仕事と両立しながら40代でもFP2級に一発合格

試験の種類2級
性別男性
年代40代
試験年度2級試験2020年(令和2年度)1月
エリア宮城県
勉強時間400時間
職業公務員
勉強法選択肢,過去問
商品テキスト,問題集,eラーニング
受験回数初学者(1回目)
ダブルライセンス簿記
試験科目不動産
学習スタイル独学
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
 一月の試験で、ファイナンシャル・プランニング技能士2級に一発で合格することができました。



まずはきっかけ・・・

 私の職業は高校教師(理科・情報)です。30代半ばから株や投資信託、FXなど金融商品に手を出し始めました。40代に入り家を建てる時、不動産、税金について関わってくることが増えました。そんな中、なんとなく簿記について学びたくなり、日商簿記3級を取得しようと思ったのが、平成も終わりに近づいた三月。独学で勉強し、スマホのアプリを活用し、スキマ時間を使って六月の検定で何とか合格しました。

次に何しようか考えていたところ、その年転勤してきた教頭先生が、

「私、ファイナンシャルプランナーの資格持っているんだよ。家を建てる時に勉強しようと思って取ったんだ。」

資格の名前は知っていたのですが、特に興味は持っていませんでした。よくよく資格の内容を調べてみると、「こりゃ勉強しておいたほうがいいやつだ」ってことで、早速本屋でFP3級のテキストと問題集を購入しました。教頭先生とおしゃべりをしていると、「FP取るなら、2級とAFP目指さないとね~、通信教育で一気にやるといいよ」。ということで、フォーサイトの存在を知ることになりました。これが六月下旬のことです。時間的に九月の試験で2級は難しいことから、取り敢えず九月は3級を受験し、一月に2級を受験することにしました。ということですぐにフォーサイトに申し込み。ドカッと教材が到着しました。



勉強は・・・

 仕事柄、「部活」ってものがあり、平日はくたくたで帰宅し、土日は部活指導、大会引率など、なかなか自分の時間を作るのが難しいんですよね。簿記検定の時と同じように、「スキマ時間の活用」、「朝の時間の活用」を心掛けました。フォーサイトの「道場破り」のスケジュールで見通しをつけ、そしてタブレットで動画視聴(1.5倍速)しながら、FPの全体像を把握しました。七月中旬にはAFPの課題に取り掛かりました。この課題はさっさと取り組んでおいてよかったです。テキストとネットの情報を駆使し、八月に入って課題の受付開始すぐに提出しました。この頃ちょうど九月の試験の約一か月前、2級の勉強もしつつ、3級の試験対策に入りました。基本的には過去問をガツガツこなしていきました。九月の3級の試験は余裕で合格。そして試験後からは本格的に2級に集中。10月には過去問対策に入り、フォーサイトの演習ノートに書き込みしながら進めました。「一つ一つの選択肢のどこが間違っているのか説明できる」位やれればよかったのですが、そうは簡単にはいきませんでした。同じような問題が続くので、そこの部分をやりこんでいるときは後ろの問題にいけばいくほど解けるのですが、数週間後戻ってやってみると、「できない・・・忘れている、覚えていない・・・」、40代なんてそんなものです。それの繰り返しでした。



残り一か月・・・

 十二月も中旬にさしかかり、一通り午前の学科試験と午後の実技試験をやってみることに。そこであらためて分かったのが、「時間配分」。テキストに書いてあるとおり1つの問題に対して十分に時間がかけられないのです。どんどん解いていかないと、見直しの時間が足りなくなるのです。点数も60%に、もう一歩届かないというこの不安。さらに年末年始で帰省もあり、さらに時間が削られていくという状態。テキストをもって妻の実家にいっても開く時間があまりない・・・・マズイ。



残り二週間・・・

 この頃には平日朝は三時半起きで問題演習。土日は部活指導から帰宅後に六時間くらいはやったでしょうか。それでもやっぱり60%程度の出来でした。



試験前日・・・

 部活の大会の引率だったのですが、午前中だけ引率し、午後は副顧問の先生に任せ、自分は勉強。やっと70%弱程度の出来でした。



 こうしてほぼ不安の中、試験を迎えることになりました。3級受験の時に雰囲気は知っていたので緊張することはありませんでした。試験会場にもっていったのは、演習ノートとフォーサイトの合格カードのみ。試験が始まる直前まで確認し、いざ試験。ざっと問題を確認し、解ける問題から解き、迷ったところは後回し。ガツガツやっていきましたが、やっぱり時間が足りず、迷ったところは最初の勘を信頼しマークしました。学科も実技もほぼ時間ギリギリまでかかりました。

 こりゃ合格は厳しいかなというのが率直な感想でした。こうして試験を終え、結果を待ちました。



3月結果発表・・・

 仕事の関係で、Webでの発表を確認したのは夕食後。片手にお守りを握りつつ、ボタンをポチっと。

 「完全合格」

 大学の合格発表以来の達成感でした。翌日には合格証書と通知書、AFPの手続きの書類が届きました。学科は70%、実技は80%の正答率でした。



 フォーサイトの教材は、図表が多く、出題されやすさがABCでゾーン分けされており、さらに必須学習項目と重要度が色分けと星印で示されています。「まずは試験に合格できる」ことに特化しているので「100%」は難しいかもしれませんが、「合格できる」ことについてはかなり近道かなと思います。

 私の職業柄、すぐに仕事に活かすことはありませんが、子どもたちに「お金について知ることの大切さ」を語っていけたらと思っています。
2おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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