FP3級、FP2級、FP1級それぞれの受験資格は?

FP3級、FP2級、FP1級それぞれの受験資格は?

FP3級、FP2級、FP1級それぞれの受験資格は?

初めてFPの国家資格にチャレンジするなら、受験資格がないFP3級がおすすめです。

このページでは、FP3級の資格の概要から上位資格であるFP2級やFP1級、さらには関連資格のAFPやCFPについても解説していきます。

目次

FP3級は受験資格がない!

FP3級は受験資格がありません。そのため、なにかしらの資格を取得したいと考えている方にはおすすめです。また、FPには「FP技能士1~3級」、「AFP・CFP」という2種類の資格がありますが、国家資格であるのは「FP技能士」のほうです。

受験資格がないとは言え、全くないわけではありません。一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)とNPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)によると、受験資格はFP業務に従事しているか、または従事しようとしていることとなっています。

「従事しようとしていること」自体が受験資格になるため、「FPの資格が欲しい!」という気持ちさえあれば、経験がなくても受験が可能ということになります。なお、学歴もファイナンシャルプランナー3級の受験資格では問われません。

受験自体がしやすい場合でも、合格率が低ければ取得することによるメリットが薄れてしまう恐れがあります。しかしながら、FP3級の合格率は平均80%(2018年9月:77.09%、2018年5月:79.11%、2018年1月:79.75%、日本FP協会受験者における)となっています。したがって、FP3級の資格はきちんと勉強すれば、合格する可能性が非常に高い資格であると言えます。

AFP・CFPって?

FPという資格を調べていく中で一度は見聞きする、「AFP・CFP」という資格ですが、これは民間資格となります。なお、FP技能士1~3級は国家資格となるため、こちらを取得した方が有利に思えるかもしれません。

しかしながら、AFPやCFPにはFP技能士とは違った魅力があります。たとえば、AFPであれば実践的というところが魅力として挙げられます。FPの仕事をする上では、提案するための能力が必要不可欠となり、AFPの試験ではこの「提案力」の有無を合格・不合格の材料にしています。

したがって、AFPを取得していれば、知識だけではなく実践的な能力を持っていると証明することができるのです。

一方、CFPは欧米を中心に幅広く認知されており、かつ国際資格であるという点が魅力になります。そのため、CFPを持っていれば、日本だけではなく、海外でもFPの能力があるということが証明できます。

FP3級を持つメリットは?

前述したように、FP3級は受験資格が必要ないため、どなたでもチャレンジすることが可能です。

では、FP3級を取得したら、どのようなメリットがあるのでしょうか。1つはもちろん、国家資格を持てることです。そして、もう1つはお金と暮らしについて、幅広い基礎知識を持つことができるということです。

年金や生命保険、タックス(税金)、不動産、相続など、お金にまつわるさまざまな面倒ごとが私たちにはついて回っています。

多くの方はこうした問題に直面したとき、「よくわからないな、いやだな、避けたいな」と感じてしまうのではないでしょうか。しかし、FP3級を持っていれば面倒な出来事に対する知識を得ることができます。

FP3級は仕事に役立つ?

ファイナンシャルプランナーとして将来働くために、FP3級の資格が欲しいと考える方も多いかもしれません。しかし、FP3級の資格だけでは、仕事に役立てることは難しいでしょう。なぜなら、FP3級というのは、あくまで入門的な資格であるからです。

一方、実務的な面で評価されるのは、FP2級以上の資格となります。そのため、FPの勉強をして仕事に生かしたいと考えているのなら、FP3級合格後に2級も目指してみましょう。

FP2級からは受験資格が必要

FP2級になると、受験資格が必要となります。資格は3種類あり、下記のいずれかに該当している必要があります。

  1. AFP認定研修を修了していること
  2. FP3級に合格していること
  3. 2年以上のFP業務の実務経験があること

上記3種類の該当項目のうち、一番ハードルが高いのが「2年以上のFP業務の実務経験があること」になります。FPとしての実務経験が全くないという方は、1または2のどちらかの条件を選ぶことになります。

一番取りやすい受験資格はどれ?

では、1と2を比較した際に、どちらが条件として満たしやすいでしょうか。時間的な部分で考えた場合は、1の方が満たしやすいと言えます。なぜなら、通常であればFP3級を取得し、その後FP2級を受験しないといけないところを、1があればすぐに2級を受験することができるからです。

1の条件を満たしていれば勉強する時間も短縮できるので、FPとして働くことを考えているのなら、AFP認定研修を受けることをおすすめします。

とはいえ、FP2級はFP3級と比べて難易度が上がってしまいます。まずは資格がほしいと考えている方は、3級から取得する条件の2を選ぶと良いでしょう。

AFP認定研修ってなに?

AFP認定研修という耳慣れないネーミングに対して、違和感を持つ方もいるかもしれません。FP2級の資格が欲しいのに、どうしてAFPに認定されるための研修が必要なのかと、疑問に思ってしまうところです。

これには、FPという資格の複雑さが関係しています。先に述べたように、FPにはFP1~3級とAFP・CFPという2種類の資格があります。これらは違う資格になるものの、内容的には連動しています。なお、FP2級とAFPは、同じレベルの資格です。

そこで、日本FP協会ときんざいの方で、FP2級を持っている人は、AFPも取れるようにしてあげようという仕組みが構築されているのです。AFP認定研修を終了すれば、FP2級に合格できるだけの能力と、AFPを得るための能力、両方を身に付けることができます。

そして、FP2級もAFPもそれぞれ違った意味で魅力がある資格です。これら2つの資格を同時に取得できるニーズを満たせるのが、「AFP認定研修」となります。

AFPの受験資格はある?

AFPの受験資格としては以下の2つがあり、両方とも満たす必要があります。

  1. FP2級に合格していること
  2. AFP認定研修を終了していること

上記を満たした上で、日本FP協会に申請を出すと、AFPに登録されて資格取得ができます。AFPは日本FP協会が運営する資格のため、きんざいでは登録手続きをすることができません。しかしながら、FP2級の受験自体は、日本FP協会ときんざいのどちらからでもできます。

そのため、どちらかで受験を行い、登録自体は日本FP協会に出すという流れで手続きを済ませることも可能です。

最高峰はFP1級!受験資格は?

FP1級は、独立開業するために必要であり、高度な知識を問うプロフェッショナルな資格です。将来的に独立開業を目指すのであれば、名刺に「FP1級」と書いてあることが望ましいと言えます。

なお、FP技能士は以下のようにカテゴリ分けができます。

  • FP3級お金と暮らしに関する幅広い専門知識を得て、生活に生かすための資格
  • FP2級金融機関などに勤める会社員が仕事に生かすための資格
  • FP1級独立開業するFPが仕事に生かすための資格

FP1級の受験資格

気になるFP1級の受験資格は、以下のいずれかになります。

  1. FP2級を取得していてかつ1年以上のFP業務の実務経験があること
  2. FP業務で5年以上の実務経験があること

2の条件はすでに金融機関などに勤めていて、キャリアアップを考える方のための受験資格となります。そのため、FP3級からスタートしてランクアップ、あるいはAFP認定研修を受けて2級合格後のランクアップを考えるのであれば、1の条件が適しています。

また、FP2級のときは実務経験がなくても受験できたものの、1級ともなるとどちらにせよ実務経験が必要になります。そのため、まずはどこかの金融機関などに勤めて経験を1年以上積み、その後FP1級に挑戦する流れになるでしょう。

なお、実務経験は金融機関などに勤めていれば、その勤続年数がそのまま適応になります。したがって1年以上は働き続けることで、受験資格を満たすことが可能です。

FP1級の難易度はどれくらい?

FP1級は2~3級の資格とは異なり、難易度が高くなります。先にも述べたように、FP3級の合格率は80%程度です。なお、FP2級になると合格率は40%程度まで下がってしまいます。しかしながら、他の難関国家試験に比べると決して高い数値ではありません。

しかしながら、FP1級になると合格率は8%程度(2019年1月学科試験:8.45%、2018年9月学科試験:8.24%、きんざい受験者における)と、合格率が大幅に低くなります。受験資格を得られたとはいえ、それなりに努力すれば取れるような資格ではないということを理解しておく必要があります。

まとめ

一口にFPの資格とは言っても、いろいろな資格があることが理解できたかと思います。FPは仕組みが複雑なので、初めの頃はどう攻略しようかと迷ってしまうかもしれません。しかし、いったん仕組みが分かってしまえば、効率的かつ利便性の高い資格です。

FPの資格取得を目指す方は、まず受験資格のいらないFP3級にチャレンジしてみましょう。