FPの試験範囲をどう暗記する?FPで暗記すべきポイントは?FP勉強方法を解説!

FPの試験範囲をどう暗記する?FPで暗記すべきポイントは?FP勉強方法を解説!

FPの試験範囲における暗記方法や勉強方法とは?

FP(ファイナンシャルプランナー)に関する業務経験がない人が試験を受験する場合、馴染みのない言葉や内容ばかりを覚えることになります。これらは、読んだだけで理解することが難しいため、原理から解答に至る内容を暗記していく必要があります。

なお、ただ闇雲に暗記をしていくだけでは、効率良く学習を進めていくことはできません。まずは要点となる箇所をしっかりと押さえ、ときには語呂合わせも取り入れつつ、知識を増やしていくことが重要になります。

このページでは、FP3級や2級、1級のそれぞれで、押さえておきたい暗記のポイントについて紹介していきます。

目次

どう暗記する?FPに合格するために

FPの資格は試験範囲が広く、1つの分野に絞ったとしても、覚えるべきことが多くあります。その上で、それを6回繰り返して、分野ごとに内容を覚えていかなければなりません。

なお、テキストを読んで理解できない部分は、内容自体を暗記する必要があるため、何を覚えるべきかの取捨選択が重要となります。

テキストを活用した暗記方法とは

暗記をするために情報の取捨選択を行う際、活用したい教材はテキストと過去問になります。テキストは内容を読んでいくと、項目に星印が付いているところや文章のうち一部が赤字になっているところなどがあります。

星印が付いているものは重要項目という意味であり、星印が多いほど重要度は高くなります。そして、文章が赤字になっているということは、重要な部分であり試験に出る可能性が高い箇所であると言えます。

そのため、テキストを使った勉強では、星印が多いものや赤字になっている部分を重点的に暗記するようにしましょう。

過去問で重要項目の暗記を強化

テキストで覚えるべき重要箇所をある程度暗記できたら、次は過去問でその記憶を強化しましょう。テキストで重要項目を暗記してから過去問を解くと、「これはテキストで覚えたところだ」と思う箇所が出てくるため、そこを最重要項目として優先的に覚えるようにしましょう。

このようにテキストの重要箇所を覚え、過去問でその記憶を強化する作業を繰り返していくことで、頻出箇所を暗記していくことができます。

なお、過去問は最後の総仕上げという意味でも活用したいですが、重要箇所の洗い出しとして、勉強の中期くらいから活用する方法もおすすめです。

FPは暗記だけで受かる?

FPの試験のうち、FP3級は暗記だけでも合格が可能です。なぜなら、FP3級は基礎的な部分しか出題されないため覚えるべき部分がある程度決まっており、該当箇所をしっかりと暗記しておくことで合格にむすびつけることができるためです。

また、学科試験・実技試験ともに選択問題となるため、解きやすくなっています。しかしながら、2級や1級になると実技が記述式になり、計算して答えを導き出さなければなりません。

そのため、意味を理解せず暗記しただけの知識では、合格は難しくなるでしょう。さらに、3級に比べて2級は難易度が高く、1級は2級をはるかにしのぐ難易度となり、暗記だけでは点数にむすびつけることができないので注意しましょう。

FPで語呂合わせが使えない理由

巷ではFP試験のための語呂合わせを集めたサイトが多くあります。テキストを読んだり書き取り練習したりしてもなかなか覚えられない場合は、いっそ語呂合わせで覚えたほうが良いように思えるかもしれません。

しかし、語呂合わせで覚えてしまうと、法令が変わった際にその語呂合わせが使えなくなってしまうため、おすすめできません。法令というのはよく変わります。特にタックス関連の法令は毎年のように変わります。税率の数値が変わることや、対象とする項目が変わることもあります。

したがって、そのときに覚えられたとしても、時間が経つと使えない語呂合わせとなってしまうリスクがあるのです。特に年度をまたいで受験することになってしまうと、せっかく覚えた語呂合わせをまた覚え直さなくてはならない危険性があります。

試験を受けるときだけ覚えられれば、そのあと一生使わないから平気というのなら問題ないでしょう。しかしその後も知識を活用していきたいと思うのなら、先ほど紹介したテキスト+過去問の暗記を地道に繰り返すほうが効率は良いです。

こんな語呂合わせならOK

一方で、法改正に影響されない項目であれば、語呂合わせで覚えることも大いに意味があります。たとえば、FP3級で暗記すべきことに該当する項目で言うと、損益通算などがそれにあたります。

損益通算では、所得の黒字と赤字の金額を差し引きして算出します。しかし赤字になったら何でも差し引けるのかというとそうではなく、損益通算が可能な対象は、不動産所得、事業所得、山林所得、譲渡所得のみです。この頭文字をとって、「フジサンジョウ(不・事・山・譲)」≒「富士山頂」と覚える。このような暗記なら法改正で変わることはそう無いでしょう。

FP2級とFP3級の重要暗記ポイント

試験科目 FP2級の暗記ポイント(頻出箇所) FP3級の暗記ポイント(頻出箇所)
ライフプランニング ・FPと関連法規
・公的医療制度
・公的年金制度
・公的年金の給付
・国民年金基金
・FPと関連法規
・6つの係数の意味と活用
・公的年金制度
・公的年金の給付
・公的医療制度
・住宅ローン
・教育ローン
・奨学金
リスク管理 ・生命保険商品
・損害保険商品
・生命保険と税金
・第三分野の保険
・契約者保護制度
・生命保険料の仕組み
・生命保険商品
・損害保険商品
金融資産運用 ・金融商品と税金 ・株式取引の仕組み
・投資信託の仕組み
・債権の仕組み
・外貨建て商品の仕組み
・経済指標
・株式投資の評価指標
・マーケットの変動要因
・金融商品と税金
・セーフティネット
・関連法規
タックスプランニング ・所得計算
・所得控除
・税額控除
・消費税
・法人税務
・各種所得の計算
・損益通算
・所得控除
・住宅借入金等特別控除
不動産 ・建築基準法
・不動産の譲渡
・賃貸契約
・賃貸契約
・建築基準法
・不動産の譲渡、タックス
相続・事業承継 ・相続と法律
・相続税の計算
・贈与税の計算
・贈与税計算の基礎知識
・法定相続分
・遺言
・小規模宅地等の評価減

上記はFP2級とFP3級の暗記のポイントとなる、頻出箇所をまとめた表になります。それぞれの科目一つを取っても頻出の内容が異なるため、これらをしっかりと把握した上で、効率良く学習を進めていくようにしましょう。

FP1級は暗記で合格できるのか?

FP1級の試験は2級や3級の試験と比べて、極端に難易度が高くなります。また、傾向も決まったものはないため、特定の箇所に絞って暗記するという方法が取りづらい資格でもあります。

そして、FP1級はある程度の実務経験がないと受けられない資格のため、実務の経験をどう活かすかという観点から問題が作成されます。したがって、効率的な勉強方法を考えるよりも、試験を受けるまでの実務でどれだけスキルを積み上げていけるかが重要なポイントとなるでしょう。

FP1級は応用よりも基礎

FP1級の試験問題では、学科試験に傾向はないものの、実務試験においてはある程度傾向が決まっています。そのため、何回か過去問を解いてみると、出やすい問題があることが分かってきます。

なお、試験で点数を稼ぐための力をつける方法としては、実務試験で傾向を把握すると良いでしょう。FP2級を取得していれば、学科の知識はある程度身についているため、実務試験の勉強に多くの時間を割くようにしましょう。

まとめ

FPの勉強では覚えることを増やすというプラスの発想よりも、覚えることをどれだけ減らせるかというマイナスの発想が大切になります。FPの試験範囲はどれも大切なことであるものの、すべてを覚えようと勉強をしていると、いつまで経っても試験を受けることができません。

そのため、FPの勉強ではどう取捨選択していくかを常に考えつつ、暗記するようにしましょう。