FP1級・2級・3級それぞれの受験資格を徹底解説

更新日:2023年3月28日

鉛筆を持っている女性

顧客の資産運用などに適切なアドバイスを送るファイナンシャル・プランナー。このファイナンシャル・プランナーとして働く時、非常に有効になる資格が「ファイナンシャル・プランニング技能士(以下FP)」の資格です。

FPには1~3級があり、それぞれで受験するための条件、「受験資格」があります。この受験資格が少々複雑なのがFPの特徴です。

そこでこの記事では、1級2級3級それぞれの受験資格に関して紹介。さらに1級を受験するまでのおすすめのルートなども紹介していきます。

目次

FP3級の受験資格

FP資格の中で、入門編的な立ち位置になるのがFP3級の資格。FP3級の試験には受験資格がないため、誰でも挑戦できる資格となっています。

FP試験は国家試験ですが、実施団体が2つある珍しい資格。国家資格としての「FP」が設置される以前、ファイナンシャル・プランナーには民間資格があり、その代表的な民間資格の認定を行っていたのが「金融財政事情研究会(以下:きんざい)」と「日本FP協会」の2団体。

国家資格としてのFPが設置される際、この2団体がその試験実施団体に認定されました。

きんざいと日本FP協会では、FP1~3級の資格試験を行っていますが、団体によって「実技試験」の科目に違いがあります。

FP3級もきんざいで2科目、日本FP協会で1科目の実技試験が行われています。FP3級を目指す方は、まずはそれぞれの実技試験の科目をチェックし、自分の仕事に適した科目を受験するようにしましょう。

FP2級の受験資格

FPは2級以上の試験には受験資格が存在します。まずはFP2級の受験資格を紹介していきましょう。

FP2級の受験資格は3種類。「実務経験」と「資格取得」と「認定研修の修了」の3つになりますので、それぞれ紹介していきます。

FP3級の取得

FP3級の資格を持っていれば、FP2級の受験資格を得られます。FP3級はきんざいで合格しても、日本FP協会で合格してもどちらでも問題ありません。

FP2級にはきんざいで4科目、日本FP協会で1科目の合計5科目の実技試験科目があります。どちらのFP2級資格も、FP3級資格の所有で受験資格を満たします。

FP2級の受験資格である実務経験や、認定研修の修了が難しいという方は、FP3級の資格を取得するのが最短の受験資格取得方法となる可能性もあります。

2年以上の実務経験

FP2級の受験資格には、2年以上の実務経験というものもあります。金融機関や保険会社、証券会社などに、顧客に資産運用のアドバイスをするなど、ファイナンシャルに関する業務を2年以上経験していれば、FP3級を受験せず、いきなりFP2級から挑戦することが可能です。

実務経験に関しては後の項で詳しく説明しますので、そちらを参考にしてください。

AFP認定研修の修了

日本FP協会では、各種学校や専門学校、さらに予備校や通信講座の一部を「AFP認定研修」として認定しています。

「AFP」とは「Affiliated Financial Planner」の頭文字であり、日本FP協会が設けているファイナンシャル・プランナーの民間資格です。このAFP資格を得るために必要な研修がAFP認定研修。

この研修を修了していれば、FP2級の受験資格を得ることになります。

AFP認定研修とは?

AFP認定研修に関してもう少し詳しく解説しておきましょう。

AFPの認定を受けられる方は、顧客の資産運用やライフプランに関する相談に対し、的確なアドバイスを行えるだけの知識を持ち合わせている方です。

日本FP協会がこのAFP認定者と定める方は、日本FP協会が認定しているAFP認定研修を修了しており、さらに研修終了後にFP2級試験に合格した方となります。FP2級の試験の受験資格を得るために必要なのは「AFP認定研修の修了」であり、AFP認定者になることではありません。

ちなみにFP2級試験合格後は、AFP認定者として登録しておくのがおすすめ。とくに現状はFPに関連する業務に就いていないものの、将来的には資格を取得してFP業界に転職を考えているという方はとくに登録しておきましょう。

予備校や通信講座の中には、このAFP研修として認定を受けている講座があります。

AFP認定研修には4つのコースがあります。すでにFP1級・2級を取得している方向けの「技能士課程」、税理士や会計士の資格を持つ方向けの「税理士課程」、FP3級をまだ取得していない方向けの「3級課程」、そして一般の方向けの「一般課程」です。

FP2級の受験資格を得るのは、この中の「一般課程」を修了する必要があります。

実務経験のない方がFP2級の受験資格を得る最短コースは、FP3級を取得するか、このAFP認定研修を修了するか。どちらがより自分に合っているか、どちらがより早く取得できるか考えて選ぶようにしましょう。

FP1級の受験資格

FP1級の受験資格は、学科試験と実技試験で別の条件があります。それぞれに関して解説していきましょう。

また、FP1級試験に関しては、きんざいと日本FP協会でそれぞれ実施方法に違いがあります。

きんざいではFP2級・3級と同様に、学科試験と実技試験を行います。FP1級の実技試験は「資産相談業務」の1科目です。

日本FP協会では、FP1級試験の学科試験を実施していません。実施するのは実技試験のみ。試験科目は「資産設計提案業務」のみとなります。

つまりFP1級の学科試験の受験資格は、きんざいが実施する学科試験の受験資格です。日本FP協会では学科試験は実施していませんが、その学科試験を免除される方法があります。

FP1級学科試験の受験資格

きんざいでのみ実施される、FP1級の学科試験の受験資格を紹介していきます。学科試験の受験資格は3つありますが、その中で、「厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格+実務経験1年」という条件に関しては詳しくは触れません。

金融渉外技能審査という資格に関しては、現在実施されていない資格です。2001年の修了した資格なので、今から取得はできないため、割愛します。

もちろん、以前金融渉外技能審査2級に合格しているという方は、FP1級の学科試験受験資格を満たしますのでご安心ください。

FP2級取得+1年以上の実務経験

FP2級の試験に合格し資格を取得している方は、さらに1年以上の実務経験があればFP1級の学科試験を受験できます。

この実務経験に関しては、FP2級を取得する前の実務経験でも条件を満たせます。金融機関などで1年以上ファイナンシャル業務に携わりながらFP2級を取得したという方は、FP2級を取得した時点で受験資格を満たすことになります。

5年以上の実務経験

FP1級の学科試験には、資格取得などと関係なく、5年以上のFP業務という実務経験があれば挑戦できます。

現在FP関連の業務に就いていない方が、FP1級試験を受験するためにFP業務を行う会社に転勤して、実務経験を積むというのは現実的ではありません。すでにFP関連の業務に就いている方に対する条件と考えていいでしょう。

FPに関連する業務に5年以上従事している方は、FP2級・FP3級の資格を持っていなくても、いきなりFP1級から挑戦する事が可能です。

FP1級実技試験の受験資格

FP1級の実技試験は、きんざい・日本FP協会の双方で試験を実施しています。これから紹介するFP1級の実技試験の受験資格は、きんざい・日本FP協会のどちらの試験を受ける場合でも有効となります。

FP1級の実技試験における受験資格は4つ。もっともポピュラーな方法は学科試験の合格ですが、FP1級の学科試験を受験しなくとも、いきなり実技試験を受験する方法もありますので、それぞれ紹介していきましょう。

FP1級の学科試験合格

FP1級の実技試験の受験資格としては、まずはFP1級の学科試験に合格するという条件が挙げられます。

上記の通りFP1級の学科試験に関しては、きんざいでのみ実施しており、日本FP協会では実施していません。つまりこの条件を満たす場合には、きんざいで実施される学科試験に合格する必要があります。

きんざいで実施されるFP1級の学科試験に合格すれば、きんざいで実施されるFP1級の実技試験はもちろん、日本FP協会で実施されるFP1級の実技試験の受験資格も得られます。

FP1級の実技試験の受験資格の取得の方法としては、もっともポピュラーな方法といえるでしょう。

CFP認定者

日本FP協会では、FP1級試験の学科試験を実施していません。このFP1級学科試験の代わりに置かれているのがCFPという民間資格です。

「CFP」は「Certified Financial Planner」の頭文字で、北米やアジア、オセアニアなど25ヶ国で導入されている国際的な資格となります。

このCFPの認定者となるには、以下の条件をすべて満たす必要があります。

★CFP認定者となる条件(すべて満たす必要あり)

  • AFP認定者となる
  • CFP資格審査試験に合格
  • 日本FP協会が実施するエントリー研修を修了
  • 通算で3年以上の実務経験

CFPの認定者となるためには、まずはAFP認定者となる必要があります。AFPの認定者となるには、AFP認定研修を修了し、FP2級試験に合格。その後AFP認定者として登録する必要があります。

AFP認定者となると「CFP資格審査試験」の受験資格を満たしますので、この試験に挑戦。CFP資格審査試験に合格したのち、日本FP協会が実施する「エントリー研修」を修了した方のうち、実務経験が通算で3年以上ある方がCFP認定者となります。

CFP資格審査試験合格者

FP1級の実技試験の受験資格は、CFP認定者とはならずとも、CFP資格審査試験に合格することでも満たせます。このCFP資格審査試験の受験資格は「AFP認定者」であること。

FP2級の受験資格の項で、「AFP認定研修を修了してFP2級に合格した方は、AFP認定者となるのがおすすめ」と書いたのは、CFP資格審査試験の受験資格を満たせるためです。

CFP資格審査試験は年に2度実施される試験で、以下の6科目から出題されます。

  • 金融資産運用設計
  • 不動産運用設計
  • ライフプランニング・リタイアメントプランニング
  • リスクと保険
  • タックスプランニング
  • 相続・事業承継設計

CFP資格審査試験の難易度は高く、例年一度に6科目全てに合格するという方は5~10%。受験者はすべてAFP認定者と考えると、かなりレベルの高い受験者の中での合格率がこの数字ですので、かなり難易度の高い試験といえるでしょう。

このCFP資格審査試験では科目別合格のシステムが採用されています。多くの受験者は1科目や3科目などに絞って受験し、数年かけて6科目合格を目指すようです。

CFP資格審査試験の科目別合格には有効期限がないため、一度合格した科目はいつまでも合格扱いとなります。

日本FP協会ではFP1級の学科試験を実施していませんが、実質このCFP資格審査試験がその代わりの試験になっていると考えることもできます。

CFP資格試験合格がFP1級の実技試験の受験資格だとすれば、CFP認定者との差はないのか気になるところ。CFP認定者はCFP資格審査試験合格後に、エントリー研修を修了し、実務経験も必要です。

CFP資格試験合格とCFP認定者の違いは、その受験資格の有効期間の違い。

CFP認定者は、以降無期限でFP1級実技試験の受験資格を満たしますが、CFP資格審査試験の合格者は翌々年度までの期間限定の受験資格となります。

難関試験でもあるCFP資格試験に6科目合格することで受験資格を得られますが、せっかく難関試験に合格した以上、ぜひCFP認定者を目指し、いつでもFP1級に挑戦できるようにするのがおすすめです。

「FP養成コース」の修了+1年の実務経験

日本FP協会が持つ独自の受験資格はCFP認定者、CFP資格試験合格であるのに対し、きんざいが持つ独自の受験資格が「FP養成コース」の修了と1年の実務経験というものです。

しかし、このきんざいが開催しているFP養成コースはあまり現実的な受験資格取得方法ではありません。

というのは、このFP養成コースを受講できる方はかなり限定的だからです。FP養成コースはおよそ2ヶ月間、平日の朝から夕方までぎっちり詰まった講義を受講しなければいけません。必要な出席率は80%以上、そのうえで研修終了後に行われる修了試験に合格しなければいけません。

さらにこのFP養成コースの受講料はおよそ100万円という高額なもの。一般の社会人が資格試験の受験資格を得るために出せる金額ではありません。

この研修を受講している方の多くは、会社の指示で受講している方。受講料も会社が支払い、研修のある2ヶ月間も長期研修扱いで派遣してくれる企業で働く方向けのもの。金融機関や証券会社などで働く方が、会社からの指令で受講する研修と考えておくといいでしょう。

受験資格における実務経験とは?

FP試験の受験資格の中には、「実務経験」という単語が何度も出てきます。この実務経験に関して解説しておきましょう。

受験資格を満たす実務経験に関しては、「資産の設計・運用・管理およびこれらにかかわる相談業務、コンサルティング業務などファイナンシャル・プランニング業務に携わった経験」という形で定義されています。

つまり単純にFP関連の業務も行っている企業で、なんでもいいから働いている、働いたことがあるというだけでは実務経験とは数えられません。

具体的にいえば、金融機関やクレジットカード会社、さらに保険会社などで、ファイナンシャルに関する部門において、ファイナンシャル・プランナー(もしくはその補佐)として働いた経験が実務経験となります。

こう聞くとどこかの企業に所属していないと実務経験は積めないようにも聞こえますが、個人事業主の方でも受験資格を満たす実務経験を積むことは可能です。しかし、個人事業主でも、資産運用の相談に乗るなどの実務を行っている必要があります。

仮に持っている知識を活かして、知り合いの資産運用の相談に乗ったというのでは実務経験になりません。あくまでも、こういった相談に乗る、アドバイスをすることで対価を得る、つまり業務として行う必要があります。

また、FP試験の受験資格であるこの実務経験に関しては、証明書類の提出は義務付けられていません。つまり、実務経験があると虚偽の申請を行っても、受験自体は可能となります。

しかし、虚偽の申請で試験に挑戦し、たとえ合格したとしても、後に実務経験の申請が虚偽であることが判明した場合、資格を剥奪されることもあります。そのため、こうした行為は決してしないようにしてください。

おすすめの受験資格取得方法

現在まだFPの資格を持っていない方が、FP1級取得を目指す場合、どのようにして受験資格をクリアしていくのがいいのかを検証していきましょう。

FP1級・FP2級の試験には受験資格があり、この受験資格をクリアしないと、受験自体することはできません。その受験資格は資格の取得や研修の修了、そして実務経験が中心となります。

実務経験の有無が受験資格の取得に大きな影響を与えますので、ここでは現在FP業務に従事している方と、FP業務とは無関係の仕事に従事している方に分けて紹介していきましょう。

受験資格の考え方にはいろいろな考え方がありますが、資格取得のための受験資格で、できるだけ早く入手できるようなケースを中心に考えています。資格試験においては試験に合格することはひとつの目標ではありますが、最終目標ではありません。

資格を取得して、その資格を活かして働くことが最終目標。そう考えれば、資格取得はスタート地点とも言えます。

少しでも早く、効率的にスタートラインに立てるような受験資格取得方法を紹介していきましょう。

FP業務従事者

FP業務に従事している方は、基本的に実務経験でほとんどの試験の受験資格をカバー可能です。最初に一番基本的な受験資格取得順序、方法を紹介しておきましょう。

★受験資格の取得手順1(基本)

  • FP2級 → 実務経験2年
  • FP1級学科試験 → 実務経験5年
  • FP1級実技試験 → FP1級学科試験合格

FP2級の受験資格は実務経験2年でクリア。この受験資格でFP2級を取得し、さらに実務経験を積みます。FP1級の学科試験の受験資格は実務経験5年でクリア可能。ただし、その前にFP2級に合格していれば、FP2級取得+実務経験1年でも受験資格はクリアできます。

FP1級の実技試験の受験資格に関しては、FP1級の学科試験に合格すればクリアできます。

実際の仕事が忙しいという方は、こうした実務経験を中心とした受験資格の獲得で受験するのがおすすめ。時間はかかりますが、仕事以外の時間を利用して勉強したり、研修を受けたりする必要はありません。

問題はやはり時間がかかるという点です。FP2級の取得に時間がかかってしまうと、FP1級までかなりの時間を要することになります。場合によっては5年以上の期間が必要となり、効率的とは言えません。

そこでさらに時間を短縮して受験資格を獲得していく方法を考えてみましょう。

★受験資格の取得手順2(早期取得)

  • FP2級 → AFP認定研修修了もしくはFP3級取得
  • FP1級学科試験 → CFP資格審査試験合格で受験免除もしくはFP2級+1年の実務経験
  • FP1級実技試験 → CFP資格審査試験合格もしくはFP1級学科試験合格

できるだけ時間をかけずにFP1級を目指すのであれば、FP2級の受験資格はAFP認定研修の修了がおすすめ。もちろんFP3級の資格取得という方法もありますが、どちらか早い方を選択しましょう。おすすめは2級の対策の勉強をしながらAFP認定研修を修了してしまう形です。

FP1級の学科試験の受験資格は、CFP資格審査試験に合格するか、FP2級の取得と1年の実務経験。現実的にはFP2級を取得するのがおすすめです。1年の実務経験に関しては、FP2級を取得する前の経験でも有効ですので、受験資格の取得方法としては最短となるでしょう。

CFP資格審査試験合格を目指すのも、将来的にFPと活躍していくことを考えればおすすめ。資格試験に合格し、CFP認定者となれば、より業務上も役立つはずです。

FP1級の実技試験は、FP1級の学科試験に合格するのが最短。ただし、CFP資格審査試験に合格してしまえば、学科試験を免除され、実技試験に挑戦できます。

最短という点で考えれば、AFP認定研修を修了しFP2級を取得。FP2級を取得したら1年の実務経験と合わせてFP1級学科試験に挑戦し、学科試験合格で実技試験に挑戦するという形になります。

FP業務非従事者

FP業務に従事していない方の場合、実務経験で受験資格を満たせません。実務経験なしで各試験の受験資格を最短で取得する方法としては以下の方法が考えられます。

★受験資格の取得手順(早期取得)

  • FP2級 → AFP認定研修修了もしくはFP3級取得
  • FP1級学科試験 → CFP資格審査試験合格で受験免除
  • FP1級実技試験 → CFP資格審査試験合格

FP2級の受験資格は、FP3級の資格を取得するか、AFP認定研修を修了するのが最短。FP業務に従事していない方は、ファイナンシャル・プランナーとて働いた経験がないことになります。

ファイナンシャル・プランナーとはどのような仕事か、どのような知識が求められるのかなどを知るためには、FP3級の資格取得を目指すのもいいでしょう。

FP3級はFP資格の入門編的な試験。そこまで難易度は高くないため、その後の上位試験の勉強の練習をする意味で目指すのもいいでしょう。

最短と考えれば上記の通り、AFP認定研修を修了しつつ、FP2級試験の対策を行う方法。受験資格と試験対策を同時に行うのがおすすめとなります。

FP1級の学科試験の受験資格は、実務経験がどうしても必要になります。実務経験なしで受験資格を得るためには、CFP資格審査試験に合格して、学科試験の免除が必要です。

CFP認定者になるためには実務経験が必要です。CFP資格審査試験に合格したら、2年以内にFP1級の実技試験に合格できるよう、一気に勉強を進めましょう。

最短で目指すのであればフォーサイトがおすすめ

FP業務従事者も、非従事者にしても、最短で合格を目指すには通信講座のファーサイトを受講するのがおすすめです。

実務経験以外で受験資格を満たすためには、AFP認定研修を修了したり、CFP資格審査試験に合格したりするなどが必要になります。とくにCFP資格審査試験はかなり難易度の高い試験となりますので、合格を目指すのは独学ではかなり難しくなります。

また、AFP認定研修を受講するにも、予備校に通うか通信講座を利用する必要があります。そのため、最短で資格取得を目指すのであれば、やはり独学というわけにはいきません。

では、なぜ数ある講座の中からフォーサイトの講座をおすすめするのか、その理由を解説していきましょう。

2級対策講座+AFP認定研修で一気に2級取得

フォーサイトのFP2級試験対策講座には、受験資格に不安がある方におすすめしたいバリューセットがあります。それがFP2級対策講座と、AFP認定研修がセットになっているバリューセットです。

このバリューセットを受講すれば、FP2級試験の対策と同時に、FP2級試験の受験資格であるAFP認定研修を修了できます。

さらにフォーサイトの通信講座は、FP試験に精通した講師やスタッフが編集に参加しています。効率的に学べるテキストや、見やすく分かりやすい講義動画、スキマ時間を勉強時間に変えられるeラーニング教材など、短期間での試験合格を目指せる教材が豊富にそろっています。

FP2級の受験資格を取得しながら試験対策を効率的に行える。それがフォーサイトの通信講座をおすすめする理由となります。

まとめ

FP資格には1級・2級・3級の3種類があり、FP3級は受験資格なし、FP1級・FP2級にはそれぞれ受験資格があります。

その受験資格に関しては学歴など社会人になってから取得するのが難しいものではなく、資格の取得や研修の修了、そして実務経験が中心となっていますので、FPの仕事は未経験の方でも取得は可能です。

FP資格の試験は、2つの団体が実施しており、それぞれの団体で試験方式の若干の差があります。ただでさえ少々複雑な受験資格が、2つの団体があるため、より理解しづらくなっていますので、しっかりと把握しておきましょう。

試験の実施団体は2つですが、受験資格は基本的に共通です。どちらの試験を受験する場合でも、同じ受験資格で受験できます。

現状まだFP資格を取得していないという方で、将来的にはFP2級・FP1級を目指したいという方は、できるだけ最短で受験資格を取得していくのがおすすめ。現状FP業務に就いていない方は、実務経験で受験資格を満たせませんので、他の方法で受験資格を得られるように考えておきましょう。

最短で受験資格を取得しながら上位資格を目指すという方には、フォーサイトの通信講座がおすすめです。フォーサイトのFP2級試験講座には、FP2級試験の受験資格を満たせる、AFP認定研修がセットになっているバリューセットがあります。

FP2級試験の対策をしながら、同時にFP2級の受験資格も得られますので、時間を大幅に短縮して上位資格取得が目指せます。

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