/計測・制御に関する理論
アルゴリズムと
プログラミング
データ構造/アルゴリズム/プログラミング/プログラム言語/その他の言語
コンピュータ
システム
コンピュータ
構成要素
プロセッサ/メモリ/バス/入出力デバイス/入出力装置
システム
構成要素
システムの構成/システムの評価指標
ソフトウェア オペレーティングシステム/ミドルウェア/ファイルシステム/開発ツール/オープンソースソフトウェア
ハードウェア ハードウェア
技術要素 ヒューマン
インタフェース
ヒューマンインタフェース技術/インタフェース設計
マルチメディア マルチメディア技術/マルチメディア応用
データベース データベース方式/データベース設計/データ操作/トランザクション処理/データベース応用
ネットワーク ネットワーク方式/データ通信と制御通信プロトコル/ネットワーク管理/ネットワーク応用
セキュリティ 情報セキュリティ/情報セキュリティ管理/セキュリティ評価技術/情報セキュリティ対策/セキュリティ実装技術
開発技術 システム
開発技術
システム要件定義/システム方式設計/ソフトウェア要件定義/ソフトウェア方式設計・ソフトウェア詳細設計/ソフトウェアコード作成およびテスト/ソフトウェア結合・ソフトウェア適格性確認テスト/システム結合・システム適格性確認テスト/ソフトウェア導入/ソフトウェア受入れ/ソフトウェア保守
ソフトウェア
開発管理技術
開発プロセス・手法/知的財産適用管理/開発環境管理/構成管理・変更管理

マネジメント系

大分類 中分類 小分類
プロジェクト
マネジメント
プロジェクト
マネジメント
プロジェクトマネジメント/プロジェクトの統合/プロジェクトのステークホルダ/プロジェクトのスコープ/プロジェクトの資源/プロジェクトの時間/プロジェクトのコスト/プロジェクトのリスク/プロジェクトの品質/プロジェクトの調達/プロジェクトのコミュニケーション
サービス
マネジメント
サービス
マネジメント
サービスマネジメント/サービスマネジメントシステムの計画及び運用/パフォーマンス評価及び改善/サービスの運用/ファシリティマネジメント
システム監査 システム監査/内部統制

ストラテジ系

大分類 中分類 小分類
システム戦略 システム戦略 情報システム戦略/業務プロセス/ソリューションビジネス/システム活用促進・評価
システム企画 システム化計画/要件定義/調達計画・実施
経営戦略 経営戦略
マネジメント
経営戦略手法/マーケティング/ビジネス戦略と目標・評価/経営管理システム
技術戦略
マネジメント
技術開発戦略の/技術開発計画
ビジネス
インダストリ
ビジネスシステム/エンジニアリングシステム/e-ビジネス/民生機器/産業機器
企業と法務 企業活動 経営・組織論/OR・IE/会計・財務
法務 知的財産権/セキュリティ関連法規労働関連・取引関連法規/その他の法律・ガイドライン・技術者倫理/標準化関連

午後試験の問題

午後試験は必須科目2問と選択科目3問の合計5問に解答します。必須科目は情報セキュリティに関する問題と、アルゴリズムに関する問題。選択科目はソフトウェアはハードウェアから法務関係までの幅広い範囲から出題される問題が2問、プログラミング言語に関する問題から1問選択肢解答します。

特に注目すべきはプログラミング言語の問題。出題される言語により難易度や試験対策のしやすさに差がありますので、どの言語で受験するかが非常に重要になります。

必須科目

科目 内容 出題数
情報セキュリティに関すること 情報セキュリティポリシ/情報セキュリティマネジメント/データベースセキュリティ/ネットワークセキュリティ/アプリケーションセキュリティ/物理的セキュリティ/アクセス管理/暗号/認証/不正アクセス対策/マルウェア対策(コンピュータウイルス,ボット,スパイウェアほか)/個人情報保護 など 1問
データ構造及び
アルゴリズムに関すること
配列/リスト構造/木構造/グラフ/整列/探索/数値計算/文字列処理/図形処理/ファイル処理/計算量/誤差 など 1問

選択科目

科目 内容 出題数
ソフトウェア・ハードウェア OS/ミドルウェア/アプリケーションソフトウェア/言語処理ツール/数値・文字・画像・音声の表現/処理装置/記憶装置と媒体/入出力装置/命令実行方式/アドレス方式/システム構成など この中から2問選択して解答
データベース データベースの種類と特徴/データモデル/正規化/DBMS/データベース言語(SQ)など
ネットワーク ネットワーク構成/インターネット/イントラネット/プロトコル/データ通信/伝送制御など
ソフトウェア設計に関すること ソフトウェア要件定義/ソフトウェア方式設計/ソフトウェア詳細設計/構造化設計/モジュール設計/オブジェクト指向設計/Webアプリケーション設計/テスト計画/ヒューマンインタフェースなど
プロジェクトマネジメント プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)/プロジェクトチームのマネジメント/スケジュールの管理/コストの管理/リスクへの対応/リスクの管理/品質管理の遂行/見積手法など
サービスマネジメント サービスマネジメントシステム(サービスレベル管理,供給者管理,容量・能力管理,変更管理,リリース及び展開管理,インシデント管理,サービス要求管理,問題管理,サービス可用性管理,サービス継続管理ほか)/サービスの運用(システム運用管理,運用オペレーション,サービスデスク)など
システム戦略 情報システム戦略(全体システム化計画,業務モデルほか)/業務プロセスの改善(BPRほか)/ソリューションビジネスなど
経営戦略・企業と法務 経営戦略手法(アウトソーシング,競争優位,SWOT分析ほか)/マーケティング(マーケティング理論,マーケティング手法ほか)/企業活動/会計・財務/法務/標準化関連など
ソフトウェア開発に関すること C言語 この中から1問選択して解答
Java
Python
アセンブラ言語
表計算ソフト

午前試験の科目免除について

基本情報技術者試験には科目免除の制度が導入されています。免除されるのは午前試験全般。つまりこの免除制度の対象者は、午後試験のみの受験でいいということになります。

科目免除を受けるには、IPAが認定する講座を受講し、さらに修了試験に合格する必要があります。IPAが認定する講座は、工業高校、工業系専門学校などで履修できるほか、社会人の方は専門学校で受講することも可能です。

都市部で認定講座を開講している予備校(一部抜粋)

都市 予備校名 講座名
札幌 北海道情報専門学校 e-Learning講座 ほか
仙台 東北電子専門学校 FE午前対策講座-D
東京 資格の学校TAC渋谷校 2021年春期 基本情報技術者
WebマスターコースN
横浜 大原簿記情報ビジネス専門学校 横浜校 2020年10月~2022年4月
対策講座
名古屋 トライデントコンピュータ専門学校 基本情報講座
京都 京都コンピュータ学園 2020~2021年FE対策講座
大阪 HAL大阪 2021・2022年
基本情報技術者試験(FE)対策講座
広島 穴吹情報デザイン専門学校 2021~2023年講座A
福岡 KCS北九州情報専門学校 2021年度FE講座

修了試験は主に2種類。IPAが実施する試験と、IPAが審査し認可した試験です。受講する講座によりどちらを受験するかが決まっていますので、事前に確認しておくといいでしょう。この2種類における難易度の差はほぼないため、どちらの試験を受験すると有利ということはありません。

さらに一部民間資格を取得すると、この指定講座の受講時間を短縮することもできます。一例を挙げると以下のような例があります。

認定講座短縮が可能な民間資格(一例)

資格 短縮内容
サーティファイ
情報処理技術者能力認定試験2級
もしくは2級第一部
IPA認定免除講座100項目が22項目に

一般的に免除講座の1項目は1時間の受講となりますので、この資格を取得すると、78時間分の短縮ということになります。

試験免除の有効期間は修了試験合格から1年間。基本情報技術者試験は年に2度実施されますので、試験2回分は免除を受けることができます。

ここで問題となるのが試験免除を受けるメリットとデメリットです。仮にある程度ITの知識がある、IT系の業務についている方にとっては、基本情報技術者試験自体さほど難易度の高い試験ではありません。そう考えると、わざわざ100時間の講習を受けてまで科目免除を受けるより、100時間勉強して午前試験と午後試験両方に合格することを目指した方が時間短縮になります。

一方まだ学生の方で、学校で履修できる方、ITに関する知識に自信がなく、基本情報技術者試験に短期間で合格する自信がないという方には有利な方法です。自分の実力と、所得までの時間を考え、科目免除を受けるかどうかを決めるといいでしょう。

基本情報技術者試験の配点

ここからは基本情報技術者試験における、配点に関してまとめていきましょう。配点に関しては午前試験と午後試験で分けて考えるのがベスト。午前試験と午後試験でかなり考え方が違いますので、その点は注意しましょう。

配点を紹介するにあたり、午前試験・午後試験の合格点を紹介しておきましょう。

満点 合格点
午前試験 100点 60点
午後試験 100点 60点

基本情報技術者試験はあらかじめ合格点が定められている絶対評価のテストです。合格点は午前午後ともに60点。まずはこの合格点を頭に入れておきましょう。

午前試験の配点

午前試験はテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系に分けられていますが、配点に差はなく全問1.25点で統一されています。つまり合格をするには48問正答する必要があるということになります。

午前試験は比較的難易度は低いものの、試験範囲が広いのが特徴。試験範囲すべてを平均的に勉強し、全体的に6割以上の得点を取れるように対策することが重要になります。

苦手分野を残してしまうと、その問題の対応に時間がかかります。150分で80問を解く必要があり、苦手分野があると時間的に厳しくなります。単に知識を身に着けるだけではなく、過去問などで解答スピードを上げる訓練もしておきましょう。

午後試験の配点

午後試験は選択問題も含め11問出題されますが、そのうち解答するのは5問です。配点は以下の通りとなります。

午後の試験の配点

科目 出題数 配点
情報セキュリティに関すること(必修科目) 1問 20点
ソフトウェア・ハードウェアなど(選択問題) 2問 各15点
アルゴリズム(必修科目) 1問 25点
ソフトウェア開発(選択問題) 1問 25点

注目すべきはアルゴリズムの必須科目と、ソフトウェア開発の選択問題でしょう。どちらも1問あたりの配点が25点と大きく、この科目を取りこぼすようだと、合格点の60点に到達するのは非常に厳しくなります。

ソフトウェア開発の選択問題は、プログラミング言語を選択する科目となります。どの科目を選択するかで、結果にも大きな差が出ますので言語選択は慎重に行いましょう。

反対に考えると、この2科目を完璧にしておけば、ほかの問題で10点取ることができれば合格です。そう考えると、この2科目が基本情報技術者試験においても非常に重要な科目であることが分かるかと思います。

基本情報技術者試験合格に必要な勉強時間

基本情報技術者試験に合格するために必要な勉強時間を考えてみましょう。もちろんこの勉強時間は、受験する方のIT知識の有無や勉強方法でも違いがあります。ここでは勉強方法別での勉強時間を確認していきましょう。

社会人の方がこの資格を取得するために必要な期間を想定するために、社会人の方が平日どの程度勉強時間を確保できるかを考えてみましょう。

一般的な社会人のケースを考えると、毎朝7時に起床し出勤。仕事の提示は17時といっても、平均1時間ほどの残業はあるでしょう。通勤時間をドアtoドアで片道1時間と想定すれば、帰宅するのは19時頃。ここから夕食や入浴といって生活に関する時間が2時間必要と考えましょう。

こう考えると毎日自由に使える時間は、21時から就寝時間までということになります。睡眠時間が平均7時間と考えると就寝時刻は24時です。つまり自由時間は1日3時間となります。

さらに週末は1日8時間勉強すると仮定すると、1週間で約30時間の勉強時間が確保できます。

ただしこれは趣味の時間や友人と会う時間、恋人とのデート時間もすべて無視して、自由になる時間を極力勉強に割り振った場合のケースですので、そのつもりでご理解ください。

予備校に通学する場合

予備校に通学する場合、まずは予備校での授業時間を参考にする必要があります。一般的に資格取得予備校で、基本情報技術者試験の講座を受講すると、およそ80時間ほどの受講時間が必要となります。これが基本です。

さらに予備校に通学するということは、通学時間も必要になります。仮に片道30分の予備校に通学すると、1度の通学で1時間の移動時間が必要ということになります。

このことを考えると、予備校に通学して勉強をすると必要な勉強時間は100~120時間となります。さらにIT知識に自信がない方が勉強をする場合、さらに予習復習の時間が必要となりますので、130~150時間の勉強時間が必要となります。

予備校への通学は、確かに目の前で講師の授業を受けられるというメリットがあります。しかし、通学時間が必要のほかにもある程度のデメリットがあります。

ある程度IT知識のある方、IT業界で仕事をしている方にとっては、すでに身に着けている分野の授業も受講しなければいけないというデメリットがあります。予備校は予備校が作ったカリキュラムに沿って授業を進行します。人によっては勉強の進行速度を遅く感じることもあるでしょう。

予備校に通学して勉強する場合、週に2回、1回3時間の授業を受けたとしても、3~4ヶ月程度は必要になるかと思います。

通信講座を利用する場合

基本情報技術者試験の対策として、通信講座を受講する方法もあります。通信講座は自宅で勉強することができますので、まず通学時間を考慮する必要がありません。また、予備校のように授業の曜日や時間が決められているわけではありませんのでマイペースでの勉強が可能です。

さらに通信講座にもカリキュラムはありますが、勉強のペースは受講者次第。特にある程度IT知識があるという方はより効率的な勉強が可能となります。

そう考えるとIT知識がある程度あれば、50時間ほどの勉強時間で合格が目指せることも。最初に提示した勉強時間から想定すれば、集中すれば2週間ほどの勉強でも合格を目指せるということになります。

IT知識がない方の場合、講座選びに注意。できるだけテキストが読みやすく、動画が見やすい聞き取りやすい講座を探しましょう。さらにeラーニングなどの教材も充実していれば、より勉強時間は短縮できるでしょう。

IT知識にあまり自信がないという方でも、150~200時間ほどの勉強時間が目安。最短で考えれば1ヶ月半ほどの勉強時間で合格を目指すことができます。

独学で挑む場合

予備校も通信講座も頼らないで、独学で合格を目指すとなるとかなりの覚悟が必要になります。IT系の勉強には専門知識はもちろん、専門用語にも精通している必要があります。この専門用語の習得がかなり難易度が高いかと思います。

基本情報技術者試験対策の参考書は、書店に行けばある程度手に入れることができます。しかしどの参考書がいいのかは自分で選ぶしかありません。これもなかなか難しいことです。

独学で合格を目指すのは、ある程度ITに関する知識がある方、IT系の業務に従事している方と限定してもいいでしょう。こうした条件の方であれば、50~100時間ほどの勉強で合格を目指すことができます。

専門用語から身に着けるという方はかなり努力しないと独学では難しいというのが正直な感想。それでも独学で頑張るという方は200時間程度は勉強時間を確保しておきましょう。

通信講座ならフォーサイトがおすすめ

基本情報技術者試験の勉強をするのであれば通信講座がおすすめ。さらにその通信講座の中ではフォーサイトがおすすめです。フォーサイトがおすすめの理由をいくつかご紹介しましょう。

まずフォーサイトの大きな特徴として挙げられるのが「テキスト」です。フォーサイトのテキストはフルカラー印刷を採用。見やすく理解しやすいきれいな色使いで、始めて学ぶ分野の勉強でも直感的に学ぶことができます。

講義動画は専用スタジオで撮影。画質も高く、音声も聞き取りやすいので、自宅の勉強でもストレスを感じることがありません。

さらにフォーサイトはeラーニングにも対応。eラーニング教材「ManaBun」は、短時間の講義動画はもちろん、演習問題、音声データなども充実しており、スマホ1台あればどこでも勉強が可能です。通勤時間の電車内なども勉強の場になりますので、より効率的に勉強することができるでしょう。

まとめ

基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験の区分のひとつであり、その難易度は下から3番目。比較的挑みやすい試験となります。

IT化が進む2021年現在の日本社会では注目を集めている資格で、この資格の取得を採用条件にする求人も少なくありません。

試験で出題されるのは、IT全般における基礎知識と、その基礎知識を基にした応用問題になります。基礎知識を問う午前試験、応用問題が出題される午後試験ともに60点以上の得点で合格となります。

勉強方法はいろいろと考えられますが、より短期間での合格を目指すのであれば、通信講座の利用がおすすめです。通信講座は予備校レベルの授業を自宅で受講できるため、通学時間が必要なくマイペースで勉強できるので非常に効率的です。

基本情報技術者試験に興味があるという方は、フォーサイトの専門講座について調べてみることをおすすめします。