基本情報技術者試験の過去問対策はどこまで有効か?

資格試験の対策として、王道とも言われているのが過去問対策です。では基本情報技術者試験でもこの対策は通用するのでしょうか?基本情報技術者試験は、近年でもどんどん改定されている試験であり、過去問がどこまで通用するか不安な試験でもあります。

さらに2020年は新型コロナウイルスの感染拡大などで試験の中止・延期があったため、過去問の入手も難しくなっています。

基本情報技術者試験対策の過去問対策の有効性や方法などもあわせて紹介していきましょう。

目次

基本情報技術者試験の出題傾向について

基本情報技術者試験の対策に関して触れる前に、試験の概要について簡単に解説しておきましょう。

基本情報技術者試験は、午前試験と午後試験で実施されます。午前試験や午後試験といっても、同日の午前中、午後に受験するというわけだはなく、どちらも単なる試験の名称にすぎません。午前試験を午後に受験してもいいですし、午後試験を午前中に受けても問題ありません。さらに言えば先に午後試験を受けてから午前試験を受験するという方法もあります。

こうした方法が取れるのも、基本情報技術者試験がCBT方式を採用しており、受験者の希望する日時に受験できるからです。

さらに基本情報技術者試験には科目免除の制度があります。免除の詳細なシステムに関してはほかの記事に譲りますが、どの科目が免除されるかなどにも触れていきましょう。

午前試験で基礎知識を確認

午前試験と呼ばれているのは、四肢択一試験で行われる全80問の試験となります。全問必須科目となっているため、出題された問題にはすべて解答する必要があります。

出題される問題は、ITに関する基礎的な知識の部分。問われる知識に関してはさほど難しいものではないものの、80問という問題数を150分という時間で解答する必要がありますので、それなりに解答スピードも問われることになります。

配点はすべて均一で各1.25点の100点満点。合格点は固定で60点となっていますので、80問中48問に正解する必要があります。

午前試験はIT系知識全般の基礎知識を問う問題が出題され、マネジメント系、ストラデジ系、テクノロジ系に分けられています。この系統を見てもわかるように、ITの開発に関する知識はもちろん、運用面などの知識も問われますので、出題範囲は非常に広くなります。

ITに関する基礎知識において、広く浅く勉強するのが重要な対策となります。

午後試験では応用力が問われる

午後試験は11第出題される長文問題から、合計5問を選択して解答する形になります。このうち必須科目は2問、残る3問は選択問題となっています。

午前の試験は全般の知識を広く浅くでしたが、午後試験は得意分野を取りこぼさないという勉強法が求められます。

特に注目すべきは必須問題のアルゴリズムに関する問題と、選択問題のプログラミング言語の2問。この2問は午後の出題科目な中でも配点が高く、それぞれ25点ずつが配点されています。

午後試験も5問で100点満点。合格点は午前試験と同じく固定で60点です。この午後試験において2問で50点が配点されているこの2科目は比重が重く、まずはこの2問をしっかりと身に着けることが重要になります。

ほかの問題も含めて、午後試験の問題はどちらかといえば応用力が問われる問題となっています。午前試験の対策で身に着けた知識を、正確に応用できることがポイントとなっており、午前試験対策の効果が午後試験でも問われることになります。

比重の高い問題の中で、プログラミング言語の問題はどの言語を選択するかで得点にも大きな影響が出ます。慎重に自身の得意な言語を選ぶのはもちろん、試験対策の勉強の時点で、どの言語を勉強するか、慎重に見極める必要があります。

免除試験は午前試験を免除

基本情報技術者試験では、午前試験、午後試験に加えて、免除試験と呼ばれるものがあります。これは「独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)」が定める規定をクリアすると、一部試験科目が免除され、その試験を受験することを指します。

免除を受けることができるのは、午前試験全て。つまり免除試験とは午後試験のみを受験することで合格を目指せる制度となります。

午前試験の免除を受けるには、IPAが認定する講座を受講し、さらにIPAが認定した修了試験に合格することが条件となります。免除を受けるための修了試験は、合格後1年間有効。つまり基本情報技術者試験では2回免除を受けるチャンスがあるということになります。

試験科目も受験方法も進化中

基本情報技術者試験の簡単な概要は以上の通りですが、この試験は現在進行形の試験です。この記事を執筆しているのは2021年9月ですが、この時点でも近年いくつかの試験内容の改定が行われています。

ITに関する知識を問う試験ですが、そのIT技術がどんどん進化しているということもあり、今後も試験内容自体がどんどん進化していくことも予想されます。過去問対策とはこれまでの試験の傾向を学ぶという点が大きいのですが、試験自体が進化しているということは、今後過去問対策が通用するかどうかという点でも大きな問題となります。

まずは近年改定された試験のポイントを紹介していきましょう。

2020年上期からCBT方式を採用

IPAの発表では、2020年度試験からCBT方式が導入される予定でした。しかし、2020年度の試験は、上期の試験が新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて中止に。下期の試験は延期となり、実際にCBT試験が初めて運用されたのは、2021年1~3月に行われた試験(延期された2020年度下期試験)からとなっています。

CBT方式とは、全国のパソコンスクールなど、IPAが指定した200以上の会場で、受験者が希望した日時に受験できるという制度。このCBT方式の導入により、午前試験と午後試験を別の日に受験することもできるようになりましたし、午後試験を先に受験することもできるようになりました。

試験日が定められた過去の試験方式では、1日で午前試験と午後試験を受験するため、IT知識に関する勉強と同時に、1日で6時間の試験に耐えるだけの体力と集中力も必要でした。この点では現状のシステムでは改善されているともいえます。

2020年から午後試験の出題科目の改定も

基本情報技術試験は、10年に1度程度のペースで改定が続いています。2008年に一度大きな改定があり、2020年に再び大きな改革が行われました。下の表は試験内容の改定が行われた部分をピックアップしたものになります。

実施期間 午前試験内容 午後試験内容
2008年度まで
  • コンピュータ科学基礎
  • コンピュータシステム
  • システムの開発と運用
  • ネットワーク技術
  • データベース技術
  • セキュリティと標準化
  • 情報化と経営
【必修科目】
  • IT共通知識体系
  • 擬似言語
  • プログラム設計
から5問出題
【選択科目】
  • C言語
  • COBOL
  • Java
  • CASL II
から計8問出題され、うち2問を選択して解答
2019年度まで 問1-問50:テクノロジ系
問51-問60:マネジメント系
問61-問80:ストラテジ系
【必修科目】
  • 情報セキュリティ1問12点
  • 擬似言語1問20点

【選択科目】
  • ハードウェア
  • ソフトウェア
  • データベース
  • ネットワーク
  • ソフトウェア設計
  • プロジェクトマネジメント
  • システム戦略
の分野から6問出題され、そのうち4問に解答 1問12点
  • C言語
  • COBOL
  • Java
  • アセンブラ(CASL II
  • 表計算
から1問選択し解答20点
2020年度から 【必修科目】
  • 情報セキュリティに関する問題 1問20点
  • 擬似言語と言われる簡略化されたコンピュータ言語を用いた応用問題 1問25点

【選択問題】
  • ソフトウェア
  • ハードウェア
  • データベース
  • ネットワーク
  • ソフトウェア設計
  • マネジメント・ストラテジ
の分野から4問出題され、そのうち2問に解答 1問15点
  • C言語
  • Java
  • Python
  • アセンブラ
  • 表計算
から1問を選択25点

2008年度試験までは、午後の選択科目はプログラミング言語の問題のみ。しかも4つの言語から8問が出題され、そのうち2問を選択して答えるシステムでした。

2009年度試験以降は、午前試験が現状と同様の80問になり、午後の試験ではプログラミング言語以外にも、ハードウェアやプロジェクトマネジメントなど、選択科目が1問増やされました。

そして2020年度試験からは、プログラミング言語からCOBOLが削除され、Pythonが採用。さらに配点も変更され、上記の通りアルゴリズムの問題と、プログラミング言語の問題の比重が大きくなっています。

こうした出題の改定は、時代に即したものであり、今後も待機的に見直しが行われるものと予想されます。もちろんこの記事では現在の試験における過去問対策に触れていきますが、過去問の重要度も変化していく可能性があることも覚えておきましょう。

これまでの試験対策は?

2019年度の試験まで、基本情報技術者試験の対策といえば、過去問対策一択であったと言っても過言ではありません。どの情報サイトを見ても、参考書を見ても、とにかく過去問で対策を行うことを推奨していました。

ほかの資格試験と比較しても、過去問対策が非常に有効であったのか、これまでの試験の出題傾向などから、これまでの基本情報技術者試験対策を振り返っていきましょう。

これまでの出題傾向は過去問重視

2019年度試験以前の出題問題を確認すると、非常に似通った問題が出題されていることが分かります。もちろんまったく同じ問題が出題されることはありませんが、同じ分野の同じ内容を問うような問題は多々見受けられ、これなら過去問対策が有効であることが一目で分かる試験だったといえます。

ITに関する専門用語や、ある程度の基礎知識を身に着けたら、あとは過去問対策だけをしておけば、合格を目指せる試験とも言われていました。

過去問を繰り返して地力をつける

過去問対策の注意点としては、あまり古い問題まで振り返らないという点。最初に書いた通り、試験問題も時代に合わせて進化していますので、あまり古い問題を参考にしても、同じような問題は出題されないことが増えてきます。

振り返るのは過去3年程度までとし、そこまでの過去問を何度も繰り返し解くのが有効とされていました。

この過去問対策は、参考書などで勉強するよりも効果が高いという方も多く、何度も同じ問題に挑戦し、問題を見ただけで何を問われているのか、すぐに判断できるようにするのが目的。

午前試験の過去問を完璧に解答できるようにしておくのもポイント。午後試験が応用問題といっても、応用するのは午前試験で問われている分野の知識。午前試験の対策を完璧にすることで、午後試験の対策にもつながるので、より効率的な対策でもありました。

勉強のポイントを絞り込む

基本情報技術者試験の特徴として、勉強すべき範囲が広いという点が挙げられます。この広大な試験範囲に対応するには、効率的な勉強方法が重要なポイントとなります。

午前試験の対策は、広く浅くが基本です。出題範囲全般を広く浅く学ぶことになりますが、当然ながら誰しも得手不得手があるもの。そのために必要になるのが、自分の苦手分野を見つけ出すことです。

午前試験で合格するには苦手分野がない方が有利です。苦手分野はより時間をかけて克服することで、合格が近くなります。

苦手分野をあぶりだすのに有効なのが過去問対策。過去問に挑戦し、間違えた問題が自分の苦手分野ですので、まずは苦手分野を把握できるようにしましょう。苦手分野が把握できたら、その分野を改めて勉強するのが重要です。

また、出題の中には計算力が試されるものも少なくないため、計算の基となる公式などは、その内容をしっかりと理解しておきましょう。

これからの基本情報技術者試験対策は?

2020年度試験から試験方式や出題内容、配点が変更となった基本情報技術者試験。この試験のこれからの対策はどのように考えればいいでしょうか。

もちろん試験対策の中心が過去問であることは間違いありませんが、新しい試験になってからの過去問は2020年度下期と2021年上期の2回分だけ。しかもIPAのHPでも問題は公開されていません。

こういった状況でできる対策に関して考えていきたいと思います。

ITの専門知識を広く浅く問う午前試験

繰り返しになりますが、午前試験ではIT知識全般を広く浅く身に着ける必要があります。また、午前試験に関しては2009年度以降大きな変更点はありません。現在公開されている過去問でも十分に対策が可能です。

新たに加わった分野もあまり多くはありませんので、過去問対策をしっかりと行う、今までの対策で十分通用するでしょう。

ただし、午後試験の対策も同時に睨むのであれば、より深い理解が必要です。あまり広く浅くを意識せずに、しっかり身に着けておく必要があります。

特に計算問題は公式を丸暗記するのでは危険。数学などの問題でも同様ですが、公式を丸暗記してしまうと柔軟性がなく、実際に試験問題と向かい合ったときに使いこなせないことが多々あります。

公式はなぜその公式が成り立つのかを理解しておくことが必要。この成り立ちさえ理解しておけば、必要な場面ですぐにその公式が頭に浮かぶはずです。

さらに専門用語に関しても新たな単語もどんどん登場しますので、その意味をしっかりと理解するように身に着けていきましょう。

特定の分野の応用力を問う午後試験

午後試験の問題は、単純なIT知識を身に着けるだけでは対応が難しい、応用問題が出題されます。この出題の傾向から考えると、より過去問対策が重要になるのが午後試験といえるでしょう。

午後試験の中でも、2020年を境に出題傾向が変わっていない問題、情報セキュリティやアルゴリズムの問題に関しては、きっちり過去問で対策を行いましょう。

問題となるのは配点が大きくなり、さらに出題される言語に変更のあったプログラミング言語の問題。特に新たに加わったPythonの問題に関しては、過去問がほぼない状態での受験となりますので、きっちりとした準備が必要になります。

また、ほかの言語の問題に関しても、Pythonの問題と難易度を合わせるため、難易度の調整が行われる可能性があります。ここは過去問だけでは対応が難しく、これから受験を考えている方は、より力を入れて勉強する必要がある分野といえるでしょう。

いずれにせよ、どの問題もより多くの問題を解くことで実力がついていきますので、毛過去問をはじめ多くの演習問題に対応できるようにしておきましょう。

過去問対策はやはり重要

確かに2021年度以降の試験で出題される問題と同じ形式の過去問は現状(2021年9月現在)ほとんどありません。しかしそれでも過去問での対策は重要な対策の一つといえるでしょう。

特に過去問対策が有効になるのが午後試験の対策です。午後試験のような応用問題は、どのような分野の知識をどのように応用すべきかがハッキリ傾向として見えてきます。過去問に慣れることで、実際の試験で力を発揮できるようになるはずです。

試験対策で問題となるのがプログラミング言語の問題。もちろん過去問で対策することも重要ですが、参考書なども利用してより実力をつけるようにしておきましょう。

プログラミング言語の勉強により多くの時間が必要である以上、ほかの問題に関してはより効率的な勉強法を採り入れる必要があります。しっかりと過去問で対策していきましょう。

有効な勉強方法は?

過去問対策は、試験内容などが改定された現行試験でも十分に有効な対策です。それ以外の部分ではどのような勉強方法が有効なのかを検討していきましょう。

試験対策の勉強方法を考えるにあたって重要になるのが勉強する方があらかじめ持っているIT知識の量です。すでにIT業界で働くなど、ある程度のIT知識を持っている方と、ITに関する知識がほぼない方ではおすすめの勉強法も変わってきますので注意が必要です。

IT知識の有無で勉強法にも違いが

IT知識の有無はその勉強法にも大きく影響します。IT知識がないと、何より難しい参考書を読むことができません。読むことができない大きな理由はIT関連の専門用語が理解できていないということ。

IT関連には多くの専門用語があり、この用語の意味が理解できていないと、参考書を読むことすら困難になります。つまりIT知識がない方、専門用語の知識がない方にとって、独学で勉強をするのは難しいということになります。

一方IT知識がある程度ある方は、予備校の授業などで行われる基本的な項目の授業は受ける必要がないケースも考えられます。時間をかけて合格を目指すのであればそれでもいいのですが、そもそもIT知識がある方は短期間で取得を目指したい資格です。予備校に通うことがマイナスに働く可能性もあります。

IT知識に自信がない方は予備校通学も

まずIT知識のない方ですが、独学は避けて、予備校への通学もしくは通信講座の受講がおすすめです。IT知識が少ない方にとっては、何より基礎の基礎をしっかり学ぶことが重要。独学でも学べなくはありませんが、専門講師に習った方が習得は早いでしょう。

予備校に通学するには条件があります。何より通学可能な範囲に予備校があることが条件となります。基本情報技術者試験の講座を開講している予備校は、多くの場合人口の多い都市部に集中しています。

自宅や勤務先の周辺に必ずあるとも限りませんし、通学に時間がかかるようでは意味がありません。

特に社会人の方などの場合、毎日の仕事があります。仕事のある日は確保できる勉強時間にも限度があります。予備校に通う場合、通学時間が必要となり、通学時間のために勉強できる時間が短くなるということになります。

例えば仕事のある日は3時間勉強時間が確保できるという場合。予備校通学に片道30分かかるとすると、通学時間で1時間、勉強時間で2時間ということになります。このデメリットは把握しておくべきでしょう。

近くに予備校がない方は通信講座がおすすめ。通信講座であれば全国どこでも受講できますし、通学時間も必要ありません。自宅に勉強ができる環境があり、一人での勉強でもモチベーションは下がらないという方は通信講座の方がメリットが大きいでしょう。

通信講座といっても基本情報技術者の講座を開講している通信講座は少なくありません。講義動画の質や配布されるテキストの中身、さらに付随するサービスなどに注目して選ぶといいでしょう。

IT知識に自信がある方は通信講座

IT知識がある方や、実際にIT開発や運営管理の現場で働いている方は、基本情報技術者試験の対策といっても、ある程度進んだ部分から始めたいところです。

しかし予備校に通学してしまうと、予備校の設定したカリキュラム通りに授業は進められますので、自分にとって必要のない授業も受講する必要があります。IT知識がすでにあるという方にとっては予備校の授業は勉強速度が遅くストレスに感じることもあるでしょう。

おすすめできるのは通信講座の受講、もしくは独学での挑戦です。IT系の知識に自信があるという方は独学でも十分に挑戦できる資格です。自分に足りない部分を補完してくれる参考書を探して勉強しましょう。

過去問対策に関しては、IPAのHPに過去問が掲載されていますので、そこからダウンロードすれば対策はできます。解答や講評なども見ることができますので、うまく勉強に生かしていきましょう。

通信講座を利用すればより学習期間を短縮することができます。通信講座でも予備校同様カリキュラムは設定されますが、どこから勉強するかは受講者の自由です。ある程度知識がある方は、序盤の基礎の部分を飛ばして受講することも可能です。

通信講座を受講する際に注意したいのがモチベーションの維持でしょう。予備校は専門講師の授業をライブで受けられるというメリットに加え、勉強するしかない環境に身を置き、周辺に同じ目標を持つ仲間がいるという環境で勉強ができます。

しかし通信講座は自宅での受講が基本。独学と勉強環境は変わりませんので、モチベーションの維持が難しいという点が考えられます。このデメリットに対する対策はいろいろと考えられます。

特に考えられるのが勉強期間の短縮です。モチベーションが下がる主な原因は、長期間勉強を続けるということ。勉強期間を短くすることでモチベーションの低下を防ぐことも可能です。

独学での挑戦はしっかり時間を確保して

IT知識の有無でおすすめする勉強法として、予備校通学と通信講座の受講を中心におすすめしました。自宅などでの独学に関してはどちらにもおすすめはしませんでした。それだけ独学での挑戦は難しいともいえます。

とはいえ独学での挑戦は、費用面では非常にメリットが大きく、購入する参考書代程度の費用で挑戦することができます。予備校通学や通信講座受講の学費が不要となるのは大きなメリットです。

独学で挑戦する条件としては、ある程度ITに関する知識があること、そして十分な勉強期間を確保していることです。独学での学習は、専門講師の授業を受けることができませんので、予備校や通信講座のような効率的な勉強は難しくなります。

ITに関する知識がなく、ある程度時間をかけてもいいという方は独学で挑戦するのもいいですが、過去問による対策などもうまく採り入れながら勉強計画を立てましょう。また、独学で壁に当たってしまった場合は、そこからでも通信講座の受講を検討するのもいいでしょう。

基本情報技術者試験対策はフォーサイトと過去問

基本情報技術者試験は、ほかの国家資格試験などと比較すれば、そこまで難易度の高い試験ではありません。事前にしっかりと対策を練れば、短期間での合格も目指すことができますので、自分の実力やライフスタイルに合わせた勉強法を見つけましょう。

IT知識の有無を問わず、おすすめできるのが通信講座の受講です。そ通信講座のなかでは、フォーサイトの通信講座の受講がおすすめです。

フォーサイトの通信講座で知識を身に着け、過去問対策で自身の実力を確認しながら勉強を進めることで、より効率的な勉強が可能となります。その理由に関して解説していきましょう。

フォーサイトをおすすめする理由

まず数ある通信講座の中からフォーサイトをおすすめする理由はいくつかあります。その理由に関して簡単に解説していきましょう。

まず理由のひとつ目はテキストの充実です。フォーサイトのテキストは、基本情報技術者試験に精通した専門講師陣が構成に参加。毎年の基本情報技術者試験を想定し、より効率的に学べるように工夫されたテキストになっています。

またそのテキストはフルカラー印刷。白黒一色のテキストや、赤系の色のみを利用した2色印刷のテキストが多い中、非常に見やすくなっています。また、いろいろな色を上手に組み合わせることで、重要な部分を目立たせることにも成功しています。

続くおすすめ理由は講義動画の質の高さです。フォーサイトの講義動画は、自宅のPCなどで視聴することを前提に撮影されています。しかも撮影を行うスタジオは、地上波のテレビ番組の収録も可能なほどの設備がそろっています。そのため講義動画の画質は高く、さらに音質も聞き取りやすい高音質になっています。

そして大きなおすすめポイントがeラーニング教材の充実です。フォーサイトではeラーニングにも注力しており、eラーニングで使える教材も豊富に準備されています。

eラーニングとは、スマホやタブレットを利用し、場所を選ばず勉強をすること。つまり充実のeラーニング教材がそろっていれば、外出中のちょっとしたスキマ時間や、毎日の通勤電車の中でも勉強が可能になります。

社会人の方にとって、毎日確保できる勉強時間には限りがあります。こういった方にはこのeラーニング教材で確保できる勉強時間は非常に貴重なものになります。だからこそeラーニング教材が充実しているフォーサイトをおすすめするということになります。

まとめ

基本情報技術者試験において、過去問対策は非常に重要な対策法と言われています。これまでの試験を振り返ってみても、同じような系統の問題が出題されることが多く、過去問対策でかなり受験が有利になる試験といわれています。

ただし2021年以降は注意が必要です。基本情報技術者試験は2020年から出題内容や科目、さらに配点にも変更点があり、2019年以前の過去問では対応が難しい点もあるからです。

2020年に特に変更されなかった出題に関しては、これまでと変わらず過去問で十分に対策していきましょう。過去問に関してはできるだけ新しいものを利用し勉強しましょう。出題内容にも時代が反映されていますので、あまり古い問題では効果が期待できません。

直近の過去問を何度も繰り返し解き、完璧に解けるようにするのが重要です。

もちろん過去問対策のみで合格できるほど簡単な試験でもありません。過去問対策以外の勉強には通信講座がおすすめです。通信講座は自宅で学習でき、通学時間なども必要がない勉強法ですが、一方モチベーションの維持が難しい勉強法でもあります。

モチベーションが落ちる前に合格できるレベルまで学力を上げるか、過去問対策なども並行して行い、モチベーションの維持を意識しましょう。

通信講座の中では、充実のテキストと質の高い講義動画、さらに豊富なeラーニング教材がそろったフォーサイトがおすすめです。